
そろそろ外壁塗装をお考えのあなた。
「外壁塗装を助成金(補助金)でお得にできるって聞いたけど、本当?」
「神奈川県も外壁塗装の助成金(補助金)制度はあるの?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
結論から言うと、神奈川県でも外壁塗装工事に助成金(補助金)を出す市区町村はあります。
(※神奈川県自体からは外壁塗装助成金は出していません)
条件を満たしていれば申請して助成金(補助金)を受け取ることが出来ます。
しかし、残念ながら決して多くはありません。
そこでこの記事では、2020年度(令和2年度)の外壁塗装工事に助成金(補助金)を出してくれる神奈川県の市区町村をご紹介。
申請までの流れも解説しますのでぜひ参考にしてみて下さい。
助成金(補助金)制度がない市区町村の方へ向けても、助成金(補助金)以外に工事費用負担を減らす方法を解説していきますので、そちらもお役立てくださいね。
目次
1章 【神奈川県】外壁塗装で助成金(補助金)が受け取れる地域
神奈川県で、外壁塗装工事に助成金が(又は補助金)が出る自治体についてご紹介します。
該当の自治体にお住まいの方は、どんな助成金制度なのかチェックしておきましょう!
1-1 座間市
座間市では、「住宅リフォーム補助制度」という制度があります。
外壁塗装だけでなく、屋根塗装、防水工事などにも一律5万円の補助が出ます。
対象となる条件は以下の通りです。
●対象条件 1.市税を滞納していない 2.市内に本店・本社がある業者が行う工事 3.市が実施する他の助成制度や南関東防衛局が行う防音工事と同じ箇所でない 4.着工予定の工事(着工済みは対象外) 5.年度内に工事書類を提出完了するもの 6.工事費が10万円以上(税抜き) 7.対象工事に該当する工事(下記表参照)
●対象工事 出典:座間市ホームページ |
令和2年度分の募集は終了しており、令和3年度の募集期間は未定です。
1-2 湯河原町
湯河原町でも「住宅リフォーム等助成事業」という制度があり、外壁塗装・屋根塗装が対象工事になっています。
助成金額は工事費20万円以上の工事に対して工事の10%です。(上限10万円)
申請の条件や対象工事は以下の通りです。
●対象条件 ・申請者及び同一世帯員が町税などを滞納していないこと ・町内の業者を利用すること ・暴力団員ではない者
●対象工事 出典:湯河原町ホームページ |
1-3 三浦市
三浦市では「住宅リフォーム助成事業」という制度があります。
20万円以上の工事に対して一律7万円の助成金が支払われる助成事業です。
下記申請の条件と対象工事です。
●対象条件 <助成対象者> ・市内在住で、住民登録をしている方。 ・市税を滞納していない方。 <助成対象住宅> ・市内に所有し、自ら居住している住宅。 ・戸建て住宅、併用住宅、マンション(ただし個人専有部分に限る。賃貸は除く)
●対象工事 出典:三浦市ホームページ |
1-4 葉山町
葉山町では「住宅リフォーム資金補助金」という制度があります。
外壁塗装工事も対象となっており、一律5万円の補助金が支給されます。
下記申請条件と対象工事です。
●対象条件 ・工事に着手していないこと (申請内容の確認後に着手してください。申請前に着手している場合は申請できません。) ・町内業者が行う工事であること ・工事費が20万円以上であること(消費税抜き) ・町税、国民健康保険料等を滞納してないこと ・3月31日までに工事の完了報告を提出できること ・同一部分の工事に、町の他の補助金等の交付を受けていないこと ・1軒の住宅につき、1回のみの交付であること
●対象工事 出典:葉山町ホームページ |
1-5 清川村
清川村では「住宅リフォーム助成制度」という制度があります。
工事費用が5万円以上の工事に対して助成金が支払われます。
最大で20万円の助成金を受け取ることができます。
下記申請条件と対象工事です。
●対象条件 ・村内に1年以上居住(住民登録を有する方)している方 ・既に納期が経過した分の村税等を完納している方 ・自ら所有し、居住する住宅について、村内の施工業者を利用してリフォーム工事等を行う方 ・村が実施する他の助成制度を受けていない方 ※助成を過去に受けた方も、受けた年から2箇年度経過していれば、再度ご利用できます。
●対象工事 出典:清川村ホームページ |
【上記以外の地域の方へ】助成金以外でお得にする方法
外壁塗装の助成金が出ない自治体にお住まいの方へ向けて、助成金以外でお得にする方法をご紹介します。
今回ご紹介する方法は2つです。
助成金(補助金)制度がなく、ガッカリした方もぜひ以下の方法をお試しくださいね。
①火災保険を活用する
一つ目の方法は、台風や雪害などで破損している箇所があれば火災保険を使って修繕する方法です。
火災保険は、火災による被害だけでなく、台風・強風・雪害・雹害などの自然災害による被害に対しても活用することが出来ます。
外壁でなくても、雨どいや屋根などが風災被害に遭っていれば、保険で修繕費用が負担されて、
