スレート屋根の塗装が丸わかり!時期・費用と失敗しない4つの要点

スレート屋根塗装

うちも最近、塗装営業が多く来るようになってきた。

「うちはまだ築10年しか経ってないけど本当に塗装が必要なの?」

「塗装にはいくらくらいかかるの?」

「スレートの塗装をする上で注意することって何?」

と全体的な事が分からず調べているのではないでしょうか。

 

特に初めての塗装を控えている方は、スレート屋根塗装の必要性や費用感も分からず先延ばしにしてしまいがちかと思います。

しかし実はスレート屋根塗装は適切な時期に行なわないと気付かないうちに劣化が進んで手遅れになってしまう場合もあります。

そのため塗装は先延ばしにせず、注意点を守って行うことが大切です。

 

そこでこの記事では、スレート屋根の塗装の必要性塗装が必要な5つの状態をご紹介します。

さらには気になる費用相場や、塗装を行う上で必ず押さえておきたい要点もご説明していきますので、後悔のない工事にしていきましょう。

記事の後半では、どんな業者に頼んだらいいか分からない方のために優良業者の見極め方もご紹介します。

この記事を読めば初めてのスレート屋根塗装も失敗なく満足のいく工事にできますので、ぜひ最後までご覧ください。

 


1章 スレート屋根は塗装が必須!

スレート屋根は、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

なぜなら塗装を行わないと、表面が劣化し防水効果が失われて、水を吸いこむ状態になってしまうからです。

万が一、水を吸い込む状態のまま放っておくと、スレート屋根はますます劣化し、最悪の場合雨漏りに繋がります。

■屋根の劣化を放置した場合

屋根の劣化

棟板金を取ったら、中の板が腐っていたボロボロに。

 

この状態になってしまうと新しい屋根をかぶせる「カバー工事」、雨漏りが発生したら屋根を全部取り換える「葺き替え工事」が必要になります。

どちらの工事も工事費用は、塗装の23倍で150200万円前後必要になり工事自体も大掛かりになります。

 

■屋根の葺き替え工事

スレートの葺き替え

■カバー、葺き替え後の写真

スレートの葺き替え後

屋根が傷み、家全体がもろくなる前に、またそのムダな改修費用をかけないためにも、適切な時期に塗装工事をするのをおすすめします。

塗装時期については次章でご説明します。

 


2章 塗装が必要な5つの状態

スレート屋根の塗装が必要な状態についてご説明します。

この状態を見逃してしまうとスレート自体の劣化が進んで塗装できないほど傷んでしまいます。

屋根は下から状態が確認しにくい場所なので、特に注意して状態を確認しましょう。

以下の5点が塗装が必要な状態です。

ご自宅の屋根に一つでも当てはまれば、塗装時期が来ていますので、時期を逃さないためにもひとつずつ確認していきましょう。

☑ 築8年以上経っている

☑ 色あせが起きている

☑ 屋根にコケが生えている

☑ 屋根が割れている

☑ 屋根が反っている

 

2-1 築8年以上経っている

築8年以上経っていると、スレート屋根は劣化症状がではじめます。

なぜなら、スレート屋根は新築時に塗装されていますが、屋根は外壁以上に、太陽の紫外線や雨、風にさらされているため、年数が経つにつれて、表面の塗装が劣化してくるためです。

家の「傘」でもある屋根に劣化症状がでてくるということは、家の中に雨が入り始めることになります。

8年以上経っている場合は、傷んでいる可能性が高いので、専門業者に点検してもらいましょう。

 

2-2 表面が色あせている

スレート屋根の色があせてきたら、塗装の時期が来ています。

なぜなら、「色あせ」の状況は、屋根の表面塗料(水をはじく防水効果)がなくなってきている証拠だからです。

■屋根の色あせ

色褪せ

屋根の色が、色あせてきている状態

 

■新築時の屋根

スレート屋根

艶があり、水をはじく効果がある状態

 

「屋根の色があせてきたのでは・・・?」と思ったら、塗装の時期が来ていますので、まずは専門業者に屋根を点検してもらいましょう。

 

2-3 コケが生えている

スレート瓦の劣化

スレート屋根にコケが生えてきたら塗装時期が来ています。

コケが生えるということはスレート自体が水を吸ってしまっているということなので、早めの塗装が必要です。

 

