放置は危険!外壁のコケに正しく対処する為の2つのチェックポイント

コケの生えた外壁

最近、外壁のコケが目立つようになってきた。ずっと気にはなっていたけど、手入れした方がいいのかな?自分で掃除するにはどの方法が一番いいのかな?

・・・・と思いつつも、掃除するのは大変だし、業者に頼むのは高そうだし、掃除をしたとしても、せっかくきれいにしたのにまた数日後、数か月後にまたやらなくちゃと思うとなかなか手が出ないですよね。

しばらく放置している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、そのコケ、放置するのは本当に危険なので、見つけたら“必ず” “すぐに”除去してください。何故なら、コケを放置するとアレルギーの原因となり健康被害をもたらしたり、外壁材を脆くして余計なメンテナンス費用をかけたりするもととなるからです。

じゃあ、お金をかけずにやりたいし、自分でお手入れしよう。

ちょっと待ってください、そのコケ、ある健康な状態の外壁以外は、自分でお手入れするのは危険かもしれません。何故なら、誤ったお手入れをすると、キレイにするどころか、外壁材自体を傷つけてしまったり、余計にコケがつきやすくなったりし、劣化を進める原因となるからです。

では、自分の家は、どのくらい危険なレベルのコケなのか?自分でお手入れしていいコケのレベルと業者に頼むべきコケのレベルはどう判断すればいいのか?その判断方法とお手入れ方法をお話しさせていただきます。

 

1章 放置は危険!コケがお家にもたらす3つの危機と危険度レベル

1-1 危険度★☆☆ 表面のコケが健康に被害をもたらす

表面に付着している程度なので、建材に対する危険度は低いです。

しかし、コケの胞子がもたらす健康への被害には要注意です。

コケがアレルギー性皮膚炎誘発物質となることが研究でも証明されています。

アレルギー性皮膚炎誘発物質

西部カナダ,アメリカおよびヨーロッパでは,木材伐栽業者が木材に付着したコケ類によって激しい水泡,水腫を伴ったアレルギー性皮膚炎に見舞われることが知られていた.この皮膚炎は着生苔類のシダレヤスデゴケ類(Frullaniatamarisci subsp. tamarisciおよびF.dilatata)によることがパッチテストの結果判明し,両ヤスデゴケから多種のセスキテルペンラクトン類が単離され た.これらのうちアレルゲンは,α-メチレンを有するオイデスマン型(14,15,17,18)およびエレモフィラン型(16)であることがパッチテストの結果から確認された.ヨーロッパ産に限らずアメ リカ,アジア地域に分布するヤスデゴケも同種のハプテンを有するので,アレルギー体質の人はこれらの苔類に触れないほうがよい

『苔類の生理活性物質』(1984)徳島文理大学薬学部教授 浅川 義範

ご家族の健康を保つためにも、コケは外壁についていない状態にしておくのが安心です。

こまめなお手入れをして、カビ・コケからご家族を守りましょう。

 

■外壁にコケがついたら周りにも胞子が舞っている証拠

外壁の苔

コケの胞子を吸い込むことでアレルギーの原因となりますので、こまめなお手入れが必要です。

また、建材への付着も放置しておくとコケが根を張り、建材自体を脆くしていきます。

危険度★の状態を放置すると危険度★★に進行します。

 

1-2 危険度★★☆ コケにより壁が脆くなりせっかくの良い建材が台無しに

コケは菌類ですので、絶好の環境が揃うとどんどん繁殖していきます。繁殖すればするほど、コケは量が増え、胞子が飛び、深刻化していきます。

コケの付着による中性化現象により、外壁がもろく崩れるようになり、手で触っただけで外壁材がボロボロと剥がれてくる状態になってしまいますので、長期間の放置が後々のリフォームの際の痛手となります。

早めの対処を行いましょう。

※中性化現象
・・・酸性のカビ・コケとアルカリ性の外壁材という、相反する性質同士のものが反応し合って起きる現象。アルカリ性の外壁に酸性のカビ・コケが付着すると、中性化し性質を変えてしまう。

