塗り替えるなら、ナチュラルな感じにしたいな…
といったなんとなくのイメージはあるけれど、具体的にどんな色やデザインにしたらいいのかまでは分からない、という方も多いかと思います。
この記事では、ナチュラルで優しい雰囲気のお家にしたい方のために、色選び・配色のポイント、お洒落に仕上げるコツを紹介します!
実際の施工事例を使いながらお伝えするので、外壁の色選びは初めて、という方でも簡単にナチュラルで素敵なお家に変身させられますよ!
是非、記事を見ながら実践してみて下さいね。
目次
ナチュラルなお家とは
ナチュラルとは、「自然であること」「天然であること」を意味する言葉です。
■ナチュラルの意味 [名・形動] 1 自然であること。天然であること。飾り気や誇張のないこと。また、そのさま。「 2 音楽で、変化記号を取り消し、もとの音に戻すための♮の記号。 出典:コトバンク |
「ナチュラルなお家」とは、自然界にある色合いや、天然素材で出来ているものを取り入れたデザインのお家を指します。
■ナチュラルなお家で使われることが多い色合い
出典:baigie
自然界にある木や土をイメージさせる色、あまり鮮やかすぎない、彩度を下げた落ち着いた色です。
■木材を使った家
外壁の一部に木材を使い、風合いを生かした仕上がりにしています。
■レンガを使った家
1Fの外壁の一部をレンガ調のデザインにし、屋根は洋瓦を使用しています。
このように、
木や土のような色合い(アイボリー、ブラウン、ベージュ系)や、
鮮やかさを落とした色、
レンガや木材、瓦を生かしたデザイン、
を取り入れるとナチュラルなイメージに仕上がります。
1章で、ナチュラルなデザインの施工事例を紹介します。
お家の色選びのイメージの参考にしてみて下さいね。
1章 ナチュラルな外壁 施工事例27選
ここでは、当サイトの運営会社(ユーコーコミュニティー)の施工事例の中から、ナチュラルなデザインのお家の写真を紹介します。
まずはどんなデザインにするのか、イメージを膨らませてみましょう。
実際に施工で使用した塗料や色番号も記載しているので、いいなと思う配色があればそのまま真似することも可能です!
1-1 優しい色合いが魅力 ナチュラルモダンな事例10選
木や土のようなベージュ系・ブラウン系を基調とした、ナチュラルモダンなデザインは、一番人気のある配色です。
街並みに相性の良い落ち着きのある色合いと、無駄のないすっきりとした配色は、長く飽きが来ないためです。
どんなお家にも取り入れやすいため、まずはこの事例からみてみましょう。
①ブラウンのアクセントがお洒落なデザイン
N・S様(鎌倉市浄明寺) |
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窓枠と帯のアクセントで、淡い外壁が映えるデザインに仕上げています。 |
②白とライトベージュの組み合わせで、優しい印象に
N・M様(茅ヶ崎市萩園) |
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アクセントを白にすることで、外壁をさらに明るく仕上げています。 |
③グレー系の配色で上品な印象に
S・M様(小田原市矢作) |
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目立ちすぎないアクセントは、お家を優しい印象にしたい方にもおすすめです。 |
④ベランダと屋根の配色がアクセント
N・K様(足柄上郡開成町) |
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オレンジ系のベージュがアクセント。暖かい印象が魅力です。 |
⑤ナチュラルな色合いが引き立つ屋根と帯の黒
T・S様(座間市相武台) |
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色数を抑えた組み合わせは、長く愛される人気の配色です。 |
⑥さりげない白ラインのアクセントがお洒落
S・T様(横浜市泉区) |
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薄いクリーム色で、お家全体を明るい雰囲気に仕上げています。 |
⑦優しい色合いの塗り分け
O・A様(横浜市青葉区) |
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細いラインを入れることで、優しい色が引き立つ仕上がりにしています。 |
⑧ダークブラウンとベージュのコントラストが美しいデザイン
S・D様(横浜市泉区) |
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ダークブラウンを使うことで、落ち着きと温かみのある印象に仕上げました。 |
⑨お庭の植栽が映える、イエローベージュ
A・A様(鎌倉市岡本) |
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土壁を彷彿とさせる色は、和風・洋風どちらのお家にもとても合います。 |
⑩直線的なラインでシャープな印象に
O・T様(高座郡寒川町) |
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ダークブラウンのアクセントで、白い外壁が映える仕上がりに。 |
1-2 レンガの風合いを生かした高級感ある事例10選
レンガ調の風合いの外壁を使ったお家は、ナチュラルなデザインにぴったりです。
なぜなら、土の風合いが引き立つ仕上がりにできるので、天然素材の物やそれに近い色を基調としたナチュラルなイメージにぴったりだからです。
