クリーム色の外壁は、明るいけれども派手過ぎない、優しい風合いが可愛らしくて素敵ですよね。
更には、外国風や、物語の世界の様な夢ある雰囲気にも、クリーム色はピッタリです。
この記事では、クリーム色を「白に黄色味が入った、バニラアイスの様な色」や、これより更に黄色味が増した「カスタードクリームの様な色」と定義してご紹介します。 黄色味の強いレモンイエローの様な色や、白味の強いアイボリーの様な色とは異なる、くすみの無いまろやかな優しい色味が魅力のクリーム色について、徹底解説します。 |
この記事では、クリーム色のおしゃれな事例を通して、あなた好みの素敵な外壁づくりのお手伝いをします。
最後まで読んでいただく事で、どんなクリーム色が良いか、またどんな色の配色をすれば更におしゃれになるかが分かるので、人とはちょっと違う、素敵な色選びが出来ます。
ぜひ素敵なクリーム色のお家づくりに役立てて下さい!
目次
1章 人気の理由は「明るくて汚れが目立ちにくい」
クリーム色は汚れが目立ちにくく、明るくて華やかな色なので、最近は人気も高いです。
白や黒の外壁だと、カビやコケのくすんだ色が目立ちやすいですが、それに比べてクリーム色は比較的汚れが目立ちにくく、加えて他の濃い色よりも経年による色褪せが目立ちにくい色です。
また色味としても、真っ白よりも優しい明るさが出て、派手な色でもないため、お家に落ち着きと明るさを出してくれる、人気の色です。
▲白や黒よりも、クリーム色の方が付着物・汚れが目立ちにくいです。
2章 【テイスト別】クリーム色の外壁事例36選
様々なクリーム色の事例を紹介します。
これから紹介するのは、全て当サイトを運営するユーコーコミュニティーの施工実績です。
塗料名や色の番号を併記しますので、こんな雰囲気にしたい、や、この組み合わせを真似したい、と言った目線で見てみて下さいね。
■可愛らしい雰囲気が魅力の家10選
1.K・H様(川崎市麻生区) |
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明るいクリーム色です。レンガ調の駐車場擁壁との雰囲気がマッチしています。 |
2.K・T様(横浜市緑区) |
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全体的に淡い色で優しいテイストです。黄色味のあるクリーム色は、白との相性も良いです、 |
3.M・N様(町田市小山町) |
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黄色味のあるクリーム色に白のアクセントラインを入れる事で、可愛らしい雰囲気が出ています。 |
4.M・S様(町田市成瀬) |
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淡いクリーム色とライトブルーの組み合わせは、可愛いだけでなく爽やかな雰囲気にもなります。 |
5.M・T様(藤沢市円行) |
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シンプルなクリーム色ですが、窓サッシ周りに淡いブルーが入っていて可愛らしい組み合わせになっています。 |
6.S・H様(大和市西鶴間) |
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クリーム色とコーラルピンクの組み合わせです。コーラルピンクを上手く引き立てるようなクリーム色使いです。 |
7.S・K様(横浜市青葉区) |
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クリーム色とスモークがかった藤色の組み合わせです。落ち着いたトーンですが、クリーム色で華やかさも加わっています。 |
8.S・K様(横浜市緑区) |
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濃い目のクリーム色とライトテラコッタカラーの組み合わせは、明るく元気な印象です。 |
9.S・S様(伊勢原市桜台) |
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落ち着いたクリーム色とライトブラウンの組み合わせです。濃い色をアクセント使いをしているので、メリハリある印象です。 |
10.わかば保育園様(足柄上郡山北町) |
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やさしいクリーム色は保育園など小さなお子さんが関わる施設にも人気です。 |
■カントリー風のお家事例5選
1.A・J様(大和市下鶴間) |
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クリーム色とウッドテイストなパーツが全体を優しい雰囲気にまとめています。 |
2.F・K様(町田市小野路町) |