 

■中性化現象により脆くなった外壁材

外壁の中性化

外壁が脆く崩れており、補修しても完璧には直らない状態。

素地が見えているため、雨水が家の中に毎時毎秒入り続けている。

 

1-3 危険度★★★ コケが建材、躯体をダメにし数百万の修繕費用に

うちは、まさかこんな状態にはなっていないよと言われる方も居ますが、実は、もっさりとしたコケが生えているというお家は、結構あります。また、外壁は見える所なので、初期段階で気づきやすいですが、屋根はなかなか上る機会もないので、ほとんどの方が気づきません。

コケが外壁や屋根に根を張ると、水を溜めこんで、常にお家に水を染み込ませる状態が出来てしまいます。コケは、じめじめとした湿気のある環境を好むので、放置しておくと、雨が降るたびに元気になり、大繁殖してどんどん勢力を広げていきます。

 

■もっと早くに相談していれば・・・。お客様の後悔の声。

コケの繁殖

このお宅は、コケが外壁に根をはり、躯体にまで水を染み込ませ、壁を触ると指がズブズブと入るほど腐食しており、修繕費用は、数百万もかかりました。

 

■ウソ!?これ本当にうちの屋根なの?

屋根のコケ

屋根材の重なり目にコケが生えているため、水が抜けず、2階の雨漏りが発生し、こちらも屋根、雨漏り修繕でかなりの金額をかけて工事を行いました。

 

もっと早い段階で対処していれば、余計な費用をかけずに済んだものです。とてももったいないですよね。

このような修繕にお金を使うのであれば、初期段階でしっかりと適正な価格で処置をして、残りのお金で美味しいものを食べに行ったり、旅行に行ったりしたいものです。

 

以上、危険度別にコケの状態を見てきましたが、初期段階だからまだ大丈夫ということは、ありません。

皆さんはコケのついた食べ物は食べないと思いますし、普段使っているスマートフォンにコケが生えたら異常事態ですよね。

そのコケが、毎日帰る家にコケが生えているということは、間違いなく異常事態です。

外壁材だけでなく、人体へ影響を及ぼす可能性もあります。こうならないためにも、コケを見つけたらお手入れする、これを必ずやりましょう。

 

2章 自分で出来る?業者に依頼?判断するポイントはこの2つ!

2-1 外壁が水を弾くか弾かないかをまずはチェック!

緑色のコケがつき始めると、どうしても気になってきますよね。お金はかけたくないし、自分でやりたい。

しかし、コケは、しっかりと正しいお手入れしてあげれば、キレイな状態を保つことができますが、誤った方法でお手入れするのは危険です。なぜなら、外壁材を傷める原因となり、余計にコケがつきやすい状態となるからです。

じゃあ、自分でもやっていい状態と業者に依頼した方がいい状態は、どうやって見分ければいいのか?

『コケのついている箇所の外壁に水をかけてみる』これで簡単にチェックできます。

さっそくやってみましょう。

  • 外壁が水を弾く状態=自分でお手入れをしても良い健康な外壁の状態です。

これは、お家の塗装の塗膜が効いていて水を弾いているので、コケが一時的に表面に付着してもすぐに拭き取ってあげることで、健康な外壁の状態を保つことができます。

 

■外壁が水を弾く状態=自分でお手入れをしても良い健康な外壁の状態

外壁の水滴1

外壁の水滴2

このように水玉ができるのが正常な状態です。車にワックスをかけた時も同じようになると思います。汚れを洗い流す状態になっていることが最重要ポイントです。

⇒このような状態になるお家の方は、自分でお手入れできますので、3章のお手入れ方法を実践してみてください。

 

外壁が水を弾かない状態=自分でお手入れしてはいけない不健康な外壁の状態です。

これは、お家の塗装の塗膜が切れていて、水を弾かずに常に水を含んでいるので、コケが非常につきやすく、外壁に根を張り、落ちにくく、建材自体もじわじわと劣化させる状態になっています。

