家を建てた三井ホームかた“塗装メンテナンス”のお知らせが。
実際に見積もりをもらったら「こんなにするの?!」とビックリ。
「ほかの人はどうしている?」
「三井ホームの塗装工事ってどうなの?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
塗装工事は10年に一度の滅多にない工事ですから、初めてされる方は適正な時期や費用が分からず不安ですよね。
実際に塗装の知識がないと、相場よりも高い金額で契約してしまったり、業者選びで失敗してしまったりすることが多いので注意が必要です。
また、三井ホームの家ならではの塗装方法や注意ポイントも気になるところだと思います。
そこでこの記事では、三井ホームの塗装メンテナンスについてと、事前に知っておいてほしい注意ポイントを解説していきます。
塗装前にポイントを押さえて、ご自宅に合ったメンテナンスを行なっていきましょう。
記事の後半では、外壁塗装工事の業者選びについてもご紹介。
三井ホームで建てたからといって、必ず三井ホームに塗装をお願いしなければいけないわけではありません。
あなたの希望に合った塗装にするために、業者も選び抜いていきましょう!
目次
1章 三井ホームの外壁塗装の【基礎知識】
三井ホームの外壁塗装の基礎知識として、以下の3点を解説していきます。
・メーカーが定めるメンテナンス周期
・メーカーで塗装した場合の費用について
・よく見られる塗装が必要な外壁の劣化症状
特に初めての塗装を控えている方は、分からないことも多いと思いますので前提知識として確認していきましょう!
1-1 三井ホームのメンテナンス周期
三井ホームの外壁塗装は10年ごとに設定されています。
これは三井ホームの60年保証のメンテナンス計画表です。
出典:三井ホーム
60年点検・保証とされていますが、それはあくまでも10年ごとに点検とメンテナンスを三井ホームで行った場合のみです。
計画表通りにメンテナンスを行わないと、無償点検は30年まで、保証は10年までとなります。
三井ホームの計画通りに三井ホームにメンテナンスを依頼するのも良いですが、ほかの業者にメンテナンスを依頼するのもOKです。
ただし、その場合は、工事に保証書を出してくれる、アフター点検を無料で行ってくれるところに依頼すると安心です。
1-2 三井ホームの塗装費用について
三井ホームで外壁塗装を依頼すると、相場よりも1.2~1.5倍高い150~200万円ほどの見積もりになります。
なぜなら、三井ホームに限らずハウスメーカーの場合は実際の工事を下請け(または孫請け)の職人に委託するからです。
その分中間マージンが発生して、費用が上乗せされます。
もし三井ホームにすでに見積もりをもらっていて「高いな」と感じた方はその感覚は間違っていません。
適正価格で工事したい方は相場を知った上で業者を選ぶことをおすすめします。(詳しくは3章)
1-3 塗装が必要な外壁の劣化症状
メーカーが定めるメンテナンス周期は10年ですが、劣化症状が出ていたら10年経っていなくても塗装が必要になります。
日当たりが良い南面や日当たりが悪い北面、窓の周りなどに見られることが多いので、ご自宅にも症状が出ていないかチェックしてみてください。
チョーキング・吸水
外壁を手で触った時に、粉がつく現象をチョーキングと言います。
この症状が出ていたら、外壁が水を弾かず、吸い込んでしまう状態になっています。
吸水は様々な劣化症状の原因となるものなので、雨の日に外壁に水が染みこんでしまっていたら早めに塗装工事を行いましょう。
外壁や目地のひび割れ
外壁や目地(外壁と外壁の間にあるゴムのようなもの)にひび割れが入っていたら塗装の時期です。
外壁のひび割れは、水を吸いこむようになった外壁が、水を含んで膨張、乾いて収縮を繰り返すことで動きが出てしまい発生します。
一方、目地のひび割れは紫外線による劣化が原因です。
輪ゴムと一緒で紫外線に当たり続けると固くなってひびが入ってしまいます。
外壁も目地もひび割れが入ると、ひびから外壁の内部へ水が入ってしまうので早急な対処が必要です。
カビ・コケの繁殖
日当たりが悪い壁面にカビやコケが生えているのも注意です。
カビ・コケの胞子は空気中に漂っており、水がない部分には繁殖しません。
カビ・コケがあるということは、外壁が水を含んでいる状態ということになるので、塗装をして水を弾く状態にしましょう。
2章 三井ホームの外壁塗装3つのポイント
三井ホームで建てたお家を塗装する際、おさえておいてほしいポイントがあります。
①外壁は補修をしてから塗装してもらう ②装飾品のつなぎ目の処理をしてもらう ③艶を押さえたいなら艶消し塗料を選ぶ |
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイントを知って、ご自宅に合った塗装を行なっていきましょう!
