あなたに合った屋根が選べる!全9種類の特徴・価格を一覧表で比較

屋根 種類

素敵なお家を建てたいけど…

「屋根は何を選べばいいの?」

「そもそもどんな種類がある?」

と調べているところなのではないでしょうか。

 

屋根はお家を雨や風から守る重要な部分なので、良いものを選びたいですよね。

ただし、何を重視するかによってあなたにとって最適な屋根材は変わってきます。

 

そこでこの記事では、屋根材の具体的なチェックポイントと、9つの屋根材について解説していきます。

それぞれの良い点・注意点を考慮した上で比較していきましょう!

 

また、要望に合わせておすすめの屋根材についてもご紹介。

自分で決め切れずお悩みの方はぜひそちらも参考にしてみて下さいね!

 

屋根の種類や特徴を理解し、あなたに合った最高の屋根材を選んでいきましょう!

 


1章 屋根を選ぶときのチェックポイント

屋根材を選ぶといっても、何を基準に選べばいいのか分からない方も多いかと思います。

そこで、屋根を選ぶ際に比較すべきチェックポイントをご紹介します。

チェックすべきポイントは以下の6点です。

①耐用年数

②耐震性

③耐風性

④初期費用

⑤メンテナンス性(メンテナンス周期・コスト)

⑥見た目

屋根を選ぶときには、一番に何を重視するのかを決めておきましょう。

何も考えずに比較するより、格段に選びやすくなりますよ。

それでは次章でどんな屋根材があるのか見ていきましょう。

 


2章 【比較表付】屋根の9つの種類と特徴

屋根 種類

この章では9つの屋根材を6つの項目で比較して紹介していきます。

それぞれ良い点もあれば、知っておきたい注意点もあります。

あなたの要望に合った、最適な屋根材を見つけていきましょう!

 

2-1 スレート

スレート

①耐用年数

20~40

②耐震性

★★★★☆

③耐風性

★★★☆☆

④初期費用

4,500〜8,000/

⑤メンテナンス性

7~10年毎に塗装メンテナンスが必要

⑥見た目

薄型でシンプル

 

スレートはコロニアル・カラーベストとも呼ばれる、薄型のセメント屋根です。

軽量で地震にも強く、費用も安いため、現在新築の7割で使用されています。

ただし、定期的なメンテナンスは必要で、710年ごとに塗装工事費用がかかります。

初期費用を抑えたい方におすすめです。

 

▼スレート屋根の家

スレート 事例

スッキリとした印象に。色を工夫することでおしゃれに仕上がります。

 

>スレート屋根についてより詳しく知りたい方はこちら

 

2-2 粘土瓦(和瓦)

和瓦

①耐用年数

60~100

②耐震性

★★★☆☆

③耐風性

★★★★★

④初期費用

9,000〜12,000/

⑤メンテナンス性

30~40年で防水シートの交換(葺き替え又は葺き直し)

⑥見た目

和風。昔ながらの屋根デザイン。

 

粘土瓦(和瓦)は、昔から日本家屋で使われている屋根です。

種類としては、ツヤのある釉薬(ゆうやく)瓦とツヤのないいぶし瓦があります。

重量感もあり丈夫で100年近く長持ちしますが、重たい分お家への負担は大きいです。

和瓦を使用する場合は、外壁や基礎などの耐震強度を高める必要があります。

 

▼和瓦の家

和瓦 事例

和風な造りの家にピッタリの屋根です。重厚感のある仕上がりになります。

 

>和瓦についてより詳しく知りたい方はこちら

 

2-3 粘土瓦(洋瓦)

洋瓦

①耐用年数

40~60

②耐震性

★★★☆☆

③耐風性

★★★★☆

④初期費用

9,000〜12,000/

⑤メンテナンス性

30~40年で防水シートの交換(葺き替え又は葺き直し)

⑥見た目

洋風の瓦。色も明るいものが多い。

 

粘土瓦(洋瓦)は、海外の住宅で使用されることが多い洋風の瓦です。

現在では、おしゃれな屋根材として日本でも用いられています。

耐久性もデザイン性も高いですが、重量感があるので耐震性には注意が必要です。

和瓦同様に、外壁や基礎などの耐震強度を高めることをおすすめします。

 

▼洋瓦の家

洋瓦 事例

赤味のあるものが人気です。洋風のおしゃれな仕上がりになります。

 

>洋瓦についてより詳しく知りたい方はこちら

 

