知らないと損!屋根塗装の費用相場と安くて良い工事をする9大原則

手元にある屋根塗装の見積書、これは高いのかな、安いのかな・・・

工事内容も良いのか悪いのか分からず、お困りの方も多いのではないでしょうか。

 

実は、屋根塗装は「40~60万円」が相場です

当然、屋根の劣化状況や使用する塗料、屋根の勾配などの諸条件によって、上記金額よりも高くもなれば、安くもなります。

そして注意したいのは、金額を重視しすぎると、安かろう悪かろうの工事になって、数年ですぐに剥がれてきまう点です。

 

この記事では、一般的な屋根塗装にかかる費用相場を詳しくお伝えします。

そして、それだけでなく、良い工事をする方法業者に依頼するときの見極め方を詳しくご紹介します。

 

これを読むことによって、お安く、お得に品質の高い塗装工事ができます

ぜひ、じっくり読んでみてくださいね。

 

まずは、屋根塗装の相場をおさえておきましょう。全体の総額から項目別の費用まで具体的にご紹介します。

それによって、手元にある見積書が高いのかそうか、判断することができます。

ポイントは、使用する塗料によっては、同じ屋根の大きさであっても金額は変動する、ということです。

それを踏まえて、チェックしてみましょう。

 

1-1 屋根塗装の相場は「4060万円」

結論から言うと、

一般的な2階建ての住宅の場合(塗り面積が6080[約30]・スレート屋根)は、4060万円が費用相場です。

<注釈>スレート屋根とは?

屋根の種類の一つです。瓦屋根に比べて非常に軽く安価のため、現在、日本で最も普及している屋根材です。「カラーベスト」「コロニアル屋根」とも呼ばれます。

スレート屋根

 

使用する塗料にもよりますが、スレート屋根の塗装のほとんどの場合は、60万円程度で施工が可能です。

 

■屋根塗装の費用の割合

屋根塗装の費用の割合

※10,000件の事例をもとに算出

 

上記は、あくまでも一般的な平均費用を算出しています。

当然、屋根の塗り面積や屋根の形、劣化状況、使用する塗料の種類によって、上記費用よりも高くなる場合もあれば、安くなる場合もあります。

ひとまず、費用相場として、屋根塗装は「4060万円」と把握しておきましょう。

 

1-2 項目別の費用相場を一覧で丸わかり

次は、具体的に屋根塗装に必要な項目別の費用相場をご紹介します。いずれも必要な工事になります。

金額はもちろん、業者に提案してもらった内容に、下記の項目が入っているかも確認しましょう。

屋根塗装の単価

概算の相場が把握できたら、次はお安くできるコツをお伝えします。

 


2    屋根塗装を予算内で安くおさえる3つのコツ

お家の塗装をする費用は、決して安いものではありません。

できれば出費を抑えたいのが当然です。

ここでは、その屋根塗装の費用を少しでもお安くできる方法を2つ絞ってお伝えします。

いずれも、数十万円もお得になる可能性があります。

では、一つ一つ詳しくご紹介しますので、丁寧に読んでいきましょう。

 

2-1 実は、高額なフッ素塗料がお得

屋根の塗装は1回で終了ではなく、定期的に発生するものです。

そのため、長い目でみると、耐久性が長い高額なフッ素以上の塗料が、実はお得です。

ですから、どのくらいお家を長持ちさせたいのか、また予算にあった塗料を見ながら、慎重に選びましょう。

 

例えば、下記の比較をみていただけると、塗料それぞれの特徴も違います。

塗料比較表

 

見ていただいた通り、必ずしも料金が安い塗料が良いとは限りません。

ある程度、金額は耐用年数に比例しますので、長い目でみると、むしろ耐久性が長い良い塗料を使用したほうが、結果的に安くなります

下記の図を見てみてください。

メンテナンスコスト表

 

繰り返しになりますが、屋根は定期的なメンテナンスが必要なので、以下の3点を留意しながら使用する塗料を選びましょう。

<屋根の塗料を選ぶポイント>

  • ・今回の屋根の塗装にかける予算
  • ・お家をどのくらい長持ちさせたいのか
  • ・約30年間のトータルメンテナンス費用

 

2-2 外壁も一緒に塗装すると足場代が浮いてお得

塗装は、外壁と屋根を一緒に工事するのがおすすめです。

理由は、屋根塗装のみでも、外壁塗装のみでも、「足場」をかけることがほとんどだからです。

つまり、外壁と屋根を分けて工事すると、足場代だけを考えても、2回分の費用がかかってしまいます。

屋根外壁塗装の費用比較

 

また、高圧洗浄や、養生、塗り工程(下塗り・中塗り・上塗り)に関しても、業者側からすると、2回に分けて外壁と屋根を行うよりも、まとめて行うほうが無駄がないため、割安になります。

 