■屋根と屋根の間に、コケが発生

屋根のコケ

屋根と屋根のすき前にコケが生えると、水が常に溜まっている状態になり雨漏りの原因になります。

「コケが生える」という状況は水はけが悪くなっている証拠であり、さらに「苔(コケ)」そのものは水分を吸収して蓄えるため、ますます屋根は水を吸う状態になり、状況が悪くなります。

屋根にコケを見つけたら、早めに塗装しましょう。

 

2-4 屋根が割れている

スレートの割れ

スレート屋根が割れてしまっていたら塗装が必要です。

スレート屋根は、和瓦に比べて非常に軽く、形や模様もバリエーションが豊かなため、屋根材でもっとも主流になっています。

しかし、その半面、薄い板のため、屋根がもろくなると割れやすくなります。

スレート屋根が割れてしまうと、内部の防水シートに直接雨や風などが当たり、劣化してしまうので雨漏りの原因になります。

雨漏りしてしまうと、塗装ではなく新しい屋根に葺き替える工事が必要になってしまうので、手遅れになる前に塗装を行ないましょう。

 

2-5 屋根が反っている

スレート 反り

スレート屋根が反ってきている場合は塗装の時期が来ています。

なぜ反ってしまうかというと、防水性がないスレートは雨水を吸いこみ膨張します。

乾くときは太陽の光に当たっている表面から乾くのでスルメを焼いたときのように反ってしまうのです。

スレート屋根は元々がとても硬くて丈夫な建材なので、反っているということはかなり劣化が進んでいます。

一度反ってしまうと元に戻ることは無く、割れやすくなってしまうので、反る前に塗装を行うことが重要です。

 


3章 【塗料別】スレート屋根塗装の費用相場

スレート屋根の塗装費用相場は40~70万円前後です。(屋根面積80㎡の場合)

ただ、これは使用する塗料によって差が出ます。

どのくらいお家を長持ちさせたいのか、また予算にあった塗料を見ながら、慎重に選びましょう。

理由は、塗料は耐用年数と金額はほぼ比例し、その違いは約2倍以上の開きがあるからです。

数十万近くの金額差というのは非常に大きいです。

例えば、下記の比較をみていただけると、塗料の耐用年数や金額、それぞれの特徴も違います。

 

■金額と耐用年数の比較

塗料別の費用相場

■各塗料の特徴

塗料の特徴

価格だけではなく、耐用年数や特徴をおさえて選びましょう。

 

◆より詳しい費用について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

 


4章 高品質な良い工事にするための4つの要点

塗装工事は決して安くない工事ですので、高品質な良い工事にする要点は、しっかり押さえておきましょう。

屋根の塗装は不具合があると雨漏りなどに直結するとても重要な工事です。

4つの要点をおさえて高品質の工事にしていきましょう。

 

4-1 絶対必須!「縁切り」しないと雨漏りの原因に

タスペーサー施工写真

スレート屋根の塗装では「縁切り」作業が必須です

見積もりや作業内容に入っているか必ず確認しましょう。

そもそも「縁切り」とはスレート屋根同士が塗料でくっついて水が流れなくなってしまうのを防ぐ大切な作業です。

「縁切り」を行なわないと、屋根材の隙間に入った雨水を出すことが出来ず、水が溜まって内部に入り込んでしまいます。

タスペーサー

■屋根の雨染み(タスペーサー挿入なし)

スレートの雨染み

実際に縁切りされなかった屋根は、屋根と屋根の間に水が溜まり、雨染みのような状態になります。(※2010年 施工前写真)

 

この水を抜く作業として塗装後に、カッターなどで「縁切り」して隙間をあけることが多かったのですが、屋根材に傷をつける可能性が高いため、現在は「タスペーサー」という部材が主流となっています。

「タスペーサー」とは、屋根と屋根の間に差し込んで、

隙間をつくって水の流れ道を確保する、スレート屋根の塗装工事では必須の部材です。

 

■屋根と屋根のすき間をつくる必要があります。

タスペーサー

(※タスペーサーの製造メーカー「セイム」パンフレットより抜粋)

 

■タスペーサー挿入後

タスペーサー施工後

挿入後の状態。ほとんど目立たず、はずれることもありません。

屋根と屋根の隙間を確保してくれます。(※2010年 施工写真)

 