 

■外壁が水を弾かない状態=自分でお手入れしてはいけない不健康な外壁の状態

壁の給水1

壁の給水2

このように水をかけた箇所が濃くなるのは、水が染み込んでいる証拠です。

コケが大好きな湿気や水を外壁自体が溜めやすい状態になっているので、コケがつきやすい原因となります。

⇒このような状態になるお家の方は、4章をご参考していただき、専門業者さんに相談、または外壁のお手入れをお願いしてみましょう。

ただし、DIYでやるのとプロが洗浄するのでは、仕上がりは歴然の差ですので、どちらにしてもご自分でお手入れするのに、心配がある場合は、業者さんに相談してみましょう。

 

2-2 我が家のコケは、 【手の届く範囲】【軽度】なコケか【高所で広範囲】【頑固】なコケか、どちらなのかをチェック!

次に、外壁が水を弾く場合でも、【手の届く範囲】【軽度】なコケか【高所】【頑固】なコケかで対処方法が変わってきます。

  • 【手の届く範囲】【軽度】のコケ⇒自分で対処が出来ます。
  • 【高所で広範囲】【頑固】なコケ⇒業者に依頼しましょう。

当然ですが、高い所をご自分で作業されるのは、危険が伴いますし、長い棒を使って高い所の作業をする方法もありますが、届かない所も出てくるので、プロにやってもらった方が確実で安心です。また、頑固なコケは、専門知識がないと正しく落とせないので、こちらも専門家に任せるのが良いでしょう。

では、手の届く範囲で軽度なコケはどうやったら落とせばいいのか、ご家庭で出来るお手入れ方法をお話しさせていただきます。

 

3章【手の届く範囲】【軽度】この2パターンのコケの場合のお手入れ方法

【手の届く範囲】【軽度】のコケであれば、ご自分でも落とすことができます。ただし、OKな掃除法とNGな掃除法がありますので、それぞれの掃除法をお話しさせていただきます。

 

3-1 コケとおさらば2つのOK掃除法

3-1-1 やさしく拭きとる

表面にコケの胞子が軽く付着している程度であれば、軽く濡らしたスポンジ(柔らかい面)でふき取ることで、簡単にコケの汚れを取ることができます。

スポンジ

必ず、柔らかい面を使って優しくコケを拭き取ってください。

スポンジの裏の固い面を使うと、外壁や塗膜が傷つく可能性があるので、こちらは使わない方が良いです。

 

もし、手の届く範囲の高い所をご自分でお手入れされる際は、2階まで届くような伸縮棒のついたスポンジやモップも販売されているので、使用してみてください。

高所用モップ

 

3-1-2 専用洗剤を使う

コケを落とす専用の薬剤が各社から数多く出ています。水だけでは、落ち切らないコケの汚れがあれば、こちらを散布してみましょう。水で洗い流したり、拭き取ったりする必要がなく、スプレーするだけでOKです。ついたコケを落とすだけではなく、防コケの機能もあり、コケがつきにくくなります。

※コケだけでなく、カビによる外壁の黒ずみ汚れにも効果があります。

 

【外壁メンテナンスのプロが自信を持っておすすめするスプレータイプ2商品】

 

コケ落としスプレー

≪大容量タイプや噴射ノズルつきタイプも販売されています。≫

コケ落としスプレー2

ご自分でお手入れをされる場合は、優しく拭きとる専用洗剤を使うこの2つの方法がおススメです。

 

3-2 やりがちな2つのNG掃除法 

よくWebなどでも紹介されている方法なので、やってしまいがちですが、意外と外壁材はデリケートです。特に外壁材にとって「お水」は大敵なので、塗装を傷めつけて、さらに水も侵入させるような次の2つの方法は、NGです。

 

3-2-1 タワシでごしごしは絶対ダメ

学生時代などにトイレ掃除を、デッキブラシでゴシゴシこすって、ホースで水を流して掃除したのを覚えていますか?