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明るめのクリーム色とライトブラウンは、若々しい印象になります。 |
3.N・T様(鎌倉市台) |
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淡いクリーム色とタイル調のブラウンは、重厚感もありながら華やかさを失いません。 |
4.O・A様(横浜市青葉区) |
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クリーム色と部分づかいのタイルの雰囲気は、洋風の素敵なテイストです。 |
5.W・K様(小田原市板橋) |
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クリーム色と落ち着いたグレーブラウンの雰囲気に、濃い茶色のアクセントカラーが入っていてデザイン性が高いです。 |
■南欧風のスッキリとしたお家事例3選
1.J・H様(秦野市南が丘) |
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クリーム色と赤色の屋根、薄茶のタイルの組み合わせや建物の雰囲気が、南欧風です。 |
2.W・K様(町田市能ヶ谷) |
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薄いクリーム色とオレンジの屋根のコントラストが素敵です。植栽の色ともマッチしていますね。 |
3.K・N様(町田市 能ヶ谷) |
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クリーム色は艶感を少し抑えたマットテイストです。落ち着きのある仕上がりになります。 |
■モダンで大人な雰囲気のお家事例9選
1.K・H様(高座郡寒川町) |
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縦や凸部分へ濃い目の茶色を当て込むことでデザイン性が高いモダンスタイルになります。 |
2.K・N様(相模原市緑区) |
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家の凹凸に合わせてコーラルピンクのカラーを入れたことで、よりメリハリが効いています。 |
3.D・H様(平塚市八千代) |
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濃い目のクリーム色に縦のアクセントラインでブラウンを入れる事で、あか抜けた雰囲気を作り出しています。 |
4.K・T様(横浜市青葉区) |
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縦にグレーのラインが入っているスタイリッシュな雰囲気です。 |
5.M・H様(藤沢市円行) |
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元よりあるタイルのアクセントとクリーム色がマッチしています。 |
6.N・K様(横浜市港南区) |
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クリーム色とライトグレーは一見合わないイメージもありますが、実は相性がよく大人なオシャレの雰囲気です。 |
7.O・D様(綾瀬市落合) |
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クリーム色とライトブラウンです。クリーム色のバランスがちょうど良く、重すぎない印象になります。 |
8.S・H様(相模原市南区) |
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優しいクリーム色とネイビーの組み合わせが爽やかです。 |
9.T・A様(藤沢市円行) |
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淡いクリーム色と濃いブラウンの組み合わせがメリハリ効いています。白よりもクリームの方がまろやかな印象になります。 |
■シンプルでスタイリッシュなお家事例9選
1.S・Y様(秦野市萩が丘) |
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シンプルなクリーム色1色です。玄関ドアの茶色や、赤色の屋根がアクセントになっておしゃれです。 |
2.S・Y様(厚木市水引) |
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茶色の屋根や雨どい、窓サッシの統一感がある、シンプルながらおしゃれなお家です。 |
3.S・T様(横浜市泉区) |
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クリーム色に1か所だけグレーをさり気なく交えた、飾らないおしゃれ感があります。 |
