ポストに入っているチラシでよく見るけど…
「外壁塗装の“パック料金”ってどうなの?」
「本当にお得なの?」
「パック料金で契約しても大丈夫?」
と疑問や不安を感じて検索している方もいるのではないでしょうか。
外壁塗装のパック料金プランはチラシだけでなく業者のホームページなどでもよく目にしますよね。
ただ、先にお伝えすると、外壁塗装における「パック料金」はおすすめ出来ません。
なぜなら、パック料金で契約すると以下の5つのトラブルが発生する恐れがあるからです。
・必要な作業が内容に含まれていない ・手抜き工事される ・追加料金が発生する ・安い材料を使われる ・保証が付いていない |
少しでもお得に工事したい!と思ってパック料金に惹かれる方も多いですが、安い工事には業者が得をするそれなりの理由が必ずありますので注意してください。
この記事では、外壁塗装のパック料金の内容やおすすめ出来ない理由について詳しく解説していきます。
また、記事の後半では、適正価格で高品質な工事してくれる業者の特徴もご紹介します。
良心的な価格で丁寧に作業してくれる優良業者を見極めて、満足のいく工事にしていきましょう!
目次
1章 外壁塗装の「パック料金」とは
外壁塗装の「パック料金」とは、外壁塗装における料金プランの一つです。
パック料金プランの内容には、塗装作業だけでなく「足場仮設」や「洗浄」など他作業も入っています。
また、大抵の場合、「最高級シリコンパックプラン60万円」「外壁フッ素塗装プラン30坪70万円」などと、すでに決まった金額が設定されています。
ご自宅を点検せずとも工事内容や費用が明確なので、業者にお任せで頼みやすく感じる方もいらっしゃると思います。
ただし、この「パック料金」での契約には注意が必要です。
次章で詳しく解説していきます。
2章 「パック料金」はNG!おすすめしない5つの理由
外壁塗装をお得にできそうな「パック料金プラン」。
塗装のプロの意見としてはパック料金での契約はおすすめ出来ません。
おすすめできない理由は主に5つです。
・必要な作業が内容に含まれていないことがある ・手抜き工事される可能性が高い ・追加料金が発生することもある ・安い材料を使われることがある ・保証が付いていないことが多い |
選んで後悔する前に、なぜNGなのか見ていきましょう。
理由1 必要な作業が内容に含まれていないことがある
外壁塗装のパック料金プランには、必要な作業や工程が含まれていないことがあります。
業者によってパックの内容は様々だからです。
どんなに費用が安くても、必要な工事が含まれていなければ、お得な工事とは言えません。
また、省かれた作業の内容によっては耐久性や仕上がりにも悪影響を及ぼしてしまう可能性も有ります。
適正価格で工事するのであれば必要な作業がきちんとすべて含まれているかチェックすることが重要です。
★外壁塗装工事に必要な作業と工程
※外壁塗装プランには屋根塗装や防水工事が含まれていないことがほとんどです。もし希望される方は契約前に業者に確認しましょう。
理由2 手抜き工事される可能性が高い
パック料金での塗装は手抜き工事をされやすくなります。
なぜなら、お家に合わせた見積もりではないので、作業をごまかしやすくなるからです。
例えば、外壁の塗料が足りなくなってしまった場合、お客様はパック料金で契約しているのでご自宅の外壁に何缶塗料が必要なのか把握していません。
そのため塗料が足りなくなってきたら追加発注ではなく薄めて塗装する業者もいます。