2-1 外壁は補修をしてから塗装してもらう
外壁にひび割れや欠けなどが発生していたら補修してから塗装してもらうようにしましょう。
なぜなら補修をせずに塗装をすると、ひびが埋まらず、塗装後も水が外壁の中に入り込んでしまう恐れがあるからです。
三井ホームでは、モルタル外壁やサイディング外壁が多いです。
どちらも年数が経つとひび割れが入りやすくなります。
▼モルタル外壁のひび割れ
窓回りや縦に延びるひび割れがよく見られます。
▼サイディング外壁のひび割れ
釘回りや窓回りにひび割れが入りやすいです。
ひび割れ幅が0.3㎜以下なら下塗り塗装で、
0.5㎜以上なら、コーキング材や補修材でひび割れを埋めてもらいましょう。
大きくかけてしまっている場合は、パテ補修か左官補修をしてから塗装をしてもらいましょう。
>ひび割れ補修についてはこちらの記事もご覧ください。
2-2 装飾品のつなぎ目の処理をしてもらう
三井ホームの住宅は、外壁に妻飾りや帯板、飾り板などの装飾品がついていることが多いです。
こういった装飾がある場合、つなぎ目や釘回りをきちんと処理してもらうようにしましょう。
具体的には、帯板の上や釘回りをコーキングするなどして、水が入り込まないようにすることが大切です。
▼帯板
水が隙間から入り込まないようコーキングをします。
▼飾り板
木材やケイカル板が素材になっていることが多く、一緒に塗装も必要です。
▼金属の飾り(妻飾り)
アルミ製が多いため、これ自体に塗装は必要ありません。取り外した上で外壁を塗装し、再度設置して釘穴の隙間を埋めていきます。
ただし業者によっては、こちらから言わないとそういった対処をしてくれないところもあります。
ご自身でも「ここは水が入らないように処置してもらえますか?」と確認してみましょう。
2-3 つやを押さえたいならつや消し塗料を選ぶ
塗装後に、つやが出るのが嫌だという方は、つやを抑えた塗料を選びましょう。
特につやが気になるのは
・新築時にマットな仕上がりだったモルタル外壁
・塗り替えで色を濃い色にする場合
です。
つやをおさえた塗料で塗装することで、綺麗に悪目立ちもせず、新築時の風合いを取り戻すことができます。
ただし塗料によっては、つやをおさえると耐久性が落ちてしまうものや、そもそもつやをおさえることができないものもあります。
もしつやをおさえて塗装したいのであれば、契約をする前に「つやを押さえたいので、良い塗料ないですか?」と業者に相談しておくと安心です。
>つや消し塗料の詳細とおすすめ塗料についてはこちら
3章 あなたに合った業者の選び方
三井ホームの外壁塗装について重要なポイントが分かったところで、どこに頼むのかについて考えていきましょう。
1章でも解説したように三井ホームで建てたからと言って、必ず三井ホームに頼まなければいけないというわけではありません。
この章では三井ホームと塗装専門店の比較をしますので、あなたやご家族に合った選択をしていきましょう!