4.S・K様(中郡二宮町) |
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落ち着いたトーンのクリーム色が素敵なお家です。 |
5.S・Y様(横浜市青葉区) |
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全体がシンプルかクリーム色ですが、門塀などカラフルなパーツがあるので、単調になりすぎていません。 |
6.M・H様(厚木市愛甲) |
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優しいクリーム色とに茶色の玄関はアクセントが効いて、シンプルなのにセンスが光ります。 |
7.N・A様(相模原市中央区) |
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クリーム色にグレーの屋根を合わせました。コントラストが付いているのでメリハリがありおしゃれです。 |
8.M・K様(町田市森野) |
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クリーム色と元からあるタイル柄の組み合わせです。複雑な色分けをしていませんがスタイリッシュな印象になります。 |
9.S・K様(大和市下鶴間) |
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黄色味の強いクリーム色1色ですが、ベランダのタイル柄が良いアクセントになっています。 |
3章 【事例で解説】おしゃれなお勧めの組み合わせ
クリーム色はこの1色だけでも華やかでおしゃれですが、他の色との組み合わせも素敵になります。
更にクリーム色が映える様にするために次に紹介する2つのポイントを抑えましょう。
3-1 濃い色とメリハリつけたおしゃれな組み合わせ例
全体的にメリハリを意識した色分けをすることで、おしゃれ度が上がります。
理由は、クリーム色は明るい色ですが、1色だけだとのっぺりとした印象になってしまう事があるからです。
その為、更におしゃれな仕上がりにするために、全体でメリハリをつけた色分けをしましょう。
具体的な組み合わせについてご紹介します。
屋根との組み合わせ例
クリーム色の外壁と特に相性が良い、お勧めの組み合わせを紹介します。
- ・濃い茶色
- ・赤色
- ・グレー
- ・緑色
の4色との組み合わせ事例写真を一緒に見てイメージを掴んでみて下さい。
【濃い茶色の屋根】
濃い茶色の屋根は、クリーム色と色の系統が似ているため、相性が良く全体も落ち着いたまとまりが出ます。
落ち着きがあって、且つ失敗しない組み合わせとして、濃い茶色の屋根はお勧めです。
<茶色の屋根の事例とポイントはこちら>
【赤色の屋根】
赤色の屋根は欧風の可愛らしい雰囲気が作れます。黄色味が強いカスタードクリーム色だとより愛らしく、白味が強いバニラアイス色だとスッキリした印象になります。
赤色も鮮やかにすればメルヘンに、朱色の様な色であれば南欧風テイストになりますので、作りたい雰囲気で屋根と外壁の色味を組み合わせてみると良いでしょう。
<赤い屋根の事例とポイントはこちら>
【グレーの屋根】
グレーの屋根は、全体をスッキリと見せてくれます。黒ほど重い印象にならず、クリーム色を良い方向でクリアーな雰囲気にまとめてくれるからです。
明るい雰囲気が良いけど、可愛らしすぎるのはちょっと…と言う方は、グレーの屋根で落ち着きを演出するのがお勧めです。
<グレーの屋根の事例とポイントはこちら>
【緑色の屋根】
緑色の屋根は、ナチュラルカラーが好まれる、欧米風テイストになります。緑と一見派手な組み合わせ?と思われがちですが、緑も鮮やかすぎないスモークトーンを選べば、なじみの良い、若々しい雰囲気のお家になります。
家のトーンを明るくしたい方には、緑色の屋根はお勧めです。
<緑の屋根の事例とポイントはこちら>
外壁での色分け例
外壁は家の凹凸を活かした色分けをすると、よりメリハリある良い印象の家になります。
家の出っ張りがある「ベランダ」や「玄関周り」など、ご自身の家の形状を良く見て、どこでどのような濃淡を付けるかを考えてみましょう。
当サイトを運営するユーコーコミュニティーの相談で人気の組み合わせ色は以下の3パターンです。
どれも色の差が出て綺麗にまとまる組み合わせですので、ぜひ色選びの参考にして下さい。
クリーム色×茶色 |
クリーム色×黒 |
クリーム色×白 |
3-2 パーツのアクセントを活かした組み合わせ例
既にあるパーツがアクセントになる配色をすると、よりおしゃれになります。
意図的にお家のアクセントを作る事で、スタイリッシュさが増し、垢抜けた印象になるからです。
既にあるパーツとは、
【塗装が出来ないパーツ】
【塗装で色を変えられるパーツ】
|
が該当します。