レンガ調のタイルや外壁を使っているお家なら、あえて外壁はレンガが引き立つ淡い色がおすすめです。
①アイボリー系の外壁で、レンガの映える上品なデザインに
N・Y様(町田市成瀬台) |
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上品な風合いのデザインは、洋瓦のお家にもぴったりです。 |
②門塀と同系色で揃えた、統一感のあるデザイン
O・K様(町田市能ヶ谷) |
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ベージュとアイボリーのツートンで、お家を明るい雰囲気に仕上げました。 |
③1色のみのシンプルなデザインで、レンガを主役に
O・Y様(茅ヶ崎市緑が浜) |
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ガレージのレンガの風合いが引き立つ色合いが素敵です。 |
④レンガの風合いが引き立つ、上品なデザイン
S・T様(横浜市緑区) |
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モルタル部分はあえて一色で仕上げ、レンガが引き立つデザインにしました。 |
⑤洋瓦とレンガが映える、真っ白な外壁
J・H様(秦野市南が丘) |
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白一色の外壁は、レンガや瓦の色を綺麗に見せてくれます。 |
⑥ブラウンとイエロー系のアクセントで、温かみのある印象に
S・H様(町田市能ヶ谷) |
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レンガの色と合わせたブラウンの帯がアクセントです。 |
⑦レンガとモルタルのツートンがお洒落
A・K様(相模原市南区) |
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重厚感のあるレンガの外壁が素敵です。 |
⑧ダークブラウンのドアがアクセント
O・M様(小田原市中村原) |
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白いアクセントカラーで、軽やかで上品なデザインに仕上げました。 |
⑨レンガ調の外壁の風合いを生かした仕上がり
K・K様(秦野市尾尻) |
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ナチュラルに仕上げつつ、黒いサッシの色で引き締まったデザインに仕上げました。 |
⑩白やベージュの組み合わせで、飽きの来ないデザインに
H・E様(大和市上和田) |
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同系色同士の組み合わせですが、違う模様の外壁で変化をつけています。 |
1-3 木目の風合いが美しい事例7選
実際の木材や木目調のサイディングなどがある場合は、それを活かすようにすればナチュラルな雰囲気になります。
木の質感が映えるように白・グレーを使ったり、ほんのり黄色がかった暖かいベージュを使うと、優しい印象にできますよ。
①温かみのあるブラウンが映える白い外壁
I・T様(中郡大磯町) |
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格子と玄関周りの統一感のある色使いが素敵です。 |
②お家の個性が活きる、シンプルな配色
S・K様(平塚市岡崎) |
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木の落ち着いた色と白のコントラストが綺麗なデザインです。 |
③淡いクリーム色で木目が映えるデザインに
T・K様(茅ヶ崎市東海岸南) |
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淡いクリーム色は、ウッドデッキの木目がよく映えます。 |
④金属×木の組み合わせで洗練された印象に
O・S様(中郡二宮町) |
金属と木目の組み合わせで、シャープで大人っぽい印象に仕上がりました。 |
⑤違った素材との組み合わせで、さらにお洒落に
S・A様(横浜市神奈川区) |
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木目をアクセントにしたデザインで、シンプルナチュラルな印象に仕上げました。 |
⑥黒を基調としたデザインで、個性的なナチュラルテイストに
Y・N様(町田市旭町) |
都会的な色使いが目を引くデザイン。木目の壁がお洒落です。 |
⑦ベージュと馴染む、温かみのある風合いが魅力
A.J様(神奈川県大和市) |
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ベージュ・ブラウン系の優しい色合いが魅力的です。 |
2章 ナチュラルに仕上がる!配色のポイント3つ
あなたのお家もナチュラルに仕上げられるポイントを3つ紹介します。
難しい知識がなくても、このポイントを押さえるだけで出来るので、是非真似してみて下さいね。
2-1 木や土に似ている色を使う
木や土に似ている色(ベージュ、アイボリー、ブラウン系)を使った配色にしましょう。
なぜなら、ナチュラルに見えるデザインや配色は、天然素材や自然界にあるものの色をモチーフに作られているからです。
■木や土等、自然界にある色の例
木や土、葉の色をイメージしやすいベージュやブラウン、グリーン系を基調にした配色なら、どんなお家もナチュラルな印象に仕上がります!
