屋根塗装は工程・手順が品質に直結する|12ステップを写真付き解説

屋根下塗り

「屋根塗装の工程って、どう進むの?」

自分の家の工事なのだから、どんな手順で行われるのかしっかり把握しておきたい、という方も多いのではないでしょうか。

 

屋根の塗装において、作業工程はとても重要です。

工程の有無や順番によって、塗装の品質が大きく左右されるからです。

例えば、必要な手順を省くいわゆる手抜き工事では、仕上がりも耐久性もイマイチになってしまいます。

決まったルールに沿って正しい工事をすることで初めて、塗装の品質が保たれるのです。

 

残念ながら工程を詳しく説明してくれない業者もいますが、お家の所有者である皆さんが、工事の流れを知っていて損することはありません。

むしろきちんとした知識を身に着けることで、正しい工事が行われているか、確認を取りながら安心して見守ることができます。

 

本記事では、屋根塗装の工程を全て写真付で分かりやすく解説していきます。

事前に業者の話と照らし合せたり、工事中に進捗の報告を貰ったりして、適切な工事をしてもらいましょう。

 

後半では失敗しないために必ず押さえてほしい注意点と、良い工事をする信頼できる業者の見極めポイントもご紹介します。

 

屋根はお家を雨風から守ってくれる最も大事な部分です。

きちんとした塗装工事をしてもらうために、ぜひ最後までお読みくださいね。

 


1章 屋根塗装の工程12ステップ

屋根塗装の工程表

屋根塗装はとても多くの工程から成り立っています。

ここでは事前の準備から工事完了までを12ステップに分け、写真も交えながら解説していきます。

業者の話や工事中の報告と照らし合せ、正しい工事が行われているかチェックしましょう。

 

工期は、晴天が続けば10日前後です(雨が降ると作業できないため、その分工期が伸びます)。

 

また、工事中にお住まいの皆さまが注意しておくべきポイントも合わせてご紹介していきます。

スムーズに工事を進めるために、ぜひ押さえておいてくださいね。

 

1-1 近隣挨拶

工事前の挨拶

工事中は、足場の組み立てや車の出入りなどでご近所様にご不便・ご迷惑をおかけするので、必ず工事が始まる前にご挨拶に伺います。

工事の内容、期間などを説明します。

こうすると、多くの方が「お互い様だから」と言ってくださるので、今後のご近所付き合いのためにも伝えておくと良いでしょう。

挨拶は通常、工事の1週間前~前日までに行います。

 

☆業者がやってくれる場合はきちんと打ち合わせる

最近は業者の方で挨拶の品や手紙を用意してくれるところも多いです。

挨拶に伺う範囲や、必ず挨拶してほしいお家などを打ち合わせておくと安心です。

隣接しているお家以外に、車の出入りが多いお家小さなお子さんがいるお家などを業者に伝えて気遣いをしてもらいましょう。

住宅地で皆さんが特に気になるのは車の出入りです。

通りの邪魔にならないことや、お子様の安全などに気を配ってもらうと一層安心です。

 

1-2 足場架設

足場着工

屋根塗装には、効率性・安全性を上げるために作業用の足場が必要です。

ビケ(くさび式)足場という強固な足場を使い、屋根より少し上の高さまで組んでいきます。

資材は大きなトラックで運んできます。

 

組み立てた後はメッシュシートも設置します。塗料の飛散防止のほか、職人の落下防止など安全面でも大事な作業です。

 

金属をしっかり組み上げる作業ですので、どうしてもカンカンという音が出てしまいます。

ご近隣への挨拶の際にも一言伝えておきましょう。

 

☆車を移動しておく

万が一にもお車を傷つけてしまっては大変ですので、足場作業の日は車を移動しておきましょう。

また、足場自体が駐車場にかかってしまうお家もあります。その場合は工事期間中は別の駐車場を確保する必要があります。

どこまで足場が組まれるか、車は停められるかは聞いておきましょう。

 

☆鉢植えや置き物は壁から離れたところへ動かす

多少であれば業者側もやってくれるので、大事なものだけ自分でやってあとは勝手に動かして良いですよ、と言ってやってもらうこともできます。

その場合は、大事な植木やお花などは「これは傷つけないよう注意してください」と予め業者へ伝えておきましょう。

 

☆プロパンガスは着工前に補充しておく

足場が組まれてしまうとプロパンガスの出し入れができなくなります。

プロパンをご利用の方は、足場組み立ての前に必ず補充をしておきましょう。

 

