塗料の種類の選び方が劇的に変わる!たった2つの魔法の質問

塗料を選ぶ際には、

困っている人のイラスト

「その持ち年数は、何の持ち年数ですか?」

「じゃあ、その塗料は、何年持ちますか?」

この2つの質問をするだけであなたのおうちにとってその塗料が本当に最適なのかが分かります。

なぜなら、知識のある業者からは、正しい答えが返ってきますが、そうでない業者からは、誤った答えが返ってくるからです。

その回答例は1章で詳しくお話ししますが、あなたは、このたった2つの質問をするだけで、塗料の種類の選び方が劇的に変わり、失敗しない塗料選びをすることが出来ます。

1章 失敗しない塗料選びはこの2つの質問さえすれば間違いない!

1-1 魔法の質問に対する良い回答と悪い回答

お家のイラスト

良い回答が返ってくれば、その業者さんはしっかりとした知識を持ったうえで、お客様にとって最適な塗料を提案してくれていますので、安心してお任せして大丈夫だと思います。

悪い回答が返ってくれば、その業者さんは、単に知識のない業者さんかあなたを騙そうとしている悪徳業者かどちらかです。どちらにしてもお客様にとっての最高塗料を選んでくれる、最高の施工をしてくれる業者さんではないので、要注意して選びなおす必要があります。

なぜなら2つの質問は正しい知識を持っていなければ決して答えられないからです。

では早速、良い回答と悪い回答を検証していきましょう。

1-1-1【良い回答】この回答が返ってくれば安心して任せてOK

【安心できる!間違いない回答】

お客様:「その持ち年数は、何の持ち年数ですか?」

業者A:「これは、塗膜の持ち年数です。」

お客様:「じゃあ、その塗料は、何年持ちますか?」

業者A:「油性シリコン塗料なので、10~12年持ちますよ」

こんな回答が返ってきた業者さんは、しっかりとした塗装の知識を持っています。

安心してお任せできると思いますよ。

 

(ただし、塗装工事には、他にもいくつもポイントがあるので、合わせてチェックしてみましょう。)

 

1-2-2 【悪い回答】この回答が返ってきたら要注意

【怪しい!失敗する可能性大の回答】

お客様:「その持ち年数は、何の持ち年数ですか?」

業者A:「これは、の持ち年数です。」

お客様:「じゃあ、その塗料は、何年持ちますか?」

業者A:「シリコン塗料なので、10~12年持ちますよ」

こんな回答が返ってきた業者さんは、要注意です。

 

まず、一つ目の質問

「色が長持ちしますよ」という業者は、塗装の本当の目的を分かっていないと考えてください。

塗装には、美観と素材保護の2つの役割がありますが、お家を長持ちさせるためにもっとも重要なのは、色が長持ちすることではなく、素材保護が適正年数保たれることです。

 

続いて、二つ目の質問

「シリコン塗料なので、1012年持ちますよ」

という業者は、その塗料がどんな性能をもった塗料なのか、説明せずに工事をする可能性があります。

塗料について業者に質問するときポイントとなるのは、

・その塗料が水性か油性か

・何の塗料の種類で持ち年数が何年なのか

この2つです。

 

マジックを想像してみてください。

水性マジックは、水に濡れるとにじみますが、油性マジックは、水に濡れてもにじみません。

塗料も同様に紫外線や風雨に晒されていますから、水性の方が劣化が早く、油性の方が長く持ちます。

塗料には数千の種類があり、それぞれに耐久年数と標準仕様が定められています。

それを、カタログを使って、しっかりとした説明をしてくれない業者は、お客様にとって良い工事を提供してくれるとは言い難いです。

そもそも、質問されなければ、塗料の名前も言わず、カタログも見せずに『塗装工事一式』と見積もり書に書いて、全てが不透明なまま工事をする業者もまだ沢山います。

 

よって、この質問をすることで、これからお家に塗られようとする塗料は、本当に適切な塗料なのかを消費者自らが知る機会を手に入れられるのです。

 

1-1-3こうして私は失敗した、お客様の体験談

このたった2つの質問を知らなかったがために工事に失敗し、助けを求めてご連絡くださった方が数多くいらっしゃいます。

実例を交えて、どんなケースがあるのかご紹介します。

失敗例を知っておくことが、良い工事への近道になります。

 

