屋根リフォームの費用相場が丸わかり!10種類の工事内容と業者選び

屋根 リフォーム

大雨の日に2階の天井に雨染みが…

「うちも古いからそろそろ屋根のリフォームが必要?」

「どのくらいお金がかかるの?」

「どこに頼めばいい?」

と気になって調べているのではないでしょうか。

 

いざ屋根のリフォームをしようと思っても、時期や費用、業者選びなど分からないことばかりですよね。

屋根リフォームが必要になる時期は、屋根の種類によって大きく変わります。

そこでこの記事では、屋根の種類別にリフォームが必要な時期をご紹介します。

ご自宅の屋根はいつ頃リフォームしたらいいのか確認していきましょう!

 

また、“屋根のリフォーム”と言っても、工事内容は様々でそれぞれ費用も変わってきます。

そこで主な屋根のリフォーム3種類と部分的な屋根リフォーム7種の工事内容と費用相場について解説していきます。

 

さらに記事の後半では、工事をお得にするコツ優良業者を選ぶためのポイントも解説していきます。

この記事を読めば屋根のリフォームのことが丸っとわかり、安心して工事を行うことができますので、ぜひ最後までご覧ください。

 


1章 【屋根の種類別】リフォーム時期

まず屋根の種類別のリフォーム時期をご紹介します。

リフォームの時期は屋根の種類によって変動します。

ご自宅の屋根リフォームをいつ行ったらいいのか、一覧表で解説していきます。

リフォーム表

基本的には塗装が必要になるのは築10年前後です。

製造時に塗装された塗料が紫外線で劣化し、屋根の防水性が低下します。

それにより、ひび割れ・欠け・コケ・サビなどが発生します。

どれか一つでも症状があれば塗装を行ないましょう。

また、カバー工事と葺き替え工事はどちらか一つを行なえば30年近く長持ちします。

ただし、雨漏りしてしまうとカバーではなく葺き替えが必要になるので、費用をおさえたいのであれば雨漏りする前にカバー工事を行うことをおすすめします。

(※瓦型の屋根では施工できませんので葺き替えが必要になります。)

 


2章 主な3つの屋根リフォームと費用相場

屋根のリフォームの主な3つの種類をご紹介します。

ご自宅がどのリフォームになるのかは、現在の劣化状態によって変動しますのでご自宅に必要なリフォームがどれになるのかも確認していきましょう。

 

2-1 屋根塗装=4080万円

屋根 塗装

一つ目の種類は「屋根の塗装工事」です。

屋根塗装工事では、現在の屋根材の耐久性や防水性を延ばすために塗装していきます。

屋根材に大幅なひび割れや欠けなどがない場合は塗装を行ないましょう。

 

●費用相場
40~80万円(一般的な30坪の場合)

●メリット
3種類のリフォームの中で一番費用が安い。
・作業中の騒音があまりない。

●デメリット
・定期的な塗装が必要になる。
・屋根内部のメンテナンスは出来ないので、雨漏りが起きたら塗装しても直らない。

こんな場合におすすめ!
・築8年以上の屋根(粘土瓦は塗装不要)
・屋根材が広範囲にわたって劣化していない。

 

◆屋根の塗装について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

2-2 屋根のカバー(重ね葺き)100150万円

二つ目の種類は「屋根のカバー(重ね葺き)工事」です。

屋根のカバー(重ね葺き)工事では、現在の屋根材を撤去せずに、上から新しい屋根材を葺いていきます。

まだ雨漏りはしていないけど屋根材自体が傷んでいる場合は、カバー(重ね葺き)工事を行ないましょう。

 

●費用相場
100~150万円(30坪の場合)

●メリット
・新しい屋根材を重ね葺きするので新築のような仕上がりになる。
・既存屋根材の撤去費用が抑えられ葺き替え工事よりもお得になる。
・耐久性の高い屋根を選べば30年近く長持ちする。

●デメリット
・内部が劣化してい場合に気付きにくく、劣化が進んでしまう場合がある。
・屋根材をかぶせるので、以前よりも屋根が重くなってしまう。
・瓦屋根には施工することができない。

●こんな場合におすすめ!
・屋根材は劣化しているが雨漏りはない
・屋根材全体がひび割れている

 