2-4 アスファルトシングル

アスファルトシングル

①耐用年数

15~30

②耐震性

★★★★☆

③耐風性

★★☆☆☆

④初期費用

6,000〜7,000/

⑤メンテナンス性

見た目が気になる場合は塗装

⑥見た目

シート状の屋根、石粒がついており洋風。

 

アスファルトシングルは、アスファルトをしみ込ませたシート状の屋根です。

柔らかく軽いので耐震性も高く、地震の影響も受けにくいです。

昔からアメリカやカナダで一般的に使用されていた屋根ですが、最近では日本でも人気が出てきています。

ただし、薄くて軽量の屋根なので強風には弱く、屋根が剥がれてしまうこともあります。

強い風が吹く、高台や3階建て以上の住宅は注意が必要です。

 

▼アスファルトシングルの家

アスファルトシングル 事例

スッキリとした印象で外壁のデザインを邪魔しません。

石粒が高級感も演出します。

 

>アスファルトシングルについて詳しく知りたい方はこちら

 

2-5 ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

①耐用年数

20~30

②耐震性

★★★★☆

③耐風性

★★★★☆

④初期費用

5,000〜9,000/

⑤メンテナンス性

色褪せが気になってきたら塗装

⑥見た目

薄型でシンプル。瓦の形のものもある。

 

ガルバリウム鋼板は軽量で防水性が高く、錆びにくい金属系の屋根です。

寒冷地などの雪が降る地域でも良く用いられます。

金属屋根の中では比較的お得なので、費用を抑えたい方にもおすすめです。

 

▼ガルバリウム鋼板の家

ガルバリウム鋼板 事例

スレートのようにシンプルなデザインです。

印象が重くなりすぎず、すっきりまとまります。

 

>ガルバリウム鋼板にも種類があります。詳しくはこちら

 

2-6 ジンカリウム鋼板

ジンカリウム鋼板

①耐用年数

30~50

②断熱性

★★★★☆

③耐風性

★★★★☆

④初期費用

7,000〜10,000/

⑤メンテナンス性

傷んだら補修・修繕

⑥見た目

ガルバリウム鋼板よりデザイン性が高い。

 

ジンカリウム鋼板とは、自然石粒付きの鋼板屋根のことです。

ガルバリウム鋼板とほぼ同じ金属ですが、より耐久性・意匠性の高い屋根です。

また、錆が発生しにくいため海が近い塩害地域の方にもおすすめです。

 

▼ジンカリウム鋼板の家

ジンカリウム鋼板 事例

石粒付きの屋根でガルバリウム鋼板より意匠性が高い仕上がりになります。

 

>ジンカリウム鋼板についてより詳しく知りたい方はこちら

 

2-7 トタン

トタン

①耐用年数

10~15

②耐震性

★★★★☆

③耐風性

★★☆☆☆

④初期費用

5,000〜6,000/

⑤メンテナンス性

3~5年毎に塗装メンテナンスが必要

⑥見た目

シンプルな金属屋根

 

トタンは物置、工場などに用いられることが多い安価な屋根です。

現在では新築に用いられることは減少しています。

金属屋根の中では錆が発生しやすいので、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

 

▼トタンの家

トタン事例

外壁のデザインを邪魔しないシンプルな屋根です。

 

>トタンのメンテナンスについて知りたい方はこちら

 

2-8 セメント瓦

セメント瓦

①耐用年数

20~40

②耐震性

★★★☆☆

③耐風性

★★★☆☆

④初期費用

⑤メンテナンス性

10~15年毎に塗装が必要

⑥見た目

和瓦の形のものから薄型でシンプルなものまである。

 

セメント瓦とは、セメントを主成分とした瓦です。

和瓦よりも安価で製造しやすかったため、高度経済成長期の19701980年代に広く普及しました。

しかし現在では、製造されていません。

耐久性が高い丈夫な屋根ですが、セメントなので1015年で塗装メンテナンスが必要になります。

 

▼セメント屋根の家

セメント瓦 事例

見た目は和瓦のような重厚感のあるデザインです。

 

>セメント瓦のメンテナンスについてはこちら

 

2-9 モニエル瓦

モニエル瓦

①耐用年数

20~40

②耐震性

★★★☆☆

③耐風性

★★★☆☆

④初期費用

⑤メンテナンス性

7~10年毎に塗装メンテナンスが必要

⑥見た目

洋瓦風。着色スラリーによって柄有。

 