ただ、スレートの種類や屋根の傾斜の角度によっては、「タスペーサー」ではなく、塗膜カッターなどでの「縁切り」しかできない場合もあります。どちらにせよ、「縁切り」作業がきちんと行えれば問題ありません。

必ず「縁切り」作業をしてもらいましょう。

 

4-2 DIYは危険!屋根塗装は必ずプロに依頼しよう

職人

屋根を自分で塗装や補修をすることは非常に危険なので、必ずプロの専門業者に依頼しましょう。

なぜなら屋根塗装は、専門業者でも必ず足場をかけて、安全帯をつけて、安全を確保して工事を行う必要がある工事だからです。

自分で塗装をするDIYの場合は、足場をかけることができないので、はしごで塗装することになります。

安全帯もつけないので、非常に危険な状況です。

しかも、そのような状況下だと、安全の確保に意識がいってしまい、良い工事をすることに集中できません。

そのため、屋根塗装する際は、「安全の確保」と「良い工事をする」観点から、必ずプロの業者に依頼しましょう。

 

4-3 「棟板金」の釘も打ち込まないと台風被害のリスク増!

スレート屋根を塗装する際は、塗装と一緒に「棟板金の釘打ちコーキング」も一緒にやってもらいましょう。

「棟板金」というのは、屋根の頂点()にかぶさっている板金のことです。

棟板金の説明

この板金をおさえる釘が、築5年を過ぎたあたりから徐々に抜けてきてしまいます。

板金の釘

釘を抜けたまま放置してしまうと、雨が降った時に隙間から水が内部へ入ってしまい、貫板が腐ってしまいます。

さらに貫板が腐って釘が効かなくなると、台風の時に板金が飛んでしまいます。

 

■実際に台風で飛んで行った棟板金

台風被害

大きさ13mの鉄板が飛んで行ってしまいます。人や物に当たったらとても危険です。

そのため、塗装工事と一緒に棟板金の釘も打ち付けて、また抜けてくるのを防ぐために上からコーキングというゴム状の充てん剤を打ってもらいましょう。

棟板金釘打ちコーキング

 

4-4 「パミール」は塗装不可!カバー工法か葺き替えが必要

屋根材が「パミール」の場合は、塗装はできません。

カバー工法か葺き替えが必要になります。

正確に言うと、塗装はできますが、塗装しても剥がれてくるので、

根本的に解決するためには「塗装では不可」という意味です。

パミールは、窯業系サイディングの大手建材メーカーのニチハから発売されたスレート屋根材です。

アスベストが入っていないスレート材として1996年から販売されましたが施工後10年ほどで、不具合が多いことから問題にな2009年に販売中止となりました。

 

■パミール屋根の不具合(1

ニチハのパミール屋根

フォークで簡単に刺すことができるので、見た目にも「ミルフィーユ現象」と言われています。

 

■パミール屋根の不具合(2

ニチハのパミール屋根

横の部分も、端からどんどん浮き上がってきます。

このように不具合が出ると塗装しても剥がれてしまって意味がないので、新しい屋根をかぶせるカバー工事や葺き替え工事が必要になります。

 

<注意>

「パミール」と同様に、塗装NGの屋根が他にもあります。

・アーバニー

・コロニアルNEO

・ザルフグラッサ

など。

築年数が10年程度なのに全体が割れているなどの症状が出ている屋根はこういった種類の可能性があります。

塗装を行なっても数年でカバーや葺き替え工事が必要になってしまう可能性があるので、業者に点検を依頼し、適切なメンテナンスを行ないましょう。

◆種類ごとの特徴や劣化症状が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 


5章 安心して任せられる業者の見極め方

安心して任せられる業者選びのポイントをご紹介します。

スレート屋根の塗装は要点がいくつかあるので、高品質な工事をしてもらう為に丁寧な施工業者に依頼することが重要です。

見極め方をおさえて納得のいく工事にしていきましょう。

 

5-1 地元での実績がある

地元企業

地元での工事実績が豊富な業者に依頼しましょう。

なぜなら、近隣の実績が多いということは評判が広がっているということだからです。

塗装業者の中には、作業が雑だったり、態度が悪い業者もいますが、悪い評判はすぐに広がります。

そのため悪徳業者の場合は、実績が少なく点々としている場合が多いです。

また、どんなに良い業者でも片道23時間かかってしまうと、すぐに対応してもらえなかったり出張費が余計にかかってしまったりする場合があります。

したがって、近くにある、実績が多い業者に依頼することをおすすめします。

 