1-3 高圧洗浄

屋根 高圧洗浄

屋根にこびりついたカビやコケ、藻、汚れ、ほこりを高圧の水流によって洗い落として、塗料の接着をよくします。

天候、気候によっては終わってから乾燥させる日を空ける場合があります。

 

☆工事中の洗濯物外干しは基本的にNG

洗浄の日は水が飛ぶのでもちろんですし、塗装が始まってからの塗料も多少飛散します。

お洗濯ものに付くと落ちなくなってしまいますので、洗浄が始まったら、塗装工程が終わるまでは外干しができないと考えておきましょう。

 

☆お隣さんには、洗浄の日だけは洗濯物を外干しないようお願いしておく

メッシュシートがあっても洗浄の水が完全にシャットアウトされるわけではありません。

特に屋根は高所なので、風に乗って細かいしぶきがメッシュの隙間から飛散することがあります。

お隣さんには洗浄の日程も伝えておいて、万が一にもお洗濯ものを汚してしまわないよう気を配りましょう。

 

☆洗浄用の水は施主様負担で、1,000円前後

高圧洗浄をするときはお家の水道を使用するのが一般的です。通常の一軒家であれば1,000円前後です。

その月だけ水道代が何万円も跳ね上がる…ということはありませんのでご安心ください。

 

※洗浄だけは雨でも実施できる

通常、雨天時は工事をしませんが、洗浄だけは雨天でも問題ないこと、またご近隣もお洗濯をしないので迷惑がかからないという理由で、実施する場合があります。

 

1-4 釘打ち・コーキング処理

くぎ打ち

釘のコーキング止め

多くの屋根には棟板金(むねばんきん)とよばれる鉄板の部材が使われています。

この板金を固定しているが浮いていた場合は、塗装前にしっかり打ち込み+抜け予防のコーキングを打っておきます。

(どのお家でも、築710年ほどで少しずつ抜けてきてしまいます)

 

抜けた釘を放置すると板金が飛ばされたり、雨漏りの原因になったりするため、塗装と直接の関係はないですがとても大切な工程です。

 

>屋根の釘について詳しくはこちら

 

☆スチール(鉄製)釘は交換

鉄釘

一般的な屋根の釘は錆びないステンレス製ですが、稀にスチール釘が使われているお家もあります。

スチール釘は錆びて使えなくなってしまうため、釘自体を交換します。

 

☆瓦などはビスの場合もあり

瓦のビス

瓦の固定は釘ではなくビスのこともあります。こちらも浮いていた場合は、打ち込みなおしてあげます。

 

1-5 下地補修

ひび補修

屋根にひび割れや欠けがあった場合は、塗装の前にひとつひとつコーキングで補修します。

割れが大きいところは屋根の差し替えを行なうこともあります。

 

※ひび補修は、下塗りと中塗りの間で行う場合もあります。

細いひびなら埋めてくれる、補修機能付きの下塗り塗料もあるためです。

先に下塗りをして、埋まり切らなかったひびがあったら改めてコーキング補修をする、という順になります。

 

1-6 養生

養生

養生とは、ビニールやテープ、布などで覆って塗料の飛び散りを防ぐ作業です。

屋根塗装はローラーや刷毛(ハケ)で行うのがほとんどで、少なからず周りに塗料が飛び散ります。

ただ、家には塗料がついてしまうと不都合な場所がたくさんあります。アルミサッシ、窓、地面の床、植木や植物などです。

こうした塗装しない場所を保護するのが養生作業です。

 

屋根の場合は特に、近くにある窓サッシやベランダを注意して養生する必要があります。

 

☆基本的に養生した窓の開閉はできない

養生した窓は、シャッターや雨戸も動かせなくなります。

ベランダへの出入りや、風通し、日光を入れるといったことができなくなりますのでご注意ください。

※開けられるように工夫して養生できる場合もあります

■工夫養生の例

工夫養生

どうしても開けたいところある場合は、職人や現場担当者に相談してみてください。(窓の形状や足場との兼ね合いでできない箇所もあります。)

 

☆エアコンは通常通り使えます!