自然界にある色を中心に使うことで、天然素材を使ったお家でなくても、ナチュラルなイメージを演出することが可能です。
色選びの際は木や土に似ている色から選びましょう。
◆ナチュラルな印象になる、アイボリー・ベージュ系の外壁の施工事例はこちらからご覧いただけます。
2-2 黒、グレー、鮮やかな色はアクセントのみにする
鮮やかな色、黒、グレーは、あくまで配色のアクセントとして使いましょう。
なぜなら、鮮やかな色や黒やグレーをメインに使用すると、金属やガラス、人工物など自然界にない物のイメージが強くなり、ナチュラルな印象から遠ざかってしまうためです。
■自然界にあまり無い色
青やグレー系は自然界に全く無い色というわけではありませんが、普段家電や人工物に使われることが多く、無機質な印象に仕上がります。
これらだけでの配色ではナチュラルにはなりません。
どうしても使いたい場合は、壁やパーツの一部のみにしておきましょう。
2-3 木やレンガが引き立つ色を使う
外壁の一部に木やレンガを使ったお家なら、それらが引き立つ色がおすすめです。
天然素材を使っている所を主役にすることで、よりナチュラルなイメージに近づけられるからです。
色は、レンガや木材が暗い色なら外壁は明るい色にするなど、色の差がはっきりわかるものがおすすめです。
レンガや木が主役のデザインで、理想のナチュラルなお家に近づけていきましょう。
レンガ調or木目調のデザインの壁なら、クリヤー塗料がおすすめ!
本物の木材やレンガではないけれど、それに近いサイディング外壁のお家なら、クリヤー塗料がおすすめです。
透明な塗料なので、色のついた一般的な外壁塗料と違い、その模様や風合いをそのまま生かした仕上がりに出来ます。
■色つきの塗料とクリヤー塗料で塗り分けたお家
1Fの下部はレンガ調のサイディング、それ以外はモルタルのお家です。
■レンガ調の外壁部分
レンガ調の外壁部分のみクリヤー塗料、それ以外の外壁は白色の塗料で塗装しています。
このように、レンガ調の部分だけクリヤー塗料、それ以外の部分は色付きの塗料という風に塗り分けをすると、ナチュラルなテイストにしつつ、デザインに変化がつけられます。
レンガ調or木目調の外壁が1箇所でもあるなら是非実践してみて下さいね。
◆クリヤー塗料について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
3章 ナチュラルなお家をさらにお洒落にするコツ
ここでは、ナチュラルなお家をよりオシャレにするポイントを紹介します。
3-1 屋根色との組み合わせで、さらにナチュラルな雰囲気に
屋根も一緒に塗り替える予定があるなら、ダークブラウンやモスグリーンがおすすめです。
外壁と同じように森や土に似たテイストの色を選ぶことで、まとまりのあるデザインになります!
■ダークブラウンの屋根の家
◆ブラウン系の屋根の施工事例はこちら
■モスグリーンの屋根の家
◆グリーン系の屋根の施工事例はこちら
屋根の色選びも一緒に行い、ナチュラルなデザインが引き立つ仕上がりにしていきましょう。
3-2 黄色or緑色系のアクセントで個性的な仕上がりに
黄色や緑色系を外壁の一部に使うことで、他のナチュラルテイストのお家とは一味違う仕上がりに出来ます!
どちらも葉や花の色として、自然界にある色なのでナチュラルな雰囲気を壊さずにデザインに変化をつけられるからです。
以下の2つは、実際に黄色や緑色をアクセントに使った事例です。
■緑色をアクセントに使ったお家
青系に近い色味にすると、爽やかな印象に仕上がります。
◆グリーン系の外壁事例はこちら
■黄色をアクセントに使ったお家
お家を明るい印象にしたい方におすすめの色です。
◆イエロー系の外壁事例はこちら
落ち着きのある印象や、爽やかな印象にしたい方なら緑色、明るい雰囲気にしたい方なら黄色系のアクセントカラーがおすすめです。
演出したい雰囲気に合わせて、ナチュラルなデザインに変化をつけましょう。
まとめ
ナチュラルなお家とは、天然素材で出来ている物を取り入れたデザインや、自然界にある色を取り入れた配色のお家です。
お家をナチュラルな配色に仕上げるポイントは、以下の3つです。
- ①木や土に似ている色を使う
- ②鮮やかな色、黒、グレーはアクセントカラーに留める
- ③木やレンガが引き立つ色を使う
さらにお洒落にするなら、屋根をダークブラウンorモスグリーン系にしたり、外壁のアクセントを緑色or黄色系にするのがおすすめです。
配色のコツを知り、理想の優しい雰囲気のデザインにしていきましょう!
お読みいただきありがとうございました。
◆暖かみのあるベーシックな組み合わせはベージュ+ブラウンです。ぜひこちらの事例も参考にしてみてください。
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