また別の例でいうと、お家に大きなひび割れがあっても、パックの見積もり内容に含まれないからと補修せずに塗装してしまうケースも。
手抜き作業により外壁塗装は数年で剥がれやひび割れ、色あせが発生してしまうので注意が必要です。
>外壁塗装の手抜き事例はこちら
理由3 追加料金が発生しやすい
パック料金に限らず、工事は内容に含まれない作業を依頼すると追加料金となります。
特にパック料金プランで契約すると、追加工事・追加料金が発生しやすいです。
なぜなら【理由1】でも解説したように、当たり前にやってもらえると思っていた作業がプラン内容に入っていないことが多いからです。
★追加料金を請求された事例①
外壁塗装工事に必須の「養生」がプランに入っていなかった。業者に伝えると、「養生をするなら追加で20万円いただきます」と言われた。
高かったけどこのまま塗装されたら車や庭に塗料が飛んでしまうから、仕方なく追加料金を払ってやってもらった。
★追加料金を請求された事例②
塗装のプランには「高圧洗浄」と記載されていたので安心していたが、洗浄後帰宅すると駐車場のコンクリートや門塀が汚いまま!業者に「ここも洗って!」と言ったら「追加で料金をもらわないと出来ない」と言われた。お金がもったいない気がして、汚いまま我慢することに。
お得に工事したくて契約したのに、結局トータルでかかった費用は高くなってしまった、なんてことになったらもったいないですよね。
追加工事を防ぎたい方は、ご自宅を点検してもらった上で出した見積もりで契約することをおすすめします。
理由4 安い材料を使われる危険がある
安すぎるパック料金の場合、工事に使う材料の質が悪いことがあります。
材料の経費を抑えることで、安い金額でも利益を出すことができるからです。
特に気を付けてほしいところが以下の2点です。
・足場を単管足場にしていないか
・安い塗料を使われていないか
単管足場は鉄パイプを2本抱き合わせて組み立てたような足場です。
作業性が悪いのはもちろん、安全性も低いため法律でも高所作業では使用禁止されています。
そのため、塗装工事ではクサビ式(ビケ)足場を使うことが当たり前となっています。
しかし業者によっては経費をおさえるために単管足場を使っているケースもあります。
そのため、事前に足場の種類を確認して、クサビ式足場を使ってもらうようにしましょう。
また、塗料も注意が必要です。現在、外壁に使われる塗料にはたくさんの種類があります。
例えば、塗装工事でよく使われる「シリコン塗料」。
その中にも15年もつ高耐久な種類もあれば、8年程度しかもたない種類も存在します。
安く塗装出来ても長持ちしないのであれば、あまり意味はありません。
契約前にどこのメーカーの何という名前の塗料を使うのか、その塗料の耐久性が何年くらいなのかも確認しておきましょう。
明確な答えをもらえない場合は注意が必要です。
理由5 保証が付いていないことが多い
パック料金の外壁塗装には保証がついていないことも多いです。
なぜなら、お家に合った見積もりでの工事ではないため、どんな不具合が起こるか分からず、保証することができないからです。
保証がないと、工事後に数年で剥がれてきてしまった場合も無償で修繕してもらうことが出来ません。
ただでさえ手抜き作業や、安価な材料での施工の恐れがあるのに、何も保証してもらえないのも心配ですよね。
塗装後も安心して過ごしていただくためにも、パック料金プランではなく、きちんと保証が付いた塗装がおすすめです。
>外壁塗装 保証についてはこちら
3章 外壁塗装は丁寧な点検・計測が必須!