外壁のお掃除、しつこいコケ汚れを落とすというとブラシやタワシでごしごしして、最後にホースで汚れを洗い流してとイメージされる方も多いですが、この方法は、絶対にダメです。

掃除のNG

なぜなら、外壁の塗膜を削り、外壁自体を傷めることに繋がるからです。

例えば、一般的な亀の子たわしを想像してみても、かなり一本一本の毛が固いですよね、これで肌をごしごし擦ったら、皮膚が剥がれて、血が出てくると思います。

外壁も同じで、固いものでごしごし擦られると、塗装されている塗膜が傷ついて、外壁材を守るバリヤーが取れてしまい、その部分から劣化が始まってしまいます。

 

3-2-2家庭用高圧洗浄機は絶対ダメ

年末に駐車場と塀を高圧洗浄機でキレイにしよう。ついでに外壁も汚れが目立つから、一緒に外壁も洗浄しよう。

圧を調整して洗浄すれば大丈夫ですよや高圧洗浄機の選び方を紹介しているサイトも多くありますが、基本的には、家庭用高圧洗浄機は、外壁用に作られたものではないので、おススメしません。

洗浄機はNG

どんな方法で行ったとしても、外壁の大敵である水を一定時間、雨水の何倍もの強さで一箇所に放水することになるので、必ず外壁に負担がかかります。

コンクリートや塀などは、高圧洗浄機をかけることで、見違えるほどキレイになるので、使用上の注意をよく読んで、お手入れをしてみてくださいね。

ご自分でお手入れをされる場合は、タワシでごしごしこする家庭用高圧洗浄機で洗う、この2つの方法は、絶対にやってはいけないお手入れ法ですので、お気をつけください。

 

4章 【高所で広範囲】【頑固】この2パターンのコケの場合は業者に依頼すべき!

「うちは、自分でお手入れするに当てはまらなかった」「高い所や広範囲のコケ、頑固なコケに悩んでいる」という方が次にどうすれば良いかをお伝えさせていただきます。

大切なお家を守るための方法を、信頼できる業者さんに相談してプロの目線からの意見をもらいましょう。

ただし、広範囲にコケがついていたり、頑固なコケが根を張ってしまっていたりする状態は、外壁の耐久性が落ちており、再塗装が必要なサインですので、塗装も視野に入れてご検討してみてください。

 

じゃあ、信頼できる業者さんを選ぶには、どこを見ればいいの?

答えは、簡単です。『費用と工法』この2つです。ここを比べると、良い業者さんかどうか分かります。

気になる相場やどんな工法があるか、業者を選ぶ際の注意点をお話しさせていただきます。

 

4-1業者に依頼した場合の費用相場と工法の種類は?

洗浄代が基本的にかかる費用ですが、プラスして高所や広範囲の場合は『足場設置費用』、近隣への飛散の可能性がある場合は『養生費用』が必要になります。

 

4-1-1 水だけで落とす高圧洗浄

水道水を使い、専用の洗浄機で外壁を水洗いして汚れをして落とすのがこの洗浄工法です。

・高圧洗浄:約100300円(1㎡あたり)

 

戸建住宅では、高圧洗浄のみであれば、25万円ほどで行うことができます。

最近では、高温高圧洗浄機で洗浄することによって、スチームの効果でより細かい汚れも落とすことができるので、今まで諦めていたコケ汚れも落とせるかもしれませんので、ご相談を!