エアコン養生

エアコンなどの室外機は、通気ができる専用のカバーで養生することが多いです。

工事中もいつも通りに使用できますので夏場、冬場の工事もご安心ください。

 

1-7 下塗り

屋根下塗り

屋根塗装は一般的に3回塗りで、そのうち1回目を「下塗り」と言います。(2回塗り仕様の塗料もあります)

下塗りの主な役割は、

  • ・屋根材と上塗り塗料との間の接着剤
  • ・細かなひび割れの補修

です。

この工程がないと、どんなに良い塗料を使っても剥がれたり色ムラが出たりしてしまいます。

品質・仕上がりに関わるとても重要な工程です。

 

下塗りは屋根の素材(スレート、金属など)によって塗料を変えます。

モニエル瓦、セメント瓦などの特殊な屋根にも、それぞれ専用の下塗材が必要です。

また、ひび割れが多いなど劣化状況によって、補修効果の高い下塗りを使うこともあります。

 

☆下塗りの色は白系が多い

工事前に選んだ色と違う?と驚かれる方もいらっしゃいますが、ご安心ください。

下塗りは白系のことが多いですが、この次の中塗り工程から、きちんとご希望の色がついていきます。

 

1-8 タスペーサー(縁切り)

タスペーサー施工写真

タスペーサーとは、スレート屋根に差し込む雨漏り防止部材です。

実はスレート屋根はタスペーサーがないと塗装後に雨漏れしてしまう可能性があるため、非常に重要な工程です。

単に塗るだけだと、本来なら水が流れ出るはずの屋根の重ね目の隙間が、塗料によって埋まってしまうからです。

タスペーサー

 

■何もせず塗装後、水が詰まってしまった屋根

屋根の染み

重ね目に水が溜まって、変色しています。このままでは水が溜まり続け、雨漏りしてしまいます。

 

タスペーサーは、屋根の隙間を確保するための専用部材です。

これを入れることで、塗装後も水が抜ける隙間が確保できます。

タスペーサーの説明

(タスペーサー製造メーカー「セイム」パンフレットより抜粋)

せっかく塗装したのに雨漏りした!となっては困りますよね。

タスペーサーは雨漏りを防ぐためのとても大切な工程ですので、スレート屋根の方は必ず押さえておきましょう。

 

☆タスペーサーはスレート1枚に対し2個ずつ

メーカーが定めている仕様は、スレート一枚に対しタスペーサー2をそれぞれ両端に差し込む「ダブル工法」です。

手作業のため時間がかかりますが、手抜きをして枚数が足りないなどとなると、結局意味がありません。

心配な方は、きちんとダブル工法なのか事前に業者に確認しておきましょう。

 

☆劣化状況やデザインにより使用しない場合があります

スレートが劣化して反りあがっている場所には、タスペーサーを入れないことがあります。

反った分の隙間が空いていてタスペーサーが落ちてきてしまうのと、そもそもそれだけの隙間があれば塗料で埋まらず水がきちんと流れるからです。

また、スレートのデザインが曲線を描くようなおしゃれなものの場合も、タスペーサーがうまく入らないため、使わないことがあります。

このようなときは、タスペーサーの代わりに「縁切り作業」を行ないます。

■縁切り作業

塗膜カッター

塗装後、カッターのようなもので塗膜を削り、水が通る隙間を作ります。

 

※タスペーサーは下塗りの前に行うこともあります

※瓦など他の屋根の場合はこの工程は実施しません

 

1-9 中塗り

屋根中塗り

中塗りは、いよいよ選んだ色に近づいていく工程です。

端やスリットになっているところは刷毛で先に塗り、最後に広い面をローラーで仕上げていきます。

 

カタログに記載されている希釈率(薄める割合)を守って、塗料の性能がしっかり発揮されるように塗っていきます。

 

☆塗料の使用量をチェック

塗料を計量する様子

職人がはかりを使って塗料を量っているかどうかや、使用量の記録があるかを確認しておきましょう。

なぜなら、塗料が性能を発揮するためには、決められた正しい量を守る必要があるからです。

薄めてしまってはもちろん効果も弱まりますし、厚く塗りすぎても仕上がりが悪くなります。

絵具と違い、塗料は薄めても色が変わらないため、見た目だけではプロでも判別ができません。

塗料カタログ

出典:関西ペイント セラMシリコンⅢ

塗料は「1㎡あたりに約㎏使ってください」という使用量の決まりがあります。カタログの裏面に書いてあることがほとんどです。

使った量を記録するシートや、はかりを使っている写真をもらうと確実です。

 

1-10 上塗り

屋根上塗り

中塗りと同じ塗料をもう一度塗り重ねます。

こうすることで塗膜の厚みがでて耐久性も発揮され、艶も美しく出てきます。

 

各塗料のカタログに記載されている乾燥期間(塗装間隔)をきちんと守って、丁寧に施工します。

 

☆乾燥期間をチェック

塗料カタログ

出典:関西ペイント セラMシリコンⅢ

下塗り~上塗りまでは、すぐに次の工程に進んで良いわけではありません。

1回塗るごとに、適切な乾燥期間を置く必要があります。

こうすることで塗料がしっかり固まって、耐久性のある強い塗膜が出来上がります。

時間は塗料によって異なりますので、気になる方は業者にカタログを貰って仕様書部分を確認しておきましょう。

 