例えば、外壁塗装80万・屋根塗装60万ほどかかるお家の場合は、まとめて一緒におこなうと、120万円ほどになる、というイメージです。

トータルで約20万円お安くなるのは、インパクトが大きいですよね。

 

実際、外壁と屋根をセットで工事する方は、75%以上にものぼります

外壁と屋根をセットで塗装工事するのは、費用をおさえる方法の「定番」となっています。

屋根と外壁塗装セットの割合

※10,000件の事例をもとに算出

 

以上のことから、塗装費用を安くするためには、外壁と屋根を同時に施工するようにしましょう。

 

◆足場代がかかるからと言って、省略は絶対にやめましょう。屋根塗装に足場が必要な理由を解説しています。

 

2-3 塗装は専門の業者に依頼するのがもっともお得

塗装に関しては、「塗装の専門業者に依頼する」のがベストです。

理由は、ハウスメーカーでも工務店でも、結局は下請けの塗装専門の業者が施工するからです。

むしろ、ハウスメーカーや工務店を間にはさむ分、マージンがとられて費用は高くなります。

 

中間マージン

※ハウスメーカーや工務店が、塗装専門の会社からの見積もりに対して、20~30%上乗せして、お客様へ金額を提示する。

 

中間マージンの多くは、2030%です。

40万円が塗装専門の会社が提示した金額の場合、ハウスメーカーや工務店を通すと、見積り金額が48万~52万円にまで高くなる、という意味です。

 

工事するのは、同じ塗装専門の会社なので、施工品質は同じです。

そのため、塗装は専門の業者に依頼したほうが、かなりお得で良いでしょう。

 


3章 品質を保つために必須な3つのポイント

屋根塗装では、良い工事をする上でおさえるべき要点があります。

今からお伝えする2点は、必ず見積書の項目に入っているかチェックしましょう

なぜなら、いくら安くてもこの2点が抑えられていないと、のちほど工事が発生する可能性が高まります。

下記の2点だけ、まずはしっかり把握しておきましょう。

 

3-1 スレート屋根には「タスペーサー」が必須

スレート屋根塗装には、「タスペーサー」が、必ず見積もり項目に入っているか確認しましょう。

  • <注釈>
  • タスペーサーとは、屋根と屋根の間に差し込んで、隙間をつくって水の流れ道を確保する、スレート屋根の塗装工事では必須の部材です。

■屋根と屋根のすき間をつくる必要があります。

タスペーサー

(※タスペーサーの製造メーカー「セイム」パンフレットより抜粋)

これを塗装する前に屋根と屋根の間に装着しないと、塗料でその隙間がふさがれてしまいます。

 

■タスペーサーを挿入

タスペーサー施工写真

写真の部材がタスペーサー

 

■タスペーサー挿入後

タスペーサー施工後

ほとんど目立たず、はずれることもありません。屋根と屋根の隙間を確保してくれます。

 

このタスペーサーを装着しないと、水の逃げ道がなくなり溜まっていきます。

結果、水が家の中に入って雨漏りにつながり始めるのです。

 

■タスペーサーの挿入が入っていない場合

屋根の雨染み

屋根と屋根の間に水が溜まっており、雨染みのような状態になっている。

 

以前は、この水を抜く作業として塗装後にカッターなどで「縁切り」して隙間をあけることが多かったのですが、屋根材に傷をつける可能性が高いため、現在はタスペーサーが主流となっています。

 

■縁切りの方法

塗膜カッター

塗膜カッターで、塗料でふさがった部分をきってすきまをあける

 

スレート屋根の塗装の際には、このタスペーサー挿入をしないと、必ず雨漏りにつながります。

高額な葺き替え工事に発展する可能性もあります。

タスペーサー項目を入れない安い費用よりも、少し高くなってもタスペーサーは必ず入れてください

 

3-3 棟板金の釘打ち工事が必須

スレート屋根塗装には「棟板金の釘打ち工事」を必ずしてもらいましょう。

その前に、まず屋根の構造をお伝えします。

<注釈>棟板金とは?

スレート屋根のてっぺんには、「棟板金」という板金があります。その棟板金を止めている釘が出てきたら、塗装工事と一緒に補修しなければいけません。

■スレート屋根の構造

屋根の構造

 

■棟板金を止めている釘

棟板金の釘

 

「棟板金の釘が抜けている」状態は、小さな症状ですが、放って置くと雨漏りや、さらには葺き替えなど100万円を超える工事になってしまいます

そのため、補修工事をしてから塗装をする必要があります。工事の流れは簡単です。

■釘を打つ

屋根の釘打ち

金づちで、出ている釘を打ちます

 

■コーキングで止める

釘打ちコーキング

釘頭やその周りをコーキングという補修材で隙間を埋めます。

 

■完成!