お客様の失敗事例その①

奥様:「同じシリコン塗料でも、A業者は高く、B業者は安かったので、私は、B業者を選んだのよ。

でも、B業者の塗料はシリコン塗料の水性だったの、信じられないわ。」

安いには安いなりの理由があります。

こうして説明なしに工事を契約して、実際に施工してしまう業者は多いです。

水性塗料の方が業者も安価に購入できるため、その分、会社の利益も残ります。

 

安かろう悪かろうの工事を望んでする方は居ないと思います。

適正価格の範囲内でしっかりとした工事をしてくれる業者を選びましょう。

 

お客様の失敗事例その②

ご主人様:「非常に品質が良い、あのシリコンの塗料ですよ!」と言われましたが、実際に塗られていた塗料は、水性塗料だと工事が全て終わった後に知りました。

家内も私も素人です、プロに良いと言われれば、納得してしまうに決まっている。

後日、気になって他の業者に聞いてみたら、その値段なら油性のシリコン塗料に相当する値段ですよ。

と言われた。10年お手入れが要らない良い塗料だと思ったから、高い費用を払ったのに、ぼったくられた。

契約する前にちゃんと見抜けていれば・・・。」

シリコンは塗料のランクの中でも非常に耐久性が長く、品質の良い塗料ですが、水性油性の違いで大きく変わってきます。

この業者が単に知識のない業者だった場合、無知な業者に頼んでしまったことで、7年ほどで次回塗装の時期が来たら、ライフプランもずれが出てしまうと思います。

 

もしくは、高い工事金額を払わせて、実際の施工は品質を落として儲けをすような悪徳業者ならお金も損したし、耐久年数も希望より短くなってしまった。

文句を言いたいけど、施工した業者に電話しても、まったく連絡がつかない。

なんて結末になりかねません。

 

正しい目を持って、塗料や業者選びを進めて、自分のお家にとって最適な塗料を見つけて、大切なお家を守りましょう。

 

ただし、今後おうちの塗装をするうえで、漠然と塗料を選定するよりもある程度、希望条件に合わせて塗料を絞っておくのが良いです。

2章では、シチュエーション別のおススメ塗料をご紹介します。

 

2章 あなたのお家にぴったりな塗料を選ぶ4つのポイント

2-1希望耐久年数で選ぶ

 2-1-1 7~9年持たせたい方は、ウレタン塗料

アパートのお客様などに多いのですが、見た目を数年おきに変えて、お家の印象のを変化させたい方

この先マンションに引っ越すからあと10年お家が守れればいいわという方には

ウレタン系塗料がおすすめです。

代表的なウレタン塗料:セラMレタン(関西ペイント)

 

シリコンやフッ素塗料に比べて耐久年数は落ちますが、価格も抑えることが出来るため、色の変化を楽しんだり、こまめな塗装をすることで塗膜の劣化が始まる前に再塗装ができるので、お家を長持ちさせることができます。

ただし、5~7年ごとに塗り替えをするためその度に足場をかけるので長期的に見たときのコスパは、あまり良くありませんし、近隣の方へのご挨拶などもあるのでお客様の負担は増えてしまうかもしれません。

 

2-1-2 10~12年持たせたい方は、シリコン塗料

今、一番人気なのが、このシリコン塗料です。

10年後に再塗装かなと考えている方は、シリコン塗料がおすすめです。

代表的なシリコン塗料:ワイドエポーレSiシリーズ(スズカファイン)、

SPパワーシリコン(菊水化学工業)

 

2-1-3 12~15年持たせたい方は、フッ素塗料

シリコン塗料より長く持たせたい、足場に囲まれて窮屈なのは、いやだから、なるべく塗装の回数を減らしたい。

そんな方には、フッ素塗料がおススメです。

国内でも有名な施設に使用されている塗料で耐久年数も多くの実績があるので、安心です。

代表的なフッ素塗料:ワイドエポーレFシリーズ(スズカファイン)、

SPパワーフッ素(菊水化学工業)

 

2-1-4 20~25年持たせたい方は、無機塗料 

耐久年数の長い塗料として、25年持つと言われる無機塗料が市場にも出回ってきました。

一般的に熱や紫外線で劣化しないとされている無機成分を多く含むことで高い耐久性を保持することができます。

フッ素は、塗膜が固いため、割れやすいという欠点がありましたが、柔軟性の高い有機成分をバランスよく配分することで、割れにくい塗膜を作ることに成功したのが無機塗料です。

初期費用は高くなりますが、長期的なメンテナンスコストを考えた時に一番お得といえます。

塗り替えの回数を少なくしたい方におすすめです。

代表的な無機塗料:セラスターシリーズ(ジャパンカーボライン)

 

2-2希望プランで選ぶ

2-2-1コスパで選ぶなら 、シリコン塗料

理由は、ズバリ・・・

シリコン系塗料は「価格」と「耐久性」のバランスが取れている塗料だからです!