結果的に外壁塗装工事の費用負担にも繋がるケースがあります。
(例)冬に雪で雨どいが破損、雨どいの全交換工事を火災保険申請 ⇒雨どい全交換には足場架設も含まれる為、保険が適応されれば、雨樋交換と同じタイミングで外壁塗装をすることで足場費用の削減に! |
※雨どいの他にも、屋根・破風板・カーポート屋根などの修繕で申請することが出来ます。
火災保険は外壁塗装工事に直接活用することは難しいですが、お家の周りの修繕工事として活用できればお得に工事することが出来ます。
風災被害に遭ったまま放っておいている部分がある方は、塗装業者に相談し保険対応をしてもらいましょう。
>火災保険対応についてはこちらの記事をご覧ください。
②塗装工事自体の費用を抑える
外壁塗装の費用をお得にしたいのであれば、そもそもの工事費用を抑えるのもおすすめです。
費用負担を抑えるポイントは以下3つです。
▪キャンペーンを利用する ▪閑散期に塗装する ▪塗装専門店に依頼する |
上記の方法は、工事の品質を下げずにお得に工事できる方法です。
工事費用を下げるために、外壁の塗料のグレードを下げたり、必要な項目を削るなどはお勧めしません。
適正価格で高品質な工事にしていきましょう。
>外壁塗装を安く抑える方法はこちらをご覧ください。
2章 申請~受け取りまでの5ステップ
助成金(補助金)の申請~受け取りまでの5つのステップをご説明します。
申請方法や必要な書類は各自治体によって様々です。
お住まいの自治体に沿った流れをチェックしていきましょう。
ステップ1 助成の対象となるかチェックする
まずはお住まいの自治体のホームページを検索して助成金制度のページを確認しましょう。
助成金のページには、募集要項や条件、対象工事について掲載されています。
そこで、自分が、助成金制度の対象となるのかをチェックしましょう。
~チェックポイント~ ☑対象応募者の条件をクリアしているか? ☑対象住宅の条件をクリアしているか? ☑対象となる業者の条件は? ☑予定している工事(外壁塗装など)が対象工事になっているか? |
ステップ2 申請に必要な書類を揃える
申請対象となる条件をクリアしていたら、申請に必要な書類を揃えていきます。
こちらも自治体ごとに必要な書類の数は異なります。
まずどのような流れで申請が必要なのかチェックしましょう。
(例)座間市の場合 出典:座間市ホームページ 座間市では3度に分けて書類の提出が必要になります。必要な申請書をチェックしましょう。 |
申請書類は各自治体のホームぺージで書類のダウンロードができますので、それぞれ印刷しましょう。
また、書類申請時に見積もり金額が必要になる場合が多いので、塗装業者へ見積もり依頼も早めに済ませておくとスムーズです。
ステップ3 申請書を提出する
初めに提出する申請書の準備ができ次第、窓口に提出します。
申請の数が多いと抽選になるケースもありますので、結果を待ちましょう。
自治体にもよりますが1~3週間ほどで結果が届きます。
ステップ4 工事契約・完了
助成金の審査に通ったら、業者と契約を結びます。
年度内に終了する工事が対象となるので、工事スケジュールは確認しておきましょう。
また、自治体によっては、工事中の写真や工事完了後の写真も提出しなければいけない場合もあります。
工事完了後に提出すべき書類の内容もチェックし、写真が必要であれば業者にお願いして撮ってもらいましょう。
ステップ5 工事終了報告をする
工事が終わったら、業者に工事金額を支払い、その際に領収書を受け取りましょう。
工事完了報告書などの書類を揃え、再度自治体の窓口へ提出します。
受理されたら、助成金が受け取れます。
3章 申請は年度始めに行なおう
助成金(補助金)の申請は年度始めに行ないましょう。
こういった住宅リフォームの助成金(補助金)制度は、年度ごとに予算を組んで行なわれます。
そのため、年度の予算を超す申込があると、受付が終了してしまうのです。
早いところでは7月中に終わってしまったケースも。
申込が打ち切られてしまうとまた来年度まで待たなければいませんし、
最悪の場合、来年度から助成金制度の内容が変わって、助成金が受け取れなくなってしまうこともあります。
助成金(補助金)制度については2~3月に更新されるので、あらかじめ内容を確認し、計画的に進めておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
神奈川県では以下の市区町村で外壁塗装工事を含む助成金(補助金)制度があります。
・座間市
・湯河原町
・三浦市
・葉山町
・清川村
上記の市区町村にお住まいの方は、自治体の申請方法に沿って申込を行なってみましょう。
申請は年度ごとに予算を組んで行なっているので、はやめに申請することをおすすめします。
上記の市区町村以外の地域の方は、助成金(補助金)以外の方法で工事をお得にしてみて下さいね。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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