 

4-1-2 特殊薬剤を使って落とすバイオ高圧洗浄

・バイオ高圧洗浄:約200400円(1㎡あたり)

薬品を使ってコケやカビなどを死滅させて、汚れを落とす洗浄をバイオ洗浄といいます。

コケなどの菌類は、水洗いしただけでは落ちないので、根元から根こそぎ落とす必要があります。また、外壁に残った菌を完全に死滅させずに、放っておくと、菌が繁殖し、またコケやカビが発生する可能性があります。

バイオ洗浄は、殺菌消毒の作用があるので、カビやコケを根元から落とし、新築当時の状態が戻るようにキレイになりますよ。

塗装工事をする際も洗浄作業が必要ですが、水道水でも十分な洗浄工程をバイオ洗浄にするとわずかなホコリなども取り除いて、外壁にしっかりと塗料を付着させることができるので、塗料の性能を最大限に活かすことができます。

 

バイオ洗浄で使用する特殊な洗剤は、浸透させることで、こびりついた汚れをはがれやすくするので、外壁にかかる負担も少なくお手入れを行うことができます。

ただし、薬品を使用するため、単価はどうしても高くなってしまいますので、コケの状態や外壁の状態を見て、どちらが適切かを見極めましょう。

 

4-1-3 足場設置費用・養生費用の相場

足場設置と養生を行う場合は、下記の金額が各社を比較した時の相場です。

・足場設置費用:約600800円(1㎡あたり)

・養生費用:約300500円(1㎡あたり)

足場を組むとそれだけ期間がかかり、費用も近隣の方へのご迷惑もかかるので、なかなか洗浄のためだけに足場を組むのは・・・という方もいらっしゃると思いますが、場合によっては、足場設置が不要な場合や、高所作業車で施工をしてくれる業者さんもいます。

必要費用をなるべく抑えて、お家の外壁を長く持たせるために適切なお手入れをしてもらいましょう。

 

4-2業者を選ぶときの3つの注意点

4-2-1現状をみてもらう

必ず現地で立ち合い、点検をしてもらってください。

洗浄面積によって金額が変わってきますので、電話や立ち話しで大体の面積、範囲を伝えて、金額を聞いても、実際工事に入ると、「足場が要る。」「この工法では落ちないから、ランクを上げた洗浄方法にしないといけない。」「ここだけの見積もりだったが、ここもやるなら追加料金がかかります。」などと追加料金が発生して、予算を大幅にオーバーしてしまったなんてことになりかねません。

必ず、業者さんと一緒に、お家をまわり、気になるところは全て伝えてください。

その上で、お手入れが必要な場所、必要ない場所を判断してもらいましょう。

この時に、そこまでは求めていない、ここはやらなくていいという箇所は、こちらからもしっかりと業者さんに伝えましょう。

 

4-2-2工法を確認する

どんな工法でお手入れや洗浄をしてくれるのか確認しましょう。

ここで「良く分からないから、お任せで」なんて言ってしまうと、一式の見積もりを出されて、どこを、どんな施工でお手入れをするのかも分からず、施工が終わってみたら、コケも全然落ちていない、思っていた仕上がりじゃない!と後悔することになってしまいます。

どこに対して、どのコケの種類に対して、高圧洗浄するのか、それともそれでは落ちないからバイオ洗浄をするのか、そのほかの工法の方が自分の家には合っているのかなど、なぜその工法でやるのかを確認しましょう。

1パターンではなく、何パターンかの工法で見積もりプランを出してもらって、状況や予算に応じてプランを選べるように提案してもらうと良いですよ。

 

4-2-3相見積もりをとる

何か物を買う際やネットで商品の情報を調べる際も、もっといい商品はないか、同じ商品を安く扱っているところがないか、いくつかのページを見て比べることもあるのではないでしょうか。

業者によって金額に大きく差があったり、近場の業者さんでないと出張費がかかる業者さんもあるので、選ぶときには、相見積もりを取って金額は妥当なのか、工法はうちに合っているのかをしっかり見比べましょう。

 

5章 外壁にコケがつくのを防ぐ“2大予防法

5-1 予防法その コケの生えやすい環境を取り除く

川沿い、北面は日当たりが悪い、風が通らない、周りに草が多いなど、コケがつきやすい環境というものがいくつかあります。変えられない環境もありますが、自分で取り除くことができるものもあります。

