サイディングの寿命は40年!長持ちさせるメンテナンスの時期と費用

サイディングの寿命

訪問営業の人から「お宅のサイディングはもう寿命だ」と言われたけどなんか怪しい…

「本当に寿命が来ているの?」

「サイディングの寿命は何年が目安?」

「寿命を延ばす方法はあるの?」

と気になっているのではないでしょうか。

 

サイディング外壁は、新築の約7割に採用される防火性耐震性に優れた建材です。

寿命が来ているなんて急に言われてもあまり信じられないですよね。

 

ただ、優秀で人気のサイディング外壁にも寿命はあります。

そこで今回はサイディング外壁の寿命寿命を縮めないためのメンテナンスについてご紹介します。

メンテナンスのタイミングを逃すと早く寿命が来てしまいますので、種類別の耐用年数劣化症状をみてメンテナンス時期を見逃さないようにしていきましょう!

 

さらに記事の後半では、メンテナンス方法費用相場、寿命が来た時に行うべき工事についてもご紹介します。

 

サイディング外壁の方が気になる情報が詰まった内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

★この記事での「寿命」とは

「定期的なメンテナンスをした上でのサイディング自体の耐用年数」のことを指します。

 


1章 サイディング外壁の寿命は40年!

 

外壁 種類

寿命

モルタル

30年

サイディング

40年

ALC

60年

コンクリート

60~100

タイル

40年

 

外壁材として使用されるサイディングの寿命は一般的に40年前後です。

サイディングボードには主に4種類あります。

一番人気で使用されている窯業系のサイディングボードはとても丈夫で、耐震性や耐火性に優れています。

施工の手間もかからないため、新築の7割で採用されている人気の建材です。

 

ただ、窯業系サイディングはセメントで出来ているので、劣化すると、もろくなってしまいます。

製造されるときにサイディングに塗装された塗料が、紫外線によって劣化すると、雨水を吸い込むようになってしまうので、永久的に持つことはありません。

他のサイディングも同様に、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

メンテナンスをしないで10年、15年、20年と放っておくと、40年経たずに交換が必要になるほど劣化が進んでしまいます。

40年持たせるためにもメンテナンス時期を逃さずお手入れすることが大切です。

 

次の章で、サイディングの種類別のメンテナンス時期についてご紹介します。

 


2章 【種類別】メンテナンス時期の目安

サイディング外壁の種類別のメンテナンス時期をご紹介します。

「サイディング」の中には主に4つの種類があります。

種類によって主成分が違うので、メンテナンス時期も変わってきます。

自宅のサイディング外壁のメンテナンス時期の目安を確認していきましょう。

 

種類

メンテナンス時期

窯業系サイディング

7~10

金属系サイディング

10~15

樹脂系サイディング

10~20

木質系サイディング

8~10

 

2-1 窯業系サイディング

クリヤー塗装

サイディングの中で最も使用されているのが、「窯業系サイディング」です。

丈夫で、耐震性・耐火性が優れていることから、地震が多い日本では人気の建材です。

 

窯業系サイディングはセメントと木質系の繊維を練り合わせて固めており、最後に色や模様を付ける塗装しています。

製造されたときに表面に塗られた塗料が紫外線で劣化して水を吸うようになると、サイディング自体も劣化が進んでしまいます。

そのため、塗料が劣化してくる築7~10年で塗装によるメンテナンスが必要になります。

 

2-2 金属系サイディング

金属サイディング

金属サイディングは、金属の素材で出来たサイディングで、トタン製やガルバリウム鋼板製のものがあります。

金属なので、水を吸い込むことがなく、窯業系サイディングよりもメンテナンスの時期は遅いです。

ただ、傷がついてしまうとサビが発生したり、年数が経つと色褪せが起こるので、築10~15年でメンテナンスが必要になります。

 

2-3 樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは海外で多く取り扱いがあるサイディングです。

塩化ビニル(プラスチック)が主原料で出来ているので、雨や塩害にも強いです。

また、原料自体に顔料を練りこんでいるので、色褪せもほぼありません。

施工時の費用が高額になるのと、職人が少ないことから日本での普及率は低いです。

メンテナンスの時期は10~20年ほどですが種類によっては30年保証が出ているものもあります。

 

2-4 木質系サイディング

木質系サイディング

木材を主材とするサイディングが木質系のサイディングです。

木の温もりや質感を感じられるサイディングなので、おしゃれな店舗などに使用されます。

断熱性に優れていますが、木なので湿度が高い場所ではあまりお勧めできません。

ンテナンス時期は築8~10年ほどです。

クリヤーの塗料で木目を生かしているので、塗料が劣化してきたら、木自体が劣化する前に再塗装が必要になります。

 


3章 サイディング外壁の劣化症状5つ

サイディング外壁のメンテナンスが必要な劣化症状をご紹介します。

メンテナンス時期の年数に達していなくても、劣化症状が出て入れば、メンテナンスが必要になります。

自宅のサイディングが劣化していないか確認し、メンテナンス時期を逃さないようにしましょう。

 