 

一般的に塗装の塗り替えは10年ごとと言われています。

また、塗装の相場は、30100120万なんて言われることが多いですが

シリコン塗料は、耐久性も高く、耐用年数は1012年、価格も大体120万円位に収まります。

(ただし、同じ坪数でも、お家によって塗り面積が変わるため、価格にはかなり差が出ますし、油性のシリコンの場合の値段です。)

コスパで選ぶなら油性のシリコン系塗料がおすすめです。

 

2-2-2価格のバランスも保ちながら長持ちさせたいなら、フッ素塗料

塗装のたびに足場に囲まれ窮屈な思いをしたり、数百万の工事を数年ごとにと考えるとなかなか気が乗りませんよね。

そこで1回の塗装でとにかく長持ちさせたいという方には、フッ素系の塗料がおすすめです。

フジテレビや国際展示場など国内有数の建物にも使用されている塗料で、耐久年数は15~20年と長く、実績も多いです。

塗り替えの目安と生涯コストのグラフ

初期費用は高くなりますが、無機塗料よりも金額を抑え、長い耐久年数が期待できるため長期的に見た時にメンテナンスコストがお得な塗料です。

 

無機塗料だと、長い耐久年数ではありますが、戸建て住宅の工事実績がまだ少なく、かなり費用も高額なため、お願いする業者さんが、その塗料でどのくらいの工事件数があるのか、保証はしっかりしているのかなど、より気を付けて見てみましょう。

塗装をするそばから、次回の塗装のことを考えるのはなかなか気が引けますが、各ご家庭のライフプランから次回塗装の時期を見据えて塗料選びをすることが重要です。

 

2-2-3夏涼しく・冷房費節電したいなら、遮熱塗料

夏の暑さを軽減し、冷房費をお得にしたいなら、遮熱塗料がおすすめです。

お家を守り、環境にも優しいエコな塗料です。

遮熱塗料の効果

この遮熱塗装により、表面温度は20℃ほど下がり、室内だと2~3℃は変わってくるので冷暖房にかかる費用を大幅に節約できます。

工事されたお客様からは『真夏は2階に上がるのが大変だったけど今は全然違う!』との声も。

どうせ塗装するなら遮熱効果も含んだ塗料がお得です。

 

2-3仕上がりの風合いで選ぶ

2-3-1今のおしゃれな柄を残したいなら、クリヤー塗料 

柄が残せる透明なクリヤー塗料がおすすめです。

通常、塗装となるとベタ塗りが一般的ですが、タイル調などのおしゃれなデザインのサイディングボードのお家の方にはこのクリヤー塗料がおすすめです。

塗料が透明なので、今のデザインをそのまま維持しながら塗装することができます。

透明感があり、光沢が出るため高級感も出ます。

新築時のままの今のデザインを維持したい方に人気です。

 クリヤー塗装の施工事例

 

2-3-2つやがない仕上がりにしたいなら、艶消し塗料

つやなし塗料がおすすめです。

塗装と言うと、光沢が出るので、テカテカするイメージが強いという方もいます。

実際、テカテカした仕上がりの方が、水の弾きも良いため耐用年数は長くなります。

しかし、毎日帰るお家です、マットな塗装や落ち着いた風合いが良い方も多いと思います。

つやを限りなく消した「つやなし」の塗料もありますし、「3分つや」、「5分つや」、「7分つや」などつやの度合いを調整することもできます。

 

2-4お家の構造で選ぶ

2-4-1 海沿いの地域の方、塩害に強い塗料なら、フッ素塗料or無機塗料

地域によっても塗料の選び方に違いが出てきます。

特に、顕著な例が、「塩害」地域です。

神奈川県は特に、海沿いの地域も多いため、塩害に悩まれている方も多くいらっしゃいます。

塩害は塗装の劣化を促進させるため、通常より23年耐用年数が短くなります。

塩害による外壁劣化

そこで、塩害地域のお客様におすすめなのが、「フッ素塗料」または「無機塗料」です。

塩の被害に強い塗料やもともとの持ち年数が長い塗料を選ぶことで長期的に見たメンテナンスコストを抑えることが出来ます。

海沿いのお家は家から見える景色も素晴らしく、慣れ親しんできた環境かと思います。

各地域の特性と上手く付き合って、塗料を選ぶことが重要です。

 

