おしゃれな屋根といえば洋瓦!種類・特徴と長持ちさせるメンテナンス

洋瓦

デザイン性が高く、使うだけで洋風のおしゃれな家になる洋瓦

見た目を気に入ってこだわって選ばれる方も多いのではないでしょうか。

また、和瓦同様、耐久性が高いことも人気の理由の一つです。

 

しかし、洋瓦でもメンテナンスが一生必要ないわけではありません。

種類によっては10年で塗装が必要になるものもあります。

せっかくおしゃれな洋瓦の屋根でも劣化してぼろぼろになってしまったらもったいないですよね。

長くもつと思っていたのに20年で瓦がダメになってしまった、なんてことがないように種類に合ったメンテナンスを行なうことが大切です

 

今回は洋瓦の種類・特徴劣化症状長持ちさせるメンテナンスについてご紹介します。

この記事を読んでおしゃれな洋瓦の家を長く保っていきましょう。

 

洋瓦

洋瓦とは、海外の住宅で用いられていた屋根材で洋風の瓦全般を指します。

現在では日本でも製造され、様々な種類の洋瓦が販売されています。

色合いも他の屋根材に比べて明るいものが多いので、洋風のおしゃれな家にしたい方やデザイナーズ物件など多く採用される人気の屋根材です。

 


  • 2章 洋瓦の種類

洋瓦には多くの種類があります。

種類によってデザインや耐久性が変わってきます。

今回は形状主原料の観点から種類をご紹介します。

 

2-1 形状別2つの種類

洋瓦には主に2種類の形状があります。

形によって全体で噴き上げたときの印象が変わり、デザインにも違いが出ます。

 

F型

F型洋瓦

CERAM-F2(出典:新東株式会社

平たい形で、凹凸が少ないです。

かっちりとしたイメージになり、明るい色でなくシックな色も人気です。

重厚感を出したい方におすすめの形です。

 

実際に葺くと…↓

F型洋瓦

(出典:新東株式会社)

 

S型

S型洋瓦

CERAM-21(出典:新東株式会社)

丸みを帯びた屋根でかわいらしい印象になります。

オレンジや黄色など明るい色が使用される場合が多いです。

南欧風の家にしたい方におすすめの形です

 

実際に葺くと…↓

S型洋瓦

(出典:新東株式会社)

 

 

■S型の洋瓦を使用している家

▽外壁と同系色の屋根で明るい印象に

洋瓦のお家

 

▽赤味のある屋根で南欧風の家に

洋瓦のお家

 

▽落ち着きのある色でもおしゃれな雰囲気に

洋瓦のお家

 

▽外壁のデザインに合った屋根で洋風の家に

洋瓦のお家

 

↓屋根は★混ぜ葺きでさらにおしゃれ!

混ぜ葺き

★混ぜ葺き

混ぜ葺きとは、一つの屋根に数色の瓦を混ぜて葺く、人気のデザインです。

混ぜ葺き

出典:新東株式会社

 

2-2 主原料別4つの種類

洋瓦には主に4つの種類があります。

主原料によって、耐久性や単価、メンテナンス時期が変わってきます。

間違ったメンテナンスを行なわないように主原料の確認は行ないましょう。

 

粘土瓦

粘土瓦

粘土を練って焼いて作られた瓦です。洋瓦の中でも最も多い瓦になります。

粘土で作られた瓦は、耐久性が高く塗装工事が必要ありません

 

セメント瓦

セメント瓦

主原料がセメントで作られているセメント瓦は、塗料によって色付けされています。

そのため、紫外線で塗料が劣化すると、色褪せや吸水による劣化が進み、再塗装が必要となります

 

↓セメント瓦について詳しく知りたい方はこちら

 

モニエル瓦

モニエル瓦

主原料が「軟化コンクリート」で作られた屋根をモニエル瓦といいます。セメント瓦の中に分類されます。

モニエル瓦は“着色スラリー”と呼ばれる着色剤が塗られており、独特の風合いがあります。

築10年前後でこの“着色スラリー”が紫外線などで劣化すると、色褪せやコケの発生などの劣化症状が見られますので塗装が必要です

しかし、モニエル瓦の塗装には“スラリー”を撤去しなければいけないなどの注意点があります。

 

↓モニエル瓦について詳しく知りたい方はこちら

 

☆セメント瓦とモニエル瓦の見分け方

 

金属瓦

金属瓦

出典:株式会社カナメ

金属製の洋瓦も製造されています。

耐久性も高く塗装は不要で、他の洋瓦よりも軽いので地震にも強いです。

 


  • 3章 洋瓦のメリット・デメリット

洋瓦のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

おしゃれな家になることから人気の洋瓦ですが、安心して快適にお過ごしいただくためにメリットデメリットを把握しておくことが大切です。

メリットは最大限生かし、デメリットはカバーしていきましょう。

※これから紹介するものは洋瓦の中で最も多い粘土瓦についてです。

 

3-1 4つのメリット

まずは洋瓦の4つのメリットについてご説明いたします。

デザインに目がいく洋瓦ですが、機能面でもメリットがある瓦です。

洋瓦をご検討中の方はまずメリットを把握しておきましょう。

 