外壁塗装は、パック料金ではなく、丁寧な点検と計測によって費用を出してもらいましょう。
お家は坪数が同じでも外壁の面積が変わるため、一軒一軒きちんと大きさを測ることが大切です。▼
また、お住まいの環境や使用されている外壁材によっても劣化状態に差が出て、工事の内容が変わります。▼
どちらも築10年ですが、A邸はサイディング外壁で日当たりの良い高台に建っているため紫外線による目地の劣化が激しいです。 B邸はALC外壁で、目地は黒く汚れてはいるものの、ひび割れはない状態です。 この場合、A邸は目地の交換と塗装が必要になり、B邸は目地交換不要で塗装のみとなります。 費用は15~20万円ほど変わってきます。 |
事前の点検・計測をすることで、必要な工事、材料の数量も明確になり、追加工事を避けられます。
また、余計な作業で費用を取られるなどの被害も防ぐことができます。
無駄なコストをかけずに適正な工事をしてもらうためにも、必ず見積もり前に点検・計測をしてもらいましょう。
4章 適正価格で工事してくれる業者の特徴
塗装工事を請け負っている業者が、全て適正価格で工事してくれるとは限りません。
相場に合った費用で高品質工事をしてくれる優良業者を見極めて、後悔のない工事にしていきましょう。
4-1 60~90分かけて点検してくれる
点検に60~90分かけてくれる業者を選びましょう。
なぜなら、お家の劣化状態と施工面積をきちんと点検・計測するためには、そのくらいの時間が必要になるからです。
適正な見積もりを出すためには、劣化状態も施工面積もどちらも把握する必要があります。
点検を依頼する際に「点検にはどのくらいの時間をかけていますか?」と質問してみるとその業者が通常どのくらいの時間で点検をしているか分かります。
点検前に業者を判断したい方はあらかじめ聞いてみて下さい。
4-2 見積もりに作業内容が細かく記載されている
作業内容や各工程が細かく記載されている見積もり書をくれる業者に依頼しましょう。
業者としては、見積もり書に記載したものは必ず行わなければいけなくなるので、細かく記載されているほど信頼性が高いです。
反対に、以下の図のような「一式」が多い大雑把な見積もりは危険です。
▼NG見積もり例
この見積もりでは、
・足場の種類は?クサビ式足場を使ってくれるのか?
・洗浄又は清掃ということは洗ってもらえない部分もある?どこを洗ってくれる?
・養生はどこまでやってくれるの?大切にしている庭や車は養生してもらえる?
・付帯塗装が入っていないけど、外壁塗装に含まれる?やってもらえないってこと?
など、たくさんの疑問が生まれます。
また外壁塗装では、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本ですが、きちんと3回塗りで施工してくれるかも不明です。
見積もり書には、数量、単価、塗料名などが記載されているか確認しましょう。
▼OK見積り例
工程ごとに数量・単価、作業の詳細が細かく記載されています。
どこを塗ってもらえるのか明確に分かり、安心です。
>外壁塗装の見積もりで注意すべきポイントについてはこちら
4-3 自社の塗装職人が在籍している
塗装工事を行なっている会社の中には、自社職人を抱えておらず下請けに委託するところも多いです。(例えば、営業会社やリフォーム会社、ハウスメーカー、工務店など)
ただ、適正価格で塗装するなら、自社職人を抱えている塗装業者に依頼しましょう。
下請けに委託すると、マージンが発生するため、その分工事費用が高くなります。
また、下請けには当たりはずれがあるので、最悪の場合、高い金額を払っても低品質な工事になってしまうこともあります。
適正価格でなおかつ高品質な工事をするためにも、自社で塗装職人を抱えている業者を選びましょう。
▼ホームぺージのスタッフ紹介などでも事前に確認できます!
出典:ユーコーコミュニティーのホームページより
スタッフ紹介で職人の顔や名前、所有資格などが記載されています。
下請けの職人は社員ではないので、スタッフとして掲載できません。
>優良業者選びのポイントがより詳しく知りたい方はこちら
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まとめ
いかがでしたか。
外壁塗装には、塗装作業だけでなく足場・洗浄・付帯塗装などが全て詰まった「パック料金」プランが存在します。
ただ、塗装のプロの視点でいうと「パック料金」はおすすめ出来ません。
その理由は以下の5つです。
・必要な作業が内容に含まれていないことがある
・手抜き工事される可能性が高い
・追加料金が発生することもある
・安い材料を使われることがある
・保証が付いていないことが多い
お家を長持ちさせるために必要な作業が全て入っていること前提で、お得に工事するためには、丁寧な点検と計測が必要になります。
パックプランではなく、ご自宅を見てもらった上であなたの家専用の見積もりを作ってもらいましょう。
また、良心的な価格で工事してくれる業者の特徴は以下の3つです。
①60~90分かけて点検してくれる
②見積もりに作業内容が細かく記載されている
③自社の塗装職人が在籍している
必要最低限の費用で、高品質な工事にしていきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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