釘打ちコーキング

 

この小さな工事が抜けていたら要注意です!必ず「棟板金の釘打ち工事は入っていますか?」と確認しましょう。

 

◆棟板金の釘工事が必須な理由などはこちら

 

3-3 塗り面積で算出が必須「一式・坪」の見積もりはNG

「一式」「坪」計算による見積もりは正確な数値が出せません。必ず、塗り面積(㎡数)で費用をもらうようにしましょう。

理由は、塗装は全て「塗り面積」で計算されるからです。一式で詳細の費用が算出できることは、まずありません。

また、坪数と塗り面積は必ずしも一致しません。

屋根は特に勾配や、大屋根・下屋根によって塗り面積が大きく変わります。

 

例えば、無理やり一式や坪数で計算すると、工事途中で塗料が足りなくなって、材料を発注するため、工事期間が伸びる可能性があります。

また、悪い業者になると、塗料を薄めてそのまま工事をすすめるかもしれません。

見積もりは必ず塗り面積(㎡数)で貰いましょう

  • 概算の屋根塗装の費用を計算するのに、坪数で考えるのはよいですが、実際の費用や、見積書が一式や坪数だと、失敗する可能性が高まります。
  • あなたの予算ピッタリ、もしくは安かったとしても、必ず塗り面積で、金額を算出してもらうようにしてください。

 


4章 良い業者選びの見極めポイント3

屋根はもっともお家で雨漏りが発生しやすい箇所です。そのため、良い業者選びはとても重要です。

お安くお得に、しかも良い工事をしてくれる会社を選びましょう

 

この章では、大切な3つに絞ってお伝えします。この3点をおさえておけば、問題はありません。

それでは一緒にみていきましょう。

 

4-1  屋根を3060分かけて点検してくれたか

屋根は普段から確認できる箇所ではありません。

そのため、実際に屋根の状態を、30~60分をかけて点検してくれる会社を選びましょう

理由は、屋根の状態を点検診断せずに、塗り㎡や坪数だけで見積書を算出する会社もあるためです。

その場合、実際の劣化状況がわからず、工事が始まってから、追加費用や塗料が足りなくなったりと、予算オーバーになりかねません。

10分程度で点検診断する会社は要注意です。

 

また、最近は、安全面を考慮して屋根の上にのぼらなくても高所カメラやドローンを利用して、しっかり点検してくれる会社もあります。

その場合、屋根にのぼらない分、比較的に短い1530分程度で点検が終了します。

いずれにしても、屋根の状態をしっかりとみてくれる会社を選びましょう。

 

4-2 点検時に撮影した写真の枚数が多いか

屋根点検をしてもらった後は、その際に撮影した写真を見せてもらいましょう。また、その量をチェックしましょう。

施工中写真

意外と、写真を撮らない会社があります。

また、撮影したとしても、数枚の写真だけの場合があります。

数枚の写真しか撮らない(数箇所しか点検しなかった)会社よりも、多くの枚数を撮る会社(細かいところまで点検してくれる会社)のほうが、工事そのものも信頼できますよね。

 

特に、屋根は普段見ることができない箇所です。しっかり点検してもらい、写真で確認させてもらいましょう。

撮った写真をもとにしっかり説明してくれる会社、写真の枚数が多い会社は、信頼できる会社の大きな要素です。

 

4-3 劣化状況によっては、カバーや葺き替えを提案してくれるか

屋根の劣化状況がひどい場合は、塗装ではなく「カバー工事」や「葺き替え工事」を提案してくれる会社は信頼できます。

 

■屋根カバー

屋根の葺き替え

塗装で修復出来ない場合は、カバー工事か葺き替え工事が必要になる。

 

しかし、カバー・葺き替え工事は100万~150万円にのぼり、塗装工事よりも3倍近くかかる場合があり、お客様にとっては大幅な予算オーバーになります。

そのため、契約を断られることを恐れて、「お客様にとって必要な工事」を提案しない会社があります。

ひとまず契約して、塗装工事をして綺麗になれば、見た目はわからないからです。

しかし、実際お家の屋根状況はどんどん悪化していきます。

 

当たり前のことかもしれませんが、お客様にとって必要でない工事(やってはいけない工事)であれば、お客様の意図にかかわらず、しっかりと教えてくれて、提案してくれる会社が、信頼できると言えます

 

◆カバー工事、葺き替え工事について詳しくはこちら

 


まとめ

いかがでしたでしょうか。

屋根はお家の中でもっとも過酷な箇所です。24時間365日、紫外線や雨、風にさらされているためです。

実際に、雨漏りでもっとも多い箇所なのも、屋根です。

相場の費用を把握したうえで、良い工事をして家全体を長持ちさせてあげましょう。

 

この記事がお役に立てれば嬉しいです。

 

◆外壁塗装もあわせてご検討の方は、全体の費用感をご確認ください。

→一目でわかる!外壁塗装の費用相場と損しないための7つのポイント

 

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