外壁がどんなに素敵な色でも、既にある色と相性が良くないとバランスが悪くセンスが感じられない家になってしまいます。
色が変えられないパーツ・既にあるパーツに関してはそこの色を活用しておしゃれ度を上げていきましょう。
窓サッシを活かした例
窓サッシやベランダの手すりが白色です。全体のクリーム色が優しい風合いを作っています。
全体的に可愛らしい印象に仕上がります。
タイルを活かした例
一部に貼られたレンガ調のタイルを活かした例です。茶色い色味が付いたレンガとクリーム色の優しい雰囲気は相性が良いです。
洋風の雰囲気をつくるのに、タイルを活かすのは良い方法です。
玄関ドア・破風板・雨どいを活かした例
玄関ドアはもともと黒色なので、それに合わせて破風板、雨どいも黒に統一しました。
そうする事で、クリーム色の優しい風合いを持ちながら、引き締めたかっちり感が残りスタイリッシュな印象に仕上がります。
帯板を活かした例
帯板は、外壁に貼る飾りの板の事です。帯板の色を庇部分のような木目調と同じ色にしたことで一体感も出て、カントリー調の可愛らしい雰囲気になりました。
濃い色だと引き締まった色に、明るい(薄い)色だと可愛らしい印象になります。
アクセントをつける事で1ランク上の上品なデザインにする事が出来ますので、色決めの際に「もうひとデザイン欲しい」と感じた時には、アクセントを付けてみましょう。
4章 クリーム色を選ぶ2つの注意点
クリーム色を選ぶときは、次の2つの点に注意しましょう。
ここを注意しないと、「思っていた色と違う」「考えているよりおしゃれにならなかった」という事になりかねません。
仕上がりを想像に近づけるためにも、注意点を抑えておきましょう。
4-1 クリーム色の認識を施工業者と統一しましょう
クリーム色の認識を施工業者と統一するようにしましょう。
理由は、冒頭で今回お伝えするクリーム色について定義を決めましたが、実際には「クリーム色」と言われても、どんな色がクリーム色かというのは人の感覚で異なり、伝わりづらいからです。
例えば自分が白に近いクリーム色が良いと想像しながら、「クリーム色」とだけ伝えると、施工業者は黄色味が強い物をイメージしている可能性があります。
または、「白っぽいクリーム色」と伝えたとしても、どの程度白に近いのかを判断するのは中々難しいです。
ですので、実際の施工事例を現物や写真で施工業者と一緒に見て、「このようなクリーム色が良い」と希望の色を視覚的に共有することで、認識の違いが出ない様に解消していきましょう。
4-2 色板見本と実際の色とのギャップに気を付けましょう
色板見本と実際に見る色では、“視覚効果”によって色の印象が異なる事があるため、見本がそのまま思い描いた通りの色になるという思い込みはしないようにしましょう。
色板見本とは、実際に塗る塗料が塗られたA4サイズ程度の大きさの見本板です。
実際に色が塗られた際にどの様に見えるのか、外壁に当てて見てみるチェックツールですが、見る場所や大きさによって、色は見え方が変わってくることを知っておきましょう
■視覚効果とは… 同じ色でも面積によって色味の見え方が異なること。 クリーム色の様な淡い色は、小さい面積よりも大きい面積で見る方が淡く見える事が多いです。 ▲左の小さい面積より、右の大きな面積の方が薄く見えませんか?
また同じ色味でも、面積によって雰囲気が異なるので、大きくなったイメージを確かなものにする為に、実際に塗料を塗った色板見本ではどの様に見えるかを確認しましょう。 ↓大きい面積で見ると、このように印象が変わります。 |
色板見本では、上記内容に加えて、日陰・日向での色の違いや、実際に外壁に当ててみると印象が変わるのかという部分を見る様にしましょう。
■日向で見た茶色の色板見本
■日陰で見た茶色の色板見本
色見本帳や色板見本を手元で見ただけで「良い色だ」と思い込んでしまうと、実際に大きな面積の外壁に塗られた際に想像していた色と違うと感じる事になってしまいます。
色見本は大きさによって印象が変わる事を念頭に置いて、色板見本を見る時は1トーン明るい色・暗い色それぞれを見比べてみるなどして、印象を確認しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
クリーム色の外壁は、優しくて明るい印象になり、また汚れも目立ちにくく色褪せにくいと、良い所が多い素敵な色です。
そのため、より素敵なクリーム色の外壁にするために
- ・メリハリある組み合わせを意識する
- ・パーツのアクセントを活かすと、上品でおしゃれな雰囲気になる
- ・施工業者とは一緒に事例を見て、色決めをする
- ・色見本と実物では見え方が変わってしまう
というポイントを抑えてクリーム色を選んでいただければ、素敵な色合いのお家が完成しますので、ぜひ実践してくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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