◆屋根のカバーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

2-3 屋根の葺き替え=150200万円

屋根葺き替え

三つ目の種類は「屋根の葺き替え工事」です。

屋根の葺き替え工事では、現在の屋根材を撤去して、新しい屋根材を葺いていきます。

既に雨漏りしている場合は、内部の状態をみるために屋根材撤去が必要になるので、葺き替え工事を行ないましょう。

 

●費用相場
150~200万円(30坪の場合)

●メリット
・新しい屋根材に交換するので新築のような仕上がりになる。
・屋根の重さが変わらない又は軽くなるので、耐震性に影響しない。
・現在の古くなった屋根を撤去するので、内部の状態が確認しやすい。
・耐久性の高い屋根を選べば30年近く長持ちする。

●デメリット
3種類のリフォームの中で一番費用がかかる。
3種類のリフォームの中で一番工期が長い。

●こんな場合におすすめ!
・すでに雨漏りしている、していた
・築20年以上の瓦屋根の家

 

◆屋根の葺き替えについて知りたい方はこちらをご覧ください。

 


3章 部分的な屋根リフォーム工事と費用相場

3つの大きなリフォーム以外の部分的なリフォーム工事の内容と費用相場をご紹介します。

全体ではなく一部分のリフォームを検討されている方は、費用感をつかむためにも把握しておきましょう。

※ここでご紹介する費用は部分修理単独で行った場合の金額です。

 

3-1 棟板金交換=2030万円

棟板金交換

棟板金交換は20~30万円です。(足場代別途)

スレート屋根や金属系の屋根の場合、屋根の頂上に板金がかぶさっており、これを棟板金と言います。

棟板金は横から釘で留められていますが、築後5年以上経つと釘が抜けてしまって雨が少しずつ中に入り棟板金の内側にある貫板という木を劣化させていきます。

貫板7

貫板が水を含み続けて腐ってしまうと、棟板金を固定している釘が効かなくなり、台風や強風が来た時に棟板金が飛ばされてしまうケースがあります。

その際に必要なのが「棟板金交換工事」です。

台風で家の近くに板金が飛んできたという方はご自宅の棟板金が飛んでしまったのか確認してもらい、交換しましょう。

 

3-2 瓦の交換・差し替え=25万円

瓦交換

瓦や屋根材の一部がひどく割れてしまっている場合は「交換・差し替え工事」が必要になります。

費用は2~5万円です。(足場代別途)

瓦の交換は、予備の瓦を所有されていれば設置のみですが、持っていない場合は発注という形になります。

(ただし現在製造されていないモニエル瓦は発注が出来ないので交換できません。)

またスレートなどの釘で固定されている屋根は、釘を抜いて交換すると雨漏りしてしまうので、割れている部分の屋根材を切断し、新しいものを接着します。

 

3-3 漆喰の詰め直し=3,0007,000/

漆喰補修

和瓦や洋瓦などの屋根の場合、瓦自体は耐久性が高く塗装も不要ですが、瓦を支える漆喰は劣化してしまうので補修や交換が必要になります。

費用は1m当たり3,000~7,000円です。

万が一漆喰が劣化してしまうと、ボロボロと崩れて雨水を屋根の内側に入れてしまいます。

1020年過ぎて一度も状態を確認していない場合は、雨漏りする前に現状チェックを行ないましょう。

 

★屋根の頂上(棟)は 歪みやすいので、漆喰詰め直しと一緒に、棟瓦の積みなおしも行ないましょう!

棟積み直し

棟が歪むと屋根全体の瓦がズレてしまったり、隙間が出来てしまうので、棟の状態もチェックしましょう。

 

3-4 瓦の葺き直し=100150万円

葺き直し

和瓦や洋瓦など、50年近く持つ高耐久の屋根の方は、葺き直し工事もおすすめです。

葺き直し工事は、現在の瓦を一度屋根からおろして、防水紙などを新しくしてから同じ瓦を葺く工事です。

費用は80㎡の屋根の場合100~150万円ほどです。

新しい瓦の購入が不要なので、葺き替え工事よりもお得に工事する事ができます。

ただし、瓦が劣化していると作業中に破損してしまう可能性もあります。

破損してしまうとその分新しい瓦の発注が必要になり、追加費用がかかる恐れもありますので注意しましょう。

 