3-1 チョーキング・吸水

チョーキング

サイディングを手で触った時に手に粉が付く現象を「チョーキング」と言います。

手に付く粉は塗料に含まれていた顔料です。

塗料は水を弾く「油(樹脂)」と色を付ける「顔料」を練り合わせて出来ています。紫外線で油(樹脂)が飛んでしまうと、顔料だけが残り、サイディングを触った時に手に粉が付きます。

ガードレールを触った時に手が白くなってしまうのもこの「チョーキング」という現象によるものです。

 

チョーキングが起きていたら、サイディングが水を吸い込んでしまう状態になっています。

サイディング自体の耐久性が落ちる前に塗装することが重要です。

 

▼吸水しているサイディング

壁の給水2

水をかけたときに色が濃くなっていたら色褪せしている証拠です。放っておくとサイディングが劣化してしまいます。

 

3-2 目地のひび割れ

コーキング

サイディングとサイディングの間にある目地(コーキング)は紫外線によって劣化します。

輪ゴムを日の当たるところに置いておくとボロボロになってしまうのと同じで、コーキングも長い間紫外線に当たることで固くなって縮れてきてしまいます

 

コーキングは、揺れなどの衝撃を吸収する緩衝材としての役割もあるので、硬くなって痩せてきてしまうと、その役割も果たせなくなります。

また、コーキングが劣化して隙間が出来ると、その隙間から外壁の内側に水が入ってサイディングや内部も傷んでしまうので、コーキングが固くなってひび割れが入ってきたら交換工事が必要です。

 

▼コーキングが切れている状態

築10年コーキング破断

この状態はすでに水を内部に入れてしまっている状態です。サイディングだけでなく内部の防水紙や木部にまで浸水します。早急な対応が必要です。

 

3-3  外壁のひび割れ

クラック

外壁や目地にひび割れがあったらメンテナンスの時期が来ています。

外壁は、サイディングが水を吸収して膨張、乾いて収縮する動きによってひび割れが発生します。

特にサイディングを固定している釘回りはひびが入りやすいところです。

 

細かいひび割れであれば塗料で埋まってしまいますが、0.5㎜以上の幅になると補修が必要になります。

またレンガやタイルのような柄が付いたサイディングの場合は、ひびが入ると塗装しても補修跡やひび割れの跡が残ってしまうので、早めのメンテナンスが必要です。

 

▼完全に割れてしまったサイディング

サイディングのクラック

サイディングのひび割れを放っておくと、完全に割れてしまいます。割れが大きいとサイディング交換になる場合もあります。

 

3-4 カビ・コケの繁殖

外壁の苔

外壁が水を含むようになると、カビやコケが繁殖します。

表面だけに付着している場合は、塗装工事の際に行う高圧洗浄で落とすことが出来ますが、長い間放っておくと、色素沈着して色が落ちなかったり、根を張ってしまい交換工事が必要になる場合もあります。

カビやコケが根を張るのを防ぐためにも、吸水する状態になった時点で塗装することが重要です。

 

▼コケが根を張ったサイディング

コケの繁殖

この状態にまでなると、洗浄では落とすことが出来ません。サイディングの交換が必要になります。

 

3-5 外壁の浮き・反り

反り、浮き

サイディングが浮いているように見えたら、変形している状態になっています。

吸水する状態のまま放っておくと、どんなに固くて丈夫なサイディングでも変形します。

 

雨が降った時にサイディングが吸水して膨張し、日の当たる表面から乾くと、スルメを焼いたときのように反ってしまいます。

一度反ってしまったサイディングは元に戻すことが出来ないので、少しでも反っていたら早急にメンテナンスする事をおすすめします。

反りの状態によっては、交換が必要になる場合もあります。

 


4章 メンテナンスをしないと寿命が縮む!

雨漏り

サイディングのメンテナンスをせず10年、20年せずに放置していると、サイディングは40年も経たずに寿命を迎えてしまいます

なぜなら、サイディングの劣化症状を放っておくと、雨漏りが発生するからです。

実際に20年塗装をせずに放っておいたせいで、サイディングや内部の防水紙に水がまわり、寿命の半分の年数で張り替え工事をせざるを得なくなってしまったケースもあります。

 

▼張り替えになったサイディング

サイディング 劣化

表面も脆くなって剥がれが起きています。触ると常に湿っているのが分かります。

 

またサイディングだけでなく、内部の防水紙木部の腐食により、数百万の莫大な修繕費が必要になることもあります。

修繕費用を無駄に支払わないためにも定期的なメンテナンスが必要です。

 


5章 メンテナンス方法と費用相場

サイディングのメンテナンス方法と費用相場についてご紹介します。

方法には主に、塗装工事目地(コーキング)の交換があります。

適正時期にメンテナンスを行なうことで、寿命を縮めることなくサイディングを長持ちさせていきましょう!