- ▼三井ホームと塗装専門店・ほか業者の比較表
3-1 ブランド力重視なら三井ホーム
企業のブランド力・信頼性 | ◎ |
価格 | △(相場よりも高い) |
品質 | ○(下請けの職人によって差が出る) |
塗装の知識・経験 | △(建てるのが専門なのでメンテナンス知識がない担当もいる) |
ブランド力や会社の信頼性を重視したい方は、建てた三井ホームに依頼しましょう。
三井ホームは、ハウスメーカーの中でも人気の大手企業です。
これから先も無くならないであろう安心感や家を建ててもらった信頼感は塗装専門店では感じられないものです。
安定した企業と今後も長いお付き合いをしたいという方は、三井ホームへの依頼をおすすめします。
ただし、三井ホームで塗装を依頼する場合、以下の注意点もあります。
・費用が相場よりも1.2~1.5倍ほど高くなる
・下請けの職人によって品質に差が出てしまう
・担当が塗装のメンテナンス知識がない場合がある
・使用できる塗料が限られている場合がある
納得のいく工事にしたいなら、このような点も知った上で業者を選んでいきましょう!
>ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する場合のメリット・デメリットについてはこちら
3-2 品質・価格重視なら塗装専門店
企業のブランド力・信頼性 | △(10年前後で倒産してしまう業者も多い) |
価格 | ◎ |
品質 | ◎ |
塗装の知識・経験 | ◎ |
品質や価格を重視して塗装したいなら、地元の塗装専門店に依頼しましょう。
塗装専門店では、自社の職人を抱えているため品質に一貫性があり、職人だけでなく担当もメンテナンス経験や知識も豊富です。
また、自社施工なので価格も適正なケースが多いです。
会社によっては、保証やアフターフォローも充実しているので、工事後も定期的な点検をしてもらうことができます。
無駄な費用をかけず高品質な工事をしたい方は塗装専門店に依頼をしましょう。
ただし、こちらも注意点はあります。それは全ての塗装専門店が優良とは限らないという点です。
塗装専門店の中にも良し悪しがありますので、優良業者を選びたい方は下記の条件をクリアする業者を選ぶようにして下さい。
・塗装の施工実績が500件以上ある
・三井ホーム住宅の塗装をしたことがある
・お客様の声をホームページやチラシに載せている
・塗装技能士(国家資格)を持った職人が在籍している
・工事後も無料定期点検などのアフターフォローがある
▲見積もりを依頼する前に、ホームぺージや問い合わせで確認することが可能です。
>点検を依頼した後の業者選びについても知りたい方はこちら
4章 失敗しない外壁塗装にする3つのコツ
外壁塗装をどこの業者に依頼するにしても、業者とお客様の間で十分に打ち合わせが出来ていないと、
「え?そんなの聞いてない!」「思っていたのと違う」
とトラブルや不満足に繋がってしまいます。
そういった失敗を避けるコツを3つ解説していきますので、事前にチェックしていきましょう!
4-1 事前点検を丁寧にしてもらう
見積もりを出す前の事前点検は時間がかかっても丁寧にしてもらいましょう。
業者によっては10~30分で点検を終えてしまうところもありますが、きちんと点検するなら60~90分ほどかかります。
お家の大きさを測るだけでなく、補修が必要な場所はないか、どういった素材が使われているのかなど細かくチェックしてもらうことが大切です。
もし見積もりをお願いした業者が10~30分程度で帰ってしまったら、別の業者にも相見積もりをお願いして比較すると安心です。
4-2 詳細な見積もりと説明をもらう
塗装工事は専門的な知識なので、分からないことも多いと思います。
しかし、点検結果や見積もりの説明は必ずもらうようにしましょう。
よくわからないからと業者任せにしてしまうと、工事後に「やってもらえると思っていたのにやってもらえていない」「こんなはずじゃなかった」とトラブルになる恐れがあるからです。
特に、三井ホームの住宅は細かい装飾品も多いので、業者によってどこまでのメンテナンスをするのか事前の打ち合わせが重要です。