1-11 確認・手直し

屋根塗装

塗り残しや塗りムラがないか、きちんと艶が出ているかなどを最終確認します。

また、周りをしっかり養生してもちょっとした塗料の飛び散りは出てくるものです。

その場合は、シンナー等でふき取り掃除をして綺麗に整えていきます。

 

1-12 足場解体・清掃・挨拶

足場架設

足場解体でも、組み立て時と同じようにトラックを使って資材を運びますので、車の出入り時間などを確認しておきましょう。

解体後は動かしてもらったものを戻し、お庭などの掃き掃除をします。

 

そして最後に、工事中にご不便をおかけした旨を、近隣の方にご挨拶します。

ご協力いただいたお礼、感謝の気持ちを一言伝えるだけでお互いとても気持ちよく工事を終えることができます。

開始前の挨拶と同様、業者でやってくれるところが多いです。

基本的には始めに挨拶したところと同じ範囲で良いので、他にも言ってほしいお家があれば業者に伝えておきましょう。

 


2章 屋根塗装で失敗しないための注意点

屋根塗装は、正しい工程でやって初めて良い品質の工事になります。

逆に、誤った工程や内容で進めてしまうと、期待していたより早くに傷んだり剥がれたりする可能性もあります。

失敗しない良い工事のために特に重要な点を3つに絞りました。

ここだけは必ず、見積もり段階や工事開始前にチェックしておきましょう。

 

2-1 見積り段階でしっかり点検してもらおう

クラック

まずは、見積もり時の事前点検を丁寧にやってもらいましょう。

ここでご自宅にとって最適な塗料や具体的な工程の内容が決まるからです。

直接屋根にのぼるかドローンや高所カメラなどを使って、必ず実際の屋根の状態を見てもらいましょう

点検時間はおよそ30分程度かかります。

 

例えば、

  • 「小さなひび割れが多いので通常よりも補修効果の高い下塗材を使う」
  • 「塗装の前に数枚の屋根差し替えをする」
  • 「鉄部の錆びが多いので手作業で錆を削る工程を特に丁寧に行う」

など、お家一軒一軒に合わせて工程の内容や見積もりが変わってきます。

 

事前の点検なしで屋根塗装をするのは非常に危険です。絶対に止めましょう。

工事が始まってから「想定していた工程じゃ直せない」と言って工事内容が変わって追加費用が発生したり、「本当は別に補修が必要だけど、契約に入っていないから無視してすすめた」となったりする危険があります。

 

適切な工事のためには事前点検・調査は必須です。

しっかり見てもらってから工事に進みましょう。

 

2-2 塗り回数・量はメーカーの仕様に沿ってやってもらおう

屋根塗装の耐用年数

屋根塗装で一番気になるのは、実際の塗り工程だという方も多いと思います。

塗り重ねる回数や塗布量などは、必ず各塗料のメーカーが定めている仕様に従いましょう。

塗料本来の性能は、その仕様通りに使って初めて発揮されるものだからです。

 

例えば、塗り回数が仕様より少なかったら問題なのは当然ですし、逆に多すぎてもあまり良いことはありません

場合によっては、塗り重ねすぎたせいでかえって剥がれやすくなったりすることもあります。

洗濯洗剤をとにかく量を入れればその分綺麗になるわけではないのと一緒で、“適切な量””回数”が肝心なのです。

 

稀に、「普通は3回塗りだけどうちは安心の4回塗りです!!」などと宣伝する業者がありますが、これも100%良いとは限りません。

確かに塗料によっては“下地の劣化が激しい場合は下塗りを2回して、計4回にしてください”などの指示がある塗料があります。

しかし特に問題ない状態で基本は3回塗りで良いのなら、無駄な工程はしない方が良いですし、費用も割高にされる可能性があります。

(最近では、2回塗り仕様の高性能塗料もあります。)

 

とにかく、大切なのは塗料メーカーの定めた仕様をきちんと守ることです。

見積もり時にはカタログをもらっておき、業者の説明と仕様書に書いてあることが合っているか確認しましょう。

 

2-3 釘打ちやタスペーサー(縁切り)は必須!