モニエル瓦とはセメント瓦の一種で、乾式コンクリート瓦とも呼ばれています。

「着色スラリー」という着色剤を使っており、より華やかで彩りの良いデザインが特徴です。

ただし、この瓦も現在は製造されておらず、新築では選ぶことが出来ません。

現状モニエル瓦の屋根の方は、1015年で塗装メンテナンスを行なって長持ちさせていきましょう。

 

▼モニエル瓦の家

モニエル瓦 事例

洋瓦のようなデザインで、おしゃれに仕上がります。

 

>モニエル瓦のメンテナンスについてはこちら

 

2-10 【番外編】屋上防水

屋上防水

①耐用年数

20~30

②耐震性

★★★★☆

③耐風性

★★★★☆

④初期費用

⑤メンテナンス性

7~10年毎に防水メンテナンスが必要

⑥見た目

プールの底のような仕上がり。

 

屋根材ではありませんが、屋上防水を用いることもあります。

防水は、屋根材を固定しているわけではないので、台風で屋根が飛ばされたり、地震で瓦が落ちてくる危険がありません。

ただし、紫外線によって劣化するので定期的にメンテナンスが必要になります。

 

▼屋上防水の家

屋上防水 事例

モダンなデザインのお家に用いられることが多いです。

 

>屋上防水についてより詳しく知りたい方はこちら

 

 


3章 屋根の選び方3パターン

屋根の選び方

屋根は何を重視するかによって、選択が変わってきます。

この章では、耐久性・費用・家の状況に分けておすすめの屋根材をご紹介します。

どの屋根を選んだら良いのか分からない方は、ご要望に合った屋根を一緒に選んでいきましょう!

 

3-1 耐久性で選ぶ

耐久性を重視されたい方におすすめの屋根は粘土瓦・ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板です。

屋根材自体の耐久性が高く、長期間屋根のリフォームが不要になります。

屋根は普段なかなか見えない部分なので、耐久性が高いことは日々の安心にも繋がります。

 

3-2 費用で選ぶ

初期費用を抑えたい方におすすめなのが、トタン・スレート・ガルバリウム鋼板です。

特にスレート屋根は設置件数も多く、施工できる職人も多いので費用が抑えられます。

家を建てて売りたい人にもおすすめです。

トタン屋根は価格が安いですが、耐久性やメンテナンス性が低いので、なかなか選ばれることは少ないです。

 

3-3 立地や状況で選ぶ

立地やお家の状況によってもおすすめの屋根材も変わってきます。

寒冷地では、屋根の上に雪が積もるので水を吸わない金属屋根がおすすめです。

また塩害地域ではトタンやガルバリウム鋼板はさびやすくなるのであまり選ばないようにしましょう。

高台や3階建て以上のお家は、強風のあおりを受けやすいので、耐風性の強い屋根がおすすめです。

また地震が来た時に揺れが大きくなりやすいため、瓦を使用するのも注意が必要になります。

ご自身の要望だけでなく、お家の立地や状況に合った屋根を選んでいきましょう。

 


4章 100%メンテナンスフリーの屋根はない!

屋根の種類についてご紹介してきましたが、

100%メンテナンスフリーの屋根材はないということを覚えておきましょう。

粘土瓦でも、瓦屋根に施工されている漆喰部分は劣化します。

金属屋根も何か物が飛んできて傷がついてしまったら、錆が発生するかもしれません。

 

屋根材自体が丈夫でも、屋根の下の防水シートが劣化したら雨漏りしてしまう恐れもあります。

どの屋根を選んでも、メンテナンスが全く不要になるわけではありません。

定期的な点検や補修を行なって、長持ちさせていきましょう。

 


まとめ

いかがでしたか

屋根を選ぶときは

①耐用年数(耐久性)②耐震性③耐風性④費用⑤メンテナンス⑥見た目(デザイン性)

を比較して選びましょう。

 

各屋根の比較表は以下の通りです。

また屋根を選ぶ時は、何を重視して選ぶかによって変わってきます。

・耐久性を重視するのか

・費用(初期費用やメンテナンスコスト)を重視するのか

・立地や家の状況に合ったものを選ぶのか

考えて選んでいきましょう!

 

どんな屋根を選んだとしても、完全にメンテナンスフリーのものはありません。

定期的に屋根の点検をして、長持ちさせていってくださいね。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

◆各種屋根の寿命が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【写真付】屋根の寿命が一目瞭然!種類別症状と延命措置まで徹底解説

◆屋根材だけでなく、屋根の形状の種類も覚えておくと役立ちます。
【写真付】屋根の形状12種類のメリット・デメリットを徹底解説!

 

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