3-5 雪止め設置=740万円

雪止め

雪が降った時に下に落ちてこないようにする「雪止め」の設置費用は7~40万円です。

費用は付ける範囲や屋根瓦の種類によって異なります。

スレートや金属屋根などの平坦は瓦の場合は、金具を取り付けて設置することが多いですが、瓦屋根の場合は瓦自体に雪止めが付いているものを既存の瓦と交換して設置します。

様々やり方があるので、特に雪が積もりやすい方角に設置しましょう。

 

◆雪止め設置工事についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

3-6 太陽光設置=120170万円

太陽光の設置費用は1kWあたり2435万円ほどです。

住宅用太陽光発電の平均容量が4.9kWなので、費用相場は120~170万円前後になります。

 

また、すでに設置してある太陽光を撤去する場合は撤去や足場費用などを含めて2030万円ほどかかります。(太陽光の規模によって変動します。)

設置前に撤去費のことも念頭に置いておきましょう。

 

3-7 雨樋交換=30~50万円

雨樋の詰まり

雨樋の交換工事のみ行った場合は約30~50万円ほどです。

屋根のリフォームではないですが、雨樋交換についてもご紹介します。

雨樋が歪んで雨が正常に流れない、割れてしまっているなどの場合は雨樋交換を行ないましょう。

特に築20年以上経っている場合は雨樋が紫外線劣化で割れやすくなっているので、割れているのが一部分でも全体交換をする事をおすすめします。

足場が必要になる場合が多いので、屋根リフォームや外壁塗装と同じタイミングで一緒に行なうと良いでしょう。

 

◆雨樋交換が必要な状態や詳細な費用が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 


4章 屋根リフォームは補助金・火災保険でお得に!

補助金

屋根リフォームは工事の内容によって補助金や火災保険を活用してお得に出来るケースがあります。

知らないまま工事を終えてしまうと損をしたような気持ちになってしまうので、必ず工事前におさえておきましょう。

 

4-1 補助金が出るケース

自治体によっては屋根リフォームに補助金が出る場合があります。

屋根リフォームに補助金や助成金が出る条件は以下の6点です。

・着工前(契約前)の工事であること

・施工業者の本社の住所が、補助金を受け取る市区町村の中にあること

・市区町村の税金を滞納していない

・過去に同じ補助金を受け取っていない

※市区町村によっては、指定された期間が経過していればもう一度受け取れることがあります。

・補助金の申請を行う市区町村の住民で、工事を行う家の住所も同じ市区町村であること

・居住する為の家のリフォームであること

(店舗や事務所としてしか使っていない場合は対象外となる場合があります)

※ただし、自治体によって補助金が出ない場合もありますし、金額や条件が異なる場合もあります。事前にこちらで確認しましょう。

⇒地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

 

工事内容によっては、数十万円近くの補助金が得られる場合もあります。

少しでもお得に工事したい方は、お住まいの自治体に工事契約前から申請を行ないましょう。

 

◆申請に必要な書類や申請方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

4-2 火災保険が適応されるケース

台風や強風、雪害によって屋根が破損してしまった際のリフォーム工事は火災保険が活用できる場合があります。

(例)
・台風で屋根や棟板金が飛んで行ってしまった場合の修繕工事
・雪害で雨樋が歪んでしまった雨樋交換工事など

 

火災保険が活用できる条件としては以下の3つがあります。

・風災補償が含まれている

・被害にあってから3年以内

・工事費用が20万円以上

※ただし、加入している保険会社によって審査内容や保証内容は変わるので直接保険会社に問い合わせて確認しましょう。

台風や大雪によってリフォームが必要になる場合は、保険で全額負担される場合もありますので、リフォーム会社と保険会社にすぐ連絡して対応してもらいましょう。

 

◆火災保険の申請方法と必要書類が知りたい方はこちらをご覧ください。

 


5章 丁寧な作業をしてくれる優良業者の5つの特徴

屋根修理

この章では安心して任せられる優良業者の特徴をご紹介します。

屋根リフォームを行なっている業者はたくさんありますが、実際にどこに頼んだらいいのか分からない方も多いかと思います。

特徴に当てはまる業者を選んで、失敗のない工事にしていきましょう!