 

5-1 塗装工事

サイディング 塗装

サイディングの基本的なメンテナンスは塗装工事です。

サイディングに塗装をすることで吸水を防ぎ、耐久性を維持します。

 

塗装工事の費用は塗料の種類によって変動します。

耐用年数

何年くらい持たせたいか、予算など、ご自身のライフプランに合った工事を行ないましょう。

 

◆サイディング塗装についておさえておきたいポイントがすべて詰まっている記事はこちら

 

5-2 コーキング交換工事

コーキング

ほとんどのサイディング外壁には、「目地」があります。

目地(コーキング)は紫外線によって劣化してしまうので、劣化してきたらメンテナンスが必要です。

外壁塗装工事と一緒に行う場合がほとんどですが、高耐久のサイディングを使用している場合は、先にコーキング交換工事のみ行うこともあります。

家の造りによって交換できない場所(窓サッシ周り等)は、交換ではなく増し打ち(既存のコーキングの上から新規のコーキングを打つ)を行ないます。

 

コーキング交換の単価は8001100/で、外壁が160㎡だった場合8~10万円ほどです。

ただ、コーキングのみの工事でも足場は必要になるので、足場代と合わせると2540万円ほど必要になります。

 


6章 寿命が過ぎたらカバーか張り替えが必要!

工事種類

費用相場

カバー工事

(上から新しい外壁をかぶせる)

150~200万円

張り替え工事

(新しい外壁に交換する)

200~250万円

 

サイディング外壁に寿命が来たら、塗装ではなく、カバー工事張り替え工事を行ないましょう。

 

サイディングは寿命が来ると、表面がボロボロになってしまったり、常に水が含まれている状態になって脆くなってしまいます。

その状態を放っておくと、雨漏りや内部の木部の腐朽へつながり、最終的に湿った木を好むシロアリが寄ってきます。

シロアリに木を食べられてしまうと、家自体の耐震性が下がり地震に耐えられない家になってしまいます。

そのため、築40年経ってサイディングの劣化が気になってきたら、カバー工事又は張り替え工事を行ないましょう。

 

▼シロアリに食べられた柱

シロアリ被害

1995年に起きた阪神淡路大震災で倒壊した家の7割がシロアリ被害に遭っていました。

 

カバー工事

すでにあるサイディングを外さずに新しい外壁材を上からかぶせていく工事です。

カバー工事には金属系サイディングが使用されることが多いです。

既存外壁の撤去費用がかからない分、張り替え工事よりも費用がおさえられます。

ただし既存外壁を外さないため、内部の防水紙や木部などの様子が確認できないので、すでに雨漏りしている(又は疑いがある)サイディング外壁には施工することが出来ません。

 

◆カバー工事については詳しくはこちら

 

張り替え工事

雨漏りしている(又は疑いがある)サイディング外壁は、張り替え工事を行ないましょう

既存のサイディングを取り外す作業があるので、内部の防水紙や木部等の状態を確認することが出来ます。

カバー工事と違って撤去費はかかりますが、工事後は外観が新築同様に生まれ変わります。

雨漏りなどの心配事がある方は張り替え工事を行なって、安心して住める家にしましょう。

 

◆張り替え工事について詳しくはこちら

 


まとめ

いかがでしたか。

最後にこの記事をまとめます。

 

1章まとめ

サイディングの寿命は約40。ただメンテナンスを怠ると20年程度で寿命が来てしまう場合もある。

 

2章まとめ

サイディングの種類別のメンテナンス時期は以下の通り

種類

メンテナンス時期

窯業系サイディング

7~10

金属系サイディング

10~15

樹脂系サイディング

10~20

木質系サイディング

8~10

 

3章まとめ

メンテナンス時期が来る前にも、以下の劣化症状が確認できたらメンテナンスを行なうべき。

  • ①チョーキング・吸水
  • ②目地のひび割れ
  • ③外壁のひび割れ
  • ④カビ・コケの繁殖
  • ⑤外壁の浮き・反り

 

4章まとめ

サイディングの劣化をそのまま放っておくと、外壁が雨漏りして、修繕に莫大は費用がかかる。

 

5章まとめ

サイディング外壁のメンテナンス方法は以下の2

・外壁塗装(70165万円)

・コーキング交換(2532万円)

  • ※家の大きさ、使用する塗料によって費用は変動します。

 

6章まとめ

サイディングの寿命が来たら、カバー工事か張り替え工事が必要。

カバー工事は撤去費が節約できるが、雨漏りしている場合はできない。

張り替え工事は撤去費がかかるが、新築のような仕上がりになる。

 

サイディングはきちんとメンテナンスすれば、40年と長期間持つ機能性の高い外壁材です。

メンテナンス時期を逃さず長持ちさせるためにも、劣化症状を見つけたらすぐに業者に連絡しましょう。

最後までご覧くださりありがとうございました。

 

◆サイディングの塗装メンテナンスについて詳しくは、以下のページもご覧ください。

⇒初めてでも安心!サイディング塗装の費用の目安と業者選びのコツ

⇒【一覧表付】耐用年数の目安と外壁塗装を長く持たせる3つの方法

 

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