耐久性が高い

洋瓦は耐久性が高く、寿命は4060年と言われています。

この数字はCASBEE®(キャスビー)という建築物や街区、都市などに係わる環境性能を様々な視点から総合的に評価するためのツールを元に出されたもので、洋瓦を製造しているメーカーもこのツールを元に寿命を割り出しています。

 

デザイン性が高い

まるで外国の家のような仕上がりになることから、デザイン性で選ぶ方も多いです。

他の屋根材よりもカラーバリエーションが多いことも特徴的で、それによってデザインの幅も広がります。

 

通気性が良い

屋根は直接雨を受ける場所ですが、瓦には少し隙間が空いているので湿気がこもらずに通気性が良いまま保つことができます。

湿気が多い日本の気候にとても合っています。

 

断熱性が高い

屋根は家の中で最も太陽光を浴びる場所です。

しかし瓦には断熱の効果があるので、夏でも快適に過ごすことが出来ます。

 

3-2 3つのデメリット

洋瓦のデメリットを大きく3つご説明します。

メリットがあればどうしてもデメリットもあります。

デメリットを把握することで対策ができますので、覚えておきましょう。

 

施工費用が高い

洋瓦はスレート屋根などと比べると施工費用が高いです。

屋根材だけの単価だとおよそ1.52倍ほど差があります。

 

スレートなどと比べると重い

洋瓦はスレートや軽量瓦などに比べると重さが23倍以上なので、地震などの際に負担がかかりやすいと言われています。

ただ新築時には瓦の重さに合った外壁の強度で建てられているはずなので、元から洋瓦の場合はそれほど気にされる必要はありません。

新築時にスレート屋根で、改修(葺き替え)工事で洋瓦にするのはあまりお勧めできません。

どうしてもしたい方は家を建てた工務店に屋根が重くなっても耐震性が問題ないかを確認してみましょう。

 

廃板になる可能性が高い

洋瓦は約1015年ごとにデザインが変わるため廃板商品が多く存在します。

例えば台風などの自然災害で瓦が一枚割れて交換したいとおもっても、その時に同じデザインの洋瓦が製造されておらず1枚だけ似た別の瓦になってしまう恐れがあります。

対策として新築の際に瓦を数枚、予備としてもらっておくことをおすすめします。

 


  • 4章 洋瓦(粘土瓦)の劣化症状

耐久性が高い洋瓦ですが、4060年間一切メンテナンスがいらないわけではありません。

洋瓦の屋根で起こりうる劣化症状を5つご紹介します。

何もせずに放置してしまうと劣化に気付かずに後々大きな工事になってしまいますので、起こりうる劣化を把握しておきましょう。

 

4-1 漆喰の劣化

漆喰の劣化

洋瓦は瓦自体の耐久性4060年ですが、瓦をおさえる漆喰は約20年が寿命と言われています。

漆喰が劣化してしまうと瓦がズレてしまったり、隙間から雨水が侵入してしまう恐れがありますので、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

4-2 瓦の割れ

割れ

瓦は耐久性が高いですが、物理的に衝撃が加わると割れてしまいます

例えば台風で何か固いものがとんできた・屋根の上のアンテナが倒れたなどのケースは稀にみられます。

瓦の割れは放っておくと他の屋根がズレてしまう恐れもあり、雨漏りの原因になる場合もあります。

こちらも放っておかずに早期に修繕する必要があります。

 

4-3 瓦のずれ

瓦ずれ

台風や地震などで瓦がずれてしまうことがあります。

放っておくと、雨漏りしてしまう原因にもなりますので、早期発見・早期修繕が必要です。

 

4-3 雨漏り

防水紙の劣化

洋瓦自体が劣化していなくても、雨漏りしてしまうことはあります。

なぜなら瓦の下には、ルーフィングという防水紙が引いてあり、この防水紙が劣化して穴が開くとそこから雨が入ってしまうからです。

防水紙の寿命は20~30年ほどと言われていますが環境や屋根の状態でも変わっていきます。

例えば20年経っていなくても、瓦がズレたり割れたりしていて防水紙がむき出しになっている場合は劣化のスピードが速まり雨漏りすることもあります。

 

4-5 瓦の劣化

瓦の劣化

洋瓦も寿命が過ぎてしまうと、瓦の耐久性が落ちてしまい、強度が下がります。

最悪の場合は瓦がボロボロになって落ちてくることもあります。

 


  • 5章 【レベル別】洋瓦のメンテナンスと費用相場

洋瓦を長持ちさせるメンテナンス方法と費用相場を、劣化のレベル別に、4段階ご紹介します。

洋瓦は瓦自体の耐久性が高いので、状態次第ではちょっとしたメンテナンスで屋根全体を長持ちさせることが出来ます。

しかし、このちょっとしたメンテナンスを怠ると中の防水紙の寿命が縮まり大規模な工事になってしまいますので、小さい劣化を見逃さずに早めに対処していきましょう。

 