屋根の釘

1章の工程の中で紹介した、1-4 釘打ち・コーキング処理1-8 タスペーサー(縁切り)は、必ず見積もりに入れてもらって実施しましょう(スレート屋根の場合)。

これらは塗装とは直接関係しない工程ですが、後々の雨漏りや大規模修繕になるのを防いでくれる、とても重要な工程だからです。

 

実際、知識や経験が無いために、この二つの工程をやらない(知らない)業者もまだ存在します。

屋根塗装は「とにかく塗料を塗ればいいんでしょ」と思っている業者です。

 

しかし本来の屋根塗装は、「屋根を長持ちさせて雨漏りを防ぐ・家を守る」のが目的の工事です

単に塗るだけでは、屋根からの雨漏りの危険は無くなりません。

せっかく屋根にのぼって工事するのですから、そこでできる「雨漏りを防ぐ・家を守る」ための工程は全て実施してもらいましょう。

 

見積りを貰った段階で釘打ちとタスペーサーが入っているかは必ずチェックし、「塗装したのに雨漏りした!」という失敗を避けましょう。

 


3章 高品質工事の業者見極め3ポイント

屋根塗装は、業者選びがとても重要です。

業者の質や職人の技術によって品質が左右されるうえに、ほとんど私たちの見えないところで作業が進むからです。

ここでは最後に、信頼できる屋根塗装業者を選ぶポイントをご紹介します。

大切なお家の屋根を任せる業者です、ホームページ、パンフレット、業者の話などから慎重に選びましょう。

 

3-1 工事中の写真を撮ってくれる

施工写真

屋根塗装の最中、各工程の写真を撮って残してくれる業者を選びましょう。

写真に撮れば、下からは見えない工事の様子をチェックできるからです。

また業者側にとっても、きちんとした工事をしているという証明になります。

 

全ての業者が見えないところで手抜きをするわけではありませんが、写真を見てチェックできるに越したことはありません。

毎日リアルタイムで見れなくても、写真は後にも残って確認できますので、工事終了後にまとめて施工中写真がもらえるところを選びましょう。

 

3-2 工事中にダブルチェックが入る

外壁 点検

監督部門や品質管理部門など、”職人以外”もダブルチェックに入ってくれる管理体制が整っている業者を選びましょう。

屋根塗装工事は職人が行う手作業だからです。

どんなに熟練の職人でも人間ですから、ミスがゼロになることは難しいですよね。

「うちはベテランや資格を持った職人がやるのでご安心ください!」だけでは、ただの職人任せです。

他人の目でもチェックすることで、より確実に工事品質は高まります。

 

また、人員を割いて2重でチェックしてくれるということは、それだけ品質にもこだわっている証拠です。

屋根塗装は、工事中の管理体制がしっかりしている会社に選びましょう。

 

3-3 塗料メーカーの保証が出る

保証書

特に屋根塗装の品質にこだわりたい方は、塗料メーカーの保証がつく業者を選びましょう。

 

実はほとんどの塗装工事の保証は、工事をした「施工業者(塗装会社)」が独自に出しているだけの保証で、「塗料メーカーからの保証」は基本的にはつきません

メーカーがどんなに素晴らしい塗料を作ったとしても、業者や職人が正しく工事していなければ意味がないからです。

工事現場できちんと仕様書通りの工事が行われている、というところまでメーカーが把握できなければ、メーカー側も保証の出しようがないのです。

 

メーカー保証がつく塗装業者は、まずメーカーからの信頼を得られるほどの技術と実績があります。

さらに各現場で正しい工事が行われているかをメーカーに報告する仕組みなどが整備されています。

 

「うちは仕様書通りの工事をやっています!」と口で言うだけなら簡単ですが、それを第三者である塗料メーカーが保証してくれるなら安心です。

屋根は心配なところだし品質にはこだわりたい、という方は、ぜひメーカー保証も出るような会社を選びましょう。

 


まとめ

屋根塗装の工程はおよそ12ステップあります。

屋根塗装の工程表

業者の話や工事中の報告と照らし合せ、正しい工事が行われているかチェックしましょう。

工期は、晴天が続けば10日前後です(雨が降ると作業できないため、その分工期が伸びます)

 

屋根塗装で失敗しないためには、

  • ・見積り段階でしっかり点検してもらう
  • ・塗り回数・量はメーカーの仕様に沿ってやってもらう
  • ・釘打ちやタスペーサー(縁切り)は必須

3点を特に注意して工事してもらってください。

 

高品質工事の業者を見極める3つのポイントは、

  • ・工事中の写真を撮ってくれる
  • ・工事中にダブルチェックが入る
  • ・塗料メーカーの保証が出る

です。

 

屋根はお家を雨風から守る最重要部分です。

お家を守る良い塗装工事にするために、正しい工程で工事をしてもらいましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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