また、万が一悪い業者に依頼してしまうと、「この人は何も聞いてこないし塗装にも興味なさそうだから」と手を抜かれてしまう可能性も。
お家のメンテナンスは安い買い物ではないですから、きちんと納得した説明をもらった上で契約するようにしましょう。
4-3 工事中も担当・職人に作業報告をもらう
実際に塗装工事が始まってからも、担当や職人からその日の作業報告をもらうようにしましょう。
報告をもらうことで、その日どこまで作業したか、明日は何の作業をするのかが分かります。
見積もりの説明の時に、外壁の補修をすると言っていたけど本当にしてくれたのか、など作業後に報告をもらえると安心ですよね。
また、塗装工事中は、窓が開けられなくなったり、作業車がお家の前に停まったりと少し不便に感じることも多いです。
雨の日は塗装作業はお休みになるので、工期や工程が変わることもあります。
そのため、こまめな報告をもらうことで、工事の進捗を確認でき、安心してお過ごしいただくことができます。
ただし業者によっては、作業報告をしないところもあるので、できれば契約前に「作業の報告はしてもらえるんですか?」と確認しておきましょう。
★三井ホーム住宅の塗装ならユーコーコミュニティー! 三井ホームの外壁塗装をお考えの方は、当サイトを運営するユーコーコミュニティーへご依頼ください。 累積16,000件以上の施工実績があり、三井ホームの住宅も数多く施工しています。 また、当社では以下のような取り組みをしており、お客様から安心できると評価いただいています。 ■点検 ユーコーコミュニティーの点検は、外壁だけでなく屋根や雨どい、飾り板などお家全体をチェック。お家の状態は写真に撮ってお渡しするので、ご家族皆さんでご確認いただけます。 ■見積もり提案 点検をもとに出した見積もりは、複数パターンご用意。仕上がりや今後のライフプランに合わせてご自宅に合ったものを選ぶことができます。 つやをおさえたいなどのご希望があれば、要望に合った塗料のご提案も可能です。 初めて塗装される方にも分かりやすいよう、見積もりの内容は細かくさせていただきます。 何か分からないことがあれば、お気軽にご質問・ご相談ください。 ■工事中の施工管理 工事中は職人だけでなく担当や監督による二重チェックも。 現場ごとに進捗を共有し、円滑な工事を行っています。 また、お客様にたいしては、「伝言ノート」を用いて毎日作業の報告をしています。 担当・職人が作業進捗や工事の注意点なども記載するので、ご不在でも安心です。 ■工事後のアフターフォロー 塗装工事終了後は、1年.3年.5年.7年.10年のタイミングでアフター点検のお知らせをしています。ご希望の日程に合わせてお伺いし、無料で定期点検を行います。
東京・神奈川で、三井ホームの外壁塗装をお考えの方は、お気軽にお問合せ下さい! |
まとめ
いかがでしたか。最後にこの記事をまとめます。
【1章 まとめ】
・三井ホームのメンテナンス周期は10年。
・三井ホームの塗装費用は相場よりも1.2~1.5倍ほど高くなる
・塗装が必要な外壁の劣化症状は「チョーキング・吸水・ひび割れ・カビコケの繁殖」
【2章 まとめ】
三井ホームの家を塗装する際のポイントは以下の3つ
①外壁は補修をしてから塗装してもらう
②装飾品のつなぎ目の処理をしてもらう
③艶を押さえたいなら艶消し塗料を選ぶ
【3章 まとめ】
塗装業者の選び方
・企業のブランド力や安心感・信頼感を重視するなら三井ホーム
・品質・価格重視なら塗装専門店
に依頼がおすすめ。
【4章 まとめ】
塗装後に後悔や失敗をしないためのコツは以下の3点
・事前点検を丁寧にしてもらう
・詳細な見積もりと説明をもらう
・工事中も担当・職人に作業報告をもらう
家はご家族との思い出が詰まった大切な財産です。
塗装・メンテナンスで後悔しないよう、ポイントを押さえて工事を進めていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆外壁塗装の適正価格が知りたい方はこちら
外壁塗装の費用・相場はこれ!12,000件から導いた坪別の適正価格一覧
◆品質の高い外壁塗装をされたい方はこちらもご覧ください。
ハイクオリティーな外壁塗装にする!品質チェックポイントと業者選び