 

5-1 地元での施工実績がある

地元で施工実績がある業者を選びましょう。

屋根のリフォームをはじめ、工事の評判は口コミで広まることも多いので地元で実績が積まれていない業者は評判や品質に不安が残ります。

また、品質が良くても自宅から23時間かかる業者は出張費がかかってしまったり、何かあった時にすぐに来てもらえない場合もあるのであまりお勧めしません。

なるべく近くにある実績が多い業者に依頼しましょう。

 

5-2 点検時に写真を撮って状態を見せてくれる

点検写真

点検時に屋根の写真を撮って見せてくれるかチェックしましょう。

当たり前のように思われるかもしれませんが、実は屋根の状態を確認せずに面積だけ測って見積もりを出す業者もいます。

ただ屋根の上はご自身でなかなか確認できない場所なので、実際の写真を見ないとどんな状態になっているのか分かりません。

納得の工事にするためにも、屋根に登って細部まで状態が分かる写真を撮って渡してくれる業者を選びましょう。

※傾斜がきつい場合は高所カメラやドローンで点検してくれると安心です。

 

5-3 状態にあったリフォームを提案してくれる

点検後の報告

状態にあったリフォームを提案してくれる業者を選びましょう。

屋根のリフォームの中でも、症状に合ったリフォームを行なわないと意味がない場合があります。

例えば、すでに雨漏りしているのに塗装を行なっても雨漏りが止まることはないので意味がないです。

知識のない業者や売り上げしか考えていない悪徳業者の場合は、状態にあっていないリフォームを提案してくる場合があるので、

業者に提案されたリフォームは、

・なぜそのリフォームが必要なのか

・どのくらい持つのか

・どんな工事内容なのかなど

細かく質問して丁寧に説明してくれるか確認しましょう。

 

5-4 見積もり書に工事内容が詳細に記載されている

見積り

見積り書に工事内容が詳細に記載されているか確認しましょう。

屋根リフォーム工事は、工事内容が分からず業者に任せっきりにしてしまう方も多いですがそれは危険です。

万が一、悪徳業者に依頼してしまったら必要工程を削られてしまっても気付かないですし、仕上がりが悪くても屋根の上の状態はあまり見えずそのまま過ごしてしまうことも。

実際にご自宅で行う屋根のリフォーム工事は工程をチェックし、その項目が見積もり書に記載されているか確認しましょう。

 

【NG 見積もり】

NG見積もり例

詳細な工事内容や内訳が分からない。工程を省かれていても、単価を高く見積もられていても気付くことが出来ない。

 

【OK 見積もり】

OK見積り例

①数量 ②材料名 ③単価 が記載されている。費用工程が入っているか、単価相場が妥当なものかも確認出来る。

 

5-5 工事中も確認に来てくれる

写真確認

工事を契約する前に確認してほしいのが「工事中の施工管理」です。

業者によっては、契約後は一切確認に来ないで職人任せにする場合もあります。

ただ、初対面の職人にはあまり気になることを聞けない方もいますよね。

そのため、工事中にも営業担当か管理担当が確認しに来てくれるか確認しましょう。

さらに屋根の上はご自身で確認できない場所なので、各工程写真を撮って、きちんと作業をしているか提示してくれる業者だとなお安心です。

 

★ユーコーでは工事後に施工アルバムをお渡ししています。

施工写真

工事中に行なわれた作業の様子が職人目線、管理目線で確認できるので安心です。

普段見ることが出来ない屋根の様子を確認できるので好評いただいています。

 


まとめ

屋根のリフォーム工事は、屋根材の種類によって変わります。

ご自宅の種類や劣化状態にあった時期に行ないましょう。

 

また、リフォーム工事は主に「塗装」「カバー(重ね葺き)」「葺き替え」3種類があります。

状況によって必要な工事が変わってくるので、ご自宅の劣化状態にあったリフォームを行うことが大切です。

他にも部分的なリフォーム工事もあるので、直したい箇所があれば補助金や火災保険も活用して工事していきましょう。

 

最後に、屋根のリフォームで大切なのはどの業者に依頼するかです。

中には悪徳業者に騙されてしまって後悔の残る工事になってしまった方もいらっしゃるので、業者選びの特徴を参考に失敗のない工事にしてくださいね。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

◆屋根のリフォームについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒屋根リフォーム費用は約60~200万円 種類別の選び方や金額を徹底解説

 

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