レベル1 漆喰補修・瓦一部交換

漆喰補修=2,200~7,000円/m

漆喰補修

漆喰の劣化が軽度で瓦もズレていない場合は、漆喰の詰め直しを行ないます。

詰め直しのみの作業であれば価格もおさえられます。

ただ、詰め直しの作業は瓦のずれを直すことが出来ないので、瓦がズレている場合は、瓦の積み直しを行ないましょう。

 

瓦一部交換=20,000~50,000円/枚

瓦交換

衝撃が原因で瓦が一部割れている場合は、瓦の一部交換を行ないましょう。

一枚だけでも割れたまま放置すると屋根のずれや雨漏りの原因になります。

※瓦が寿命を過ぎている場合は劣化による割れの可能性が高いので、一部ではなく全体の葺きかえをおすすめします。

 

レベル2 積み直し(取り直し)

瓦の積みなおし

瓦の積みなおし

瓦がズレている場合は積み直しを行ないましょう。

費用の相場は1m当たり8,500~19,000円です。

棟瓦の段数が多いほど費用が上がります。

積み直しは、瓦を取り外し、漆喰の補修などを行なった後に再度瓦を積みなおす作業です。

 

レベル3 葺き直し

瓦の葺きなおし

瓦の葺きなおし

瓦の寿命が来る前に防水紙や内部の木材が劣化してしまった場合は、瓦の葺き直しを行ないましょう。

葺き直しの費用相場は1㎡あたり約8,000~15,000円です。

葺き直しは、既存の瓦を取り外して、内部補修、防水紙の交換を行った後に既存の瓦を葺き直す作業です。

同じ瓦を使うので、葺きかえよりも費用はおさえられます。

ただし、瓦が劣化してしまっている場合にはおすすめできません。

 

レベル4 葺き替え

瓦の寿命も近く、防水紙も劣化してしまってる場合は、葺きかえ工事をしましょう。

葺き替え工事の相場は1㎡あたり約15,000~20,000円です。

葺き替え工事は既存の瓦を撤去し、内部補修、防水紙を交換して新しい瓦を葺く工事です。

既存の瓦の撤去などで屋根の工事の中では一番費用が高くなります。

 

葺き直し工事になるか、葺き替え工事になるかは、防水紙の劣化の時期で変わってきます。

防水紙が早くに劣化してしまったら、防水紙だけ交換して瓦はそのままに葺き直しができます。

防水紙が瓦と同じくらいまで長持ちし、同じタイミングで瓦も劣化したときには葺き替え工事になることが多いです。

 

◆葺き替え工事の詳しい内容や費用はこちら

 


  • 6章 築10年を過ぎたら年に一度の定期点検をしよう

屋根の点検

洋瓦の屋根を長持ちさせるために、築10年を過ぎたら年に一度の定期点検を依頼しましょう

洋瓦はもともと耐久性が高い屋根材ですが、屋根は下からでは見えないので、傷んでいても気付きにくい場所です。

雨漏りしてないから大丈夫だと点検も何もしていないと、瓦の割れやズレなどを見逃して20年も経たずに葺き直し工事が必要になる場合があります。

部分的な修繕で長持ちさせられるように定期的に屋根の状態を確認し、小さい症状を早期発見・早期修繕を行なっていきましょう。

 


まとめ

いかがでしたか。

洋瓦はデザイン性が高く人気の屋根材ですが、耐久性が高いことも洋瓦の長所の一つです。

しかし屋根はお家を自然から守ってくれている場所なので、寿命が来る前にちょっとした劣化症状が発生します。

劣化症状を見逃さないためにも定期的な点検を行い、気になる箇所が見つかったら大きな工事になる前に修繕してください。

無駄なお金をかけずにおしゃれな屋根を長持ちさせていきましょう。

お読みいただきありがとうございました。

 

◆洋瓦には”ジョリパット”という外壁がおしゃれでよく似合い、おすすめです

ジョリパットは外壁におすすめ!特徴・注意点と美しく保つ3つのコツ

 

◆外壁の色にもこだわると一層素敵な外観に仕上がります。様々な事例を参考にしましょう。

掲載写真100枚超!外壁色人気ランキングと失敗しない色選び徹底解説

 

[無料]外壁塗装見積もり 100枚の点検写真付!

「外壁塗装、うちは実際いくらくらい?」

「そろそろとは思うけど、塗装ってどこに頼んだらいいの?」

とお悩みではありませんか?

 

そんな方は一度、塗装専門店による正確な見積もりをご覧になることをお勧めします。

今塗装をご検討中の方はもちろん、将来の費用計画作りにもお役に立ちます。

ユーコーナビでのお見積作成は、

  • 50~100枚もの写真を撮る丁寧な点検診断、写真は全て進呈!
  • 我が家の適正価格が分かる詳細な見積り書
  • 塗料プランは4パターン以上もらえて比較検討できる
  • 専門用語もスタッフが分かりやすく解説
  • 契約する必要は一切なし(他社様との比較などにも是非ご活用ください)

お見積りとその内容説明まで、すべて無料で行っておりますのでご安心ください。