例えば、お家の周りを取り囲む草やコケなどです。外壁に近い所に生えているとコケの胞子が常にある状態なので、外壁にも付着しやすいです。

対策としては、①こまめに草を取る ②除草剤を撒いて草を生えにくくする ③砂利を敷く、このような策があります。

 

たったこれだけではありますが、効果はテキメンです。外壁にコケをつかなくすることが、お家を長く持たせる秘訣ですので、取り除けるマイナス環境は、対策を打って除去しましょう。

川沿いや日当たりなどは、変えられませんよね。そのような場合は、洗浄をしたり、こまめな外壁のお手入れをすることで防げますのでご安心ください。

 

5-2 予防法その 塗装をする

水が弾いていない状態で、コケがつき始めるというのは、実は再塗装のサインでもあるんです。コケを拭き取り続けても元の原因を対処できていないので、いたちごっこになってしまいます。さらに、不健康な状態の外壁材に負担をかけるので、後々余計なメンテナンスコストをかけてしまうことに繋がります。

しっかりとお家を紫外線や雨風から守るために、塗装をして、新しい塗膜を作ってあげることで、コケがつかないようになり、コケがついたとしても、雨が降れば洗い流してくれます。

 

コケを見つけたら、放置せずに、まずは、建てた会社や塗装・リフォームのプロに相談してみてお家を守る提案をしてもらうことをおススメします。

 

6章 何故うちの壁に汚れがつくの?~汚れの種類と発生理由を徹底解説~

6-1汚れの3種類

汚れには、大きく分けて【コケやカビの汚れ・排気ガスの汚れ・雨の汚れ】3つがあります。

コケやカビについては、お伝えしてきましたが、道路沿いのお家などは、排気ガスの黒ずみに悩む方も多いです。また、雨も大気中のちりやほこりが含まれているので、キレイなものではないです。外壁に長時間雨が当たり続けると外壁に張り付き、その後晴れて乾いた外壁を触ると、土ぼこりがついていたりします。それが、外壁が汚れたり、くすんで見える原因です。

コケやカビの汚れと違い、排気ガスの汚れや雨による土ぼこりなどは、簡単に落ちると思いますので、スポンジで軽く落としてみてください。手が届かない、あまりにも汚れが目立つという場合は、コケの対処と同様に、業者さんにお願いして相談に乗ってもらいましょう。

 

6-2凹凸のある外壁は汚れがつきやすい

オシャレで意匠性の高い凹凸のある外壁は、素敵なお家には欠かせませんよね。

ただ、凹凸をつける分、それだけ溝が深いので、汚れも付着しやすいですし、付着した汚れも雨などで流れにくいという欠点があります。

特に、モルタルのリシン吹き仕上げは、コケがつきやすいです。

■頑固なコケ汚れに注意

モルタル壁のコケ       

■リシン吹き仕上げ

外壁のひび割れ

凹凸のある外壁には全面コケがつきやすいです。コケが見られる家には、ヒビが見られることもあります。

放っておくとヒビから雨水が家の中に侵入し大変危険なので、コケのチェックと一緒にお家全体も点検してみましょう。

 

塗装をすることで、凹凸が塗膜でカバーされ、コケをつきにくくすることもできますので、ご安心ください。

どの状態でも外壁に汚れがついている状態は、外壁にとっては、不健康な状態です。病気になるのを防ぐためにも、早めに診てもらい、適切な処置をしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

食べ物にカビ・コケがついている場合、皆さんは絶対に食べないと思います。しかし、外壁にカビ・コケがついている場合はどうでしょうか?まだいいかな、年末でいいかなと後にしてしまいがちですが、空気中にカビ・コケの胞子が風で舞い、窓から室内に入ったら、ご家族が吸い込んでしまいます。

大切なお家を長く保つことは、そこに暮らす家族の幸せ、笑顔、健康にもつながります。

コケからお家を守って、財産であるお家を守りましょう。

お読みいただきありがとうございました。