DIYでペンキを塗っていたら服に付いてしまった…
ペンキ塗りたての外壁に服を擦ってしまった…
「服にペンキが付いたらどうやって落としたらいいの?」
「家庭にあるもので落とす方法は?」
と慌てて調べているのではないでしょうか。
確かにペンキは普通のインクよりも落ちにくく、一度付いてしまうと落とすのに苦労しますよね。
ただ、放っておくと余計に落としにくくなってしまうので早めの対処が必要です。
そこで今回は各種ペンキの落とし方と、ペンキを落とす際の注意点をご紹介します。
ご自身でもできる方法なのでぜひ試してみてくださいね。
目次
【自分で落とす前に】綺麗にペンキを落とすための注意点
ペンキを綺麗に落とすための注意点をご紹介します。
自分で落とす前に必ず確認しておきましょう。
その1 ペンキが乾かないうちに落とす
ペンキが完全に乾く前に落とすのがポイントです。
表面のみの汚れであれば楽に落とすことが出来ますが、乾いてしまうと綺麗に落とすのが難しくなってしまいます。
乾いた後は落とす方法を実践してもペンキが落ちない場合があります。
その2 デリケートな素材はプロに頼む
毛皮やニットなど、デリケートな素材にペンキが付いてしまった場合は、出来るだけ早くクリーニングに持って行ってください。
デリケートな素材を自分で洗おうとすると、素材を傷つけてしまって逆効果になることがあります。
素材を傷つけたくない方は、クリーニングに持っていきましょう。
1章 服についてしまったペンキの落とし方
服に付いてしまったペンキの落とし方を水性・油性に分けてご紹介します。
DIY施工中や工事中にお洋服に擦ってしまったなどのハプニングの際にお役立てください。
1-1 水性塗料(ペンキ)の落とし方
水性塗料(ペンキ)は乾く前に洗えば油性よりも簡単に落とすことが出来ます。
ただ、ペンキの色によっては、少し目立ってしまう場合もありますので注意しましょう。
準備するもの
・中性洗剤
落とし方
水性塗料を布に付着させました。
ペンキが乾く前に落としていきます。
①汚れた部分を水かお湯で洗う
まず水(又はお湯)で表面の塗料を落としていきます。
∇洗浄後
水で洗っただけでは、塗料は完全に落ちません。全体に淡く広がっていきます。
②中性洗剤を付けて再度洗う
キッチン用の中性洗剤を付けて再度洗っていきます。
▽洗浄後
中性洗剤で洗うとほとんどペンキは落ちます。
水性塗料は乾く前に中性洗剤で洗うことでペンキが落とすことが出来ます。
※時間を置くと同じ方法でも落ちない場合があります
同じ布に同じ塗料を付けて1時間以上放置した後に同じ方法で洗うと…
▽洗浄後
ほとんどは落ちましたがペンキが固まってしまった部分は残ってしまいました。
塗料を出来るだけ完全に落としたい方は、乾く前に洗うことが大切です。
1-2 油性塗料(ペンキ)の落とし方
油性塗料が付いてしまった時も乾いてしまう前に対処することが大切です。
油性塗料の場合は、簡単に落ちにくいので、水性塗料よりも少し手間がかかります。
準備するもの
- ・ペイントうすめ液(ホームセンターなどで購入可)
- →【Amazon】カンペパピオ 徳用ペイントうすめ液
- ・中性洗剤
- ・要らない布
落とし方
油性塗料を布に付着させました。ペンキが乾く前に落としていきます。
①ペイントうすめ液でペンキを浮かす
ペイントうすめ液をペンキが付いた部分にかけ、要らない布でペンキを落としていきます。
▽洗浄後
ペンキの色は薄くなりましたが、これだけではまだペンキが目立っています。
②中性洗剤を付けて洗う
中性洗剤をペンキが付いた部分に付け、洗っていきます。
▽洗浄後
ペイント薄め液によってペンキが浮き出され、落ちていきました。
水性塗料(ペンキ)同様、油性塗料(ペンキ)も乾いてしまうと完全に落とすことが難しくなるので、乾く前に行うことが大切です。
※中性洗剤のみはNG!
最初から中性洗剤のみで洗うとなかなかペンキは落ちません。
ペイント薄め液で、ペンキを表面に浮き出してから、中性洗剤で洗っていきましょう。
~【番外編】コーキングが付いてしまった場合~ コーキングが付いてしまった場合は、塗料の落とし方とは違い、完全に乾くまではこすらず、クリーニングに持っていくことをおすすめします。 乾く前にこすってしまうと、繊維の中までコーキングが入ってしまい落とせなくなります。 ▽自分で落とす方法(※完全には落ちません) |
2章 DIYは汚れてもいい服装でやろう!
DIYでペンキやコーキングを使用する際は、汚れてもいい服装で行いましょう。
どんなに気を付けていてもペンキは液体なので、飛び散って汚れてしまうことがほとんどです。
万が一ペンキが付いてしまった時に、汚れを落とす方法はありますが、それも絶対落とせるわけではありません。
時間が経ってしまったり、素材によっては洋服を傷つけてしまう場合もありますので、DIYを行なうときは汚れてもいい服装で行なうよう心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたか。
ペンキは、種類によって落とし方も変わっていきます。
完全に落としたい方は、ペンキが乾く前に行うことを心がけましょう。
ただし、コーキングに関しては、完全に乾くまで何もしないことが重要です。
こすってしまうと繊維の奥までコーキングが広がってしまうので、注意してください。
DIYでは、ペンキやコーキングで汚れることを想定して、汚れてもいい服装で行なってください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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