5-2 資格を持った職人が在籍している

塗装職人

資格を持った職人が在籍している業者に依頼しましょう。

塗装工事は資格がなくても出来る仕事です。

しかし、実は「塗装技能士」という国家資格が存在します。

資格を持っているということは、塗装経験や技術があるという証拠にもなりますし、会社として高い品質を追い求めている姿勢でもあります。

資格の有無はホームページなどにも掲載されていますので、点検を依頼する際に事前に確認しておきましょう。

 

ユーコーでも多数の資格取得者が在籍しています。

外壁塗装の資格

当サイトを運営しているユーコーコミュニティーにも資格取得者が多数在籍しています。

実際の工事で経験を積み、自社の研修センターで技術を磨き、毎年資格取得者を輩出しています。

 

5-3 点検の報告や提案が丁寧で分かりやすい

点検後の報告

実際に点検を依頼した際に、点検結果報告や提案が丁寧な業者を依頼しましょう。

特に屋根の上はご自身で普段確認できない場所なので、屋根に登って細かいひびやコケ、棟板金の釘の状態などを丁寧に写真に撮って報告してくれる業者だと安心です。

業者によっては、屋根は登らずに大きさだけ測って見積もりを提示してくる場合もありますが、それでは工事が始まってから屋根の実際の状態がわかるので、追加工事が発生するケースもあります。

また、塗装工事は専門的な言葉や知識が多く詳しい説明がないと、正しく処置されているのか判断が出来ません。

したがって、どうしてこのような状態になってしまったのかの現状の説明と、どういった処置を行うのかの説明を分かりやすく伝えてくれる業者に依頼しましょう。

 

5-4 工事中の写真も撮って渡してくれる

写真確認

工事中の写真も撮って最後に渡してくれる業者に依頼しましょう。

なぜなら丁寧な作業を行なっているかご自身では確認ができないからです。

ただでさえ屋根は下から確認できない場所ですが、工事中はさらに足場やメッシュシートで近寄りがたくなります。

どんなに丁寧な提案をされても実際の工事で手を抜かれては意味がありません。

したがって、各工程をきちんと写真におさめてくれる業者だと安心です。

契約後に確認しても、写真を撮ってもらえない場合があるので必ず契約前に写真を撮ってもらえるか確認しておきましょう。

 

5-5 メーカー保証を出してくれる

保証書

メーカー保証が出る業者に依頼しましょう。

塗装工事では、施工店(塗装会社)から保証が出るのは当たり前になってきています。

しかし、その施工店が10年のうちに倒産してしまうことも多いです。

そのため、施工店だけでなく塗料を製造しているメーカーからも保証が出る会社だと安心です。万が一施工店が倒産してしまってもメーカーから保証してもらえます。

また、メーカーは施工店の技術を信頼しないと保証は出しません。

なぜなら、どんなに良い塗料であっても施工店が仕様を守らずに余計に薄めてしまったり、十分に乾燥させずに工程を進めると不具合が起きてしまうからです。

したがって、メーカー保証が出るということはメーカーから「この会社では仕様をきちんと守って正しく施工してくれる」という信頼があるということになります。

高品質で丁寧な作業をしてほしいのであれば、メーカー保証が出るのかも事前に確認しておきましょう。

 

★ユーコーでは業界初の3社保証が出ます。

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弊社ユーコーコミュニティーでは、各現場の塗料管理や施工管理を徹底し、施工店はもちろん、塗料販売店と塗料メーカーの3社から保証を出すことが出来ます。

現在弊社の工事でメーカー保証が出るのは全7社です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

スレート屋根は、定期的に塗装メンテナンスが必要です。

傷んだ症状が見つかった場合は、早期に点検しましょう。

放って置くと、どんどん劣化して「塗装」ではなく、カバー工事や葺き替え工事など費用が大きく発生してしまいます。

また、工事に関しても、安さで選ぶのではなく、高品質で丁寧な施工をしてくれる会社を選びましょう。

今回の記事が、お役に立てれば幸いです。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

◆スレート屋根の寿命が知りたい方はこちら
⇒スレート屋根の寿命は20年!劣化症状6つと症状別メンテナンス方法

◆屋根におすすめの塗料が知りたい方はこちら
⇒【プロが厳選】屋根のおすすめ塗料5選と自宅に合った塗料の選び方

 

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