2-4-2 西暦2000年頃に建てられた直貼りのお家なら、透湿性塗料

お家の構造によっても、塗る塗料が変わってきています。

サイディングボードの例ですが、お家の構造によって使える塗料が限られる事例も出てきました。

 

現在では、「通気工法」という工法が一般的になっていますが、以前は「直張り」という工法が主流でした。

なかなか聞き慣れない言葉かと思いますので図を使ってご説明していきます。

直貼り工法の図説

簡単に言うと、家の骨組みとなる柱とサイディングボードとの間に

「隙間がないのが、直張り工法」

『隙間があるのが、通気工法』

です。

 

要注意しなければならないのは、「直張り工法」のお家です。

今、問題となっている事例は、この直張り工法の家に塗装をした時に油性の塗料でがっちりと固めてしまうことにより、家の中から放出される湿気の逃げ道がなくなり、柱自体を腐食させたり、外壁に塗った塗料に影響を与え外壁の塗装の剥がれに繋がる案件が出てきています。

 

この場合、塗装するには、油性の塗料ではなく、透湿性のある水性の塗料を選ぶことが適切です。

実際に、直張りのお家のお客様からご相談いただいた際は、状況をお伝えし、水性塗料での塗装かサイディングボード自体の張り替え、または、既存のサイディングボードの上に新しいボードを覆うように被せるカバー工法工事をご提案しています。

塗装に比べて、後者は金額もかかるため、お客様の今後のライフプランに合わせてご選択いただくことが重要です。

 

このようにお家の構造によっても塗る塗料は変わってきます。

自分のお家が直張りなのか、通気工法で建てられているのかご自分で判断されるのは、難しいかと思いますので、専門家に一度診断してもらうことをおすすめします。

 

自分の求めていた塗料は見つかりましたか?

この塗料だ!と当てはまった方もそうでなかった方も、大事なのは、どの塗料を使用するのかではなく、自分は、どんなライフプランやどんな仕上がりを思い描いていてそれをかなえるために最適な塗料は何かです。

しっかりと依頼する業者さんにそれを伝えましょう。

 

3章 知っておくと便利!塗料の種類と耐久年数

最後に、知っておくと便利な使える塗料の知識をお伝えします。

正しい知識を持っているとその分、塗料選びも早く、そして的確に選定していくことができます。

 

3-1塗料は色のついた粉と油から出来ている

そもそも塗料とは、何から出来ているのかご存知ですか?

塗料とは、色の基となる「顔料」(=粉)

膜をつくる「樹脂」(=油)を混ぜ合わせたものです。

塗料の成分

そうは言っても顔料や樹脂など馴染みがなく、なかなか想像がつかないと思います。

皆さんの身近にあるもので思い浮かべてみてください。

 

色の基となる顔料を黒板のチョーク、膜をつくる樹脂を食用油に置き換えて考えてみましょう。

黒板消しのイラスト        食用油のイラスト

膜をつくる樹脂となるもの、ここでは食用油で考えてみます。

油まみれのフライパンにお水をかけると水をはじいて、なかなか油汚れが落ちませんよね。

他の例だと、車のワックスもかけたての時は、雨の日は雨水をはじいていると思います。

原理は、全て同じで、油の膜を張ってコーティングをする役割を持っているのが樹脂です。

 

では、色の基となるもの、ここではチョークを例に取りますが、チョークを手で触ると粉がつきますよね。

お家の外壁には、この粉が塗られて色がついているので例えば、ピンクのお家ならピンクの粉、青いお家なら青い粉、白いお家なら白い粉が入っています。

色のついた粉のままだと、さらさらしていて壁に密着しないですし、仮に壁に色がついたとしても、雨で洗い流されてしまいます。

もちろん、粉なので外壁を守ることもできません。

そこで、膜をつくってくれる油で、外壁をコーティングすることで水を弾き、雨から中の木材や鉄筋、色落ちから守ってくれるんです。

塗料は、この色のついた粉(顔料)と膜をつくる油(樹脂)を練り合わせて作ったものです。

 

これから、お話ししていくのは、この樹脂の種類についてです。

この樹脂の種類によって、塗料は大きく変わります。

では、さっそくそれぞれの樹脂の違いをご説明していきます。

 

3-2抑えるべき塗料の種類は、たった4種類

一般的に塗装に使われる塗料には大きく分けて、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4種類があります。

実は、塗料の選定は簡単でこの4種類の中から選ぶと大きな失敗がありません。

ただし、塗料によって、価格や耐久年数が変わってきますので希望の条件に合わせてプランを選択する必要があります。

下記の図をご覧ください。

塗料の種類

このように大きく4つの種類に分かれます。

そして、それぞれにメリット・デメリットがあります。

価格と耐久性のバランスを見ながら、今後のライフプランに合わせて、塗料をお選びいただくことが大切です。

 

その前に、塗料を選ぶうえでもう一つ気を付けなければならない重要なことがあります。

 

3-2水性・油性による耐久年数の違い

塗料を選ぶうえで、同じシリコンでも、「持ちが長いシリコン塗料」と「持ちが短いシリコン塗料」があります。

そのカラクリをお教えします。

同じ樹脂でも、耐久年数が変わる場合には、その塗料が「水性」か「油性」かで変わってきます。

 

◆水性塗料と油性塗料の違い

・混ぜるものが違う

水性の塗料・・・①塗装缶(本体)+②水(希釈用)

水性塗料

油性の塗料・・・①塗料缶(本体)+②硬化剤(固めるため)+③シンナー(希釈用)

油性塗料と混ぜるもの

混ぜるものが水なのかシンナーなのかの違いで耐久年数が変わってきます。

 

◆水性塗料と油性塗料の耐久年数の比較

水性塗料と油性塗料の比較

上の図を見て分かるように、油性のシリコンは1012年持つのに対し、水性のシリコンは57年しか持ちません。

水性・油性の違いを知らないと

「シリコンの樹脂を選べば、10年持つのね」と思ってしまいますがそうではないんです。

 

なぜ、水性か油性かで耐久年数に違いが生まれるかと言うと、冒頭でもお話ししましたが、マジックを想像すると分かりやすいと思います。

水性マジックは、雨に濡れるとインクがにじんできますよね。

油性マジックは、雨に濡れてもインクがくっきりと残っていると思います。

塗料も同じで、水性よりも油性の方が断然長持ちします。

塗料には、数千種類あるとお伝えしましたが、一般的に出回っている主流の塗料は、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4種類の樹脂に分けることができます。

塗料は日々進化しているので、シリコンとフッ素の間の耐久年数のラジカル塗料や、フッ素より長く持つ無機塗料なども最近は、出回ってきました。

正しい知識を持ちながら、自分のお家にあった塗料を自ら選択していくのが賢い塗料の選び方です。

 

施工業者にも、自分の描いているライフプランや希望の施工内容をより具体的に伝えることが塗装においては、何よりも大事なことです。

 

まとめ

塗装の役割には、美観、素材保護の2つがあります。

もちろん、毎日帰ってくる家族の集まる大切なお家ですので、見た目が綺麗でわくわくするような外観であることは重要です。

ただ、忘れてはいけないのが、素材保護です。

皆さんは、定期的に健康診断を受けられていますか?

定期的に調べてみることで、悪い所がないか知っておき、悪いところがなければ安心ですが、良くないところが見つかれば治療をするはずです。

 

ただこんな経験はありませんか?

病院にかかるのはお金もかかるし、なかなか時間も作れないし、適当に市販の薬を飲んで、じきに治るのを待とう。

しかし、日にちが経てどもなかなか治らない、むしろ症状がわるくなってきた。

仕方ない、病院に行ってしっかり診てもらおう。

何だ、お医者さんから処方された薬を使ったら、2日で良くなった。

早く病院に行っていれば、ちゃんと症状に合った薬を買っていれば、こんなに苦しまなくても済んだのに、お金も時間も無駄にしてしまった・・・。

 

塗料選びも同じです。

皆さんの大切なお家にとって、どの塗料を塗ってあげれば良いのでしょう?

なんとなくこの塗料かな、業者さんがこの塗料を持ってきたから、良く分からないけどこの塗料でいいかな、では、大切なお家にとってベストではないかもしれません。

重要なのは、正しい知識を持って、比較